花と畑と その他 諸々…

半自給自足の生活を目指し、鍬とスコップと鎌で
時には鳥と話をしながら花と野菜を作っています。

真夜中の訪問者

2020-01-20 10:55:15 | 介護
ある夜のこと

姉の所に、近所に住むお義姉さんが訪ねてきた。
時刻は深夜12時過ぎ。

チャイムを鳴らし、ドアをドンドン叩くが出てこない。

お義姉さんは、諦めて帰られたそうな(翌日、ご本人の話)

そりゃそうだ。

姉は、昼間、私がチャイムを5~6回鳴らしても出てこない。
いないのかと思って、念のため電話をかける。

「今、何処にいるの?」
「ウチにいるよ~」てな調子。

それに、姉の就寝時間は早い。
午後6時にはベッドに入る。

そんな姉サマが、深夜12時に出てくる訳がない。



肝心の用件は何だったのか、というと

「昼間来た時、入れ歯を忘れたので取りに来た」

「……」

まぁ<他人の家で義歯をはずし、それを忘れてくる>というのも、なんだか…ね。




高齢者のキャッシュレス時代

2020-01-14 11:27:27 | 介護

昨年末、姉の所に近所に住む義姉さんが訪ねてきた。

「こんなに朝早く(午前7時)何処に行くん?」

「昨日、スーパーで買い物をしていたら、これからは今のお金は
使えなくなると聞いた。だから今から郵便局に行って換金してくる」

「そんなことはないよ。それに今日は大晦日で郵便局は開いてないし」
と言っても聞く耳を持たず、実際に行かれたらしい。

顛末は聞かなかったけれど、なにしろ2人とも難聴だし。

お義姉さんは若いときは、かなりの美人で(写真を見せてもらった)
頭の回転も速い。

しかし、寄る年波には勝てず

出先で「認知症扱いをされた」と言って腹を立てて帰って来られる時が度々ある。

補聴器って、買ってはみたものの塩梅が悪くて
ほとんど使わないという人が案外いる。

なんとかならないものかしらね。

笑って済ませるトラブルの内はいいんだけど。




お正月 さながら老健のごとし我が家

2020-01-03 15:51:44 | 介護
 
お正月
4人の姉の内、子供と同居の姉を除いてウチに来る。

2人の姉は足が曲がらないと言って、椅子で炬燵に入るのだけれど
用意していた椅子は低くて
「前回それで腰を痛めた」と言って食卓用の椅子を持ってくる。

隙間から暖気が抜けて、スースーする。
ファンヒーターがついているのだから、足を入れなくてもと思うのだけれど
お正月だし、姉さまだし、文句は言うまい。

食事時、食べ物をこぼすのが目に入る(つい見えてしまうのよ)

「バァさまの使っていたエプロン、持ってこようか?」と言うと
「要らん」

入浴時には
持ってきたはずのパジャマがない!下着がない!と大騒ぎ。
起床時にも、着るものがどっか行った…と騒がしい。
(誰かが盗ったと言わないだけマシか)

そういう時の為に、亡くなった母の服を残してあるのだけれど

なんせ

2人とも、私より体重が15㎏も多い。

「何も食べんのに、なんで体重が減らんのやろ…」
(しっかり食べてますよ)

でも、まぁ長姉はそんな風にわがままだけど
ガソリン価格や車種、電車やバスの乗り方など、私より詳しい。

ストレスのない人は長生きするんだろうな。