南の海のワナビ

小説家を目指す「南野海」の野望ははたして達成されるのか?

CSI:ニューヨークがなんかすごいことに

2007-06-20 23:10:57 | アメリカドラマ
 CSIっていうのは、刑事だか鑑識課だかよくらからん連中が、科学捜査で証拠を集めながら、事件を解決していくアメリカドラマです。
 ラスベガス、マイアミに続く第三弾であるニューヨーク編では、シーズン2に入るや否や、シーズン1の主要メンバーのひとり、エイデンが抜け、新たにリンジーが加わっていました。
 しかしそれがまさかこんな展開になるとは?
 いや、はっきりいってこれは予想外でした。

 エイデンがメンバーから外れたのは、殉職でも移動でもなく、クビになったのです。
 まずこのへんが、変わってます。
 日本の刑事ドラマで、メンバー交代の理由が解雇なんてあったでしょうか?(いや、南野が知らないだけかもしれませんけど)
 そして解雇の理由が、証拠のねつ造。
 エイデンは、連続レイプ犯を追いつめながらも、証拠不十分で釈放するしかありませんでした。
 犯人なのは明確なのに、有罪に出来ない。
 エイデンは、新たな犠牲者が出るのを防ぐために、証拠をねつ造しようとしてしまうのです。しかもそれをマックに知られた。
 マックは涙をのんで、エイデンを解雇せざるを得ませんでした。
 ドラマによっては、証拠をねつ造してでも、悪を追いつめることを良しとするものもあります。
 現実ではできないとしても、ドラマの中ではそれを認めてもいいだろう。
(ミステリーなんかでも、探偵が正義の名において、似たようなことをやってるのがあります)
 法で裁けない悪党は、方を超越して裁け。読者や観客はそれを望んでいる。いけいけゴーゴーってことです。
 しかしこのドラマはそれを許さなかった。
 証拠の積み重ねによって、真実を暴き出す仕事の自分たちが、証拠をねつ造することを認めることは出来ない。
 マックはその考えから部下をさばかざるを得なかったわけです。
 エイデンは「必ずあいつを逮捕して欲しい」と、レイプ犯の逮捕をマックに託して去るしかありませんでした。

 で、しばらくは別の事件が続いていたのですが、シーズン最終話のひとつ前の話で、とんでもないことが……。
 車の中から発見された黒こげ焼死体の、頭蓋骨から復元した顔がエイデンのものだったのです。
 つまりエイデンは退職後も探偵としてレイプ犯を追い続け、逆に殺されてしまったのです。
 これはほんとに予想もしてませんでした。
 外したキャラをこういうふうに使い回すのかと?
 もちろん、マックたちは今度こそ、証拠を固め、犯人を捕まえるのですが、エイデンのファンだった人は納得いかないんじゃないでしょうか?

 さらには予告では、シーズン最終話でフラックが爆発に巻きこまれて重症に。
 ひょっとして死んじゃうんですかね?
 そうでなくても、ステラがストーカーと化した元恋人を射殺したばかりだというのに。
 なんか他のシリーズに比べて、なんか殺伐としてきましたよ。
 もともとシリーズの中ではもっともダークな雰囲気を漂わせていたのですが、シーズン2にはいって、妙に明るくなったと思っていたのはかんちがいでした。
 CSI:ニューヨークはダークです。

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