南の海のワナビ

小説家を目指す「南野海」の野望ははたして達成されるのか?

人(立場)によって評価は変わるよ

2007-02-06 23:09:51 | 作家への道
 前回、新人賞に明確な評価基準なんてないってことをお話ししましたが、きょうは出版社によって求めているものがぜんぜんちがうっていうお話を。

 出版社の実名を出すと、よけいな敵を作りそうなので、仮名(イニシャルじゃないですよ)にします。
 A社。ここの新人賞ではライトノベルも出していますが、一般小説も出しています。
 B社。こっちはライトノベルのど真ん中。というかライトノベルの中でも特定のジャンルだけを集めている感じです。
 まあ、はっきりいって、まったく性格の異なる賞です。
 この二社から言われてみたことを比較検討してみましょう。

 A社。こっちの新人賞では、最終候補作まで上がりました(といっても、応募総数自体が少ないんですけどね)。
 こっちは最終候補作とういことで、ネット上で批評がされています。
 南野の小説は、三人の審査員の方には無視され、最後の一人の方に評価されています。
 それを引用すると、どの賞かわかってしまうので、要約します。
 簡単に言うとこういうことです(南野の脳内要約)。

「う~ん。まあまあだね。つまらなくはないよ。だけど、なんつうか、いかにも売れ線を狙って書きましたって感じだね。この賞じゃそんなものはもとめてないんだよ。もっと内側から迸るものをだね、ばば~んと出しなさいよ。君じゃなきゃ、書けないものを書けよ。それはライトノベルだろうとなんだろうといっしょ。志がひく~い」

 いや、あくまでも南野の脳内要約ですから。じっさいにはこんなえらそうに言ってるわけじゃありません。

 ではB社はどうか? こっちはべつの作品だけど、まあ、似たような傾向のもの。出来も同じくらいのもの(と南野は信じてます)。
 ここでは残念ながら一次落ち。ただし応募者に評価シートが送られます。
 そこで書かれていたことを、やはり南野の脳内で要約すると。

「あ~、ちみちみ、だめだよ、こんなコンセプトじゃ。君が書きたいものを書いたって読者はついてこないよ。独りよがりなんだよ。読者不在ってやつ? もっとうちの読者がなにを求めてるか研究して、それに合わせなくっちゃ」

 いや、じっさいそんないやみったらしいことを書いてたわけじゃありませんけど、南野のにはこう聞こえたんですよ。
 まあ、どのみち、じっさいの評価表はここじゃさらせません。

 個人の感情でデフォルメされましたが、言ってることはどちらもおおむね合ってます。

 なんか変でしょう? 言ってることはほとんど真逆です。

 まあ、こういう経験をしているから、新人賞は運に左右される面があると思ってしまうんです。

で、なにが言いたいかっていうと、一度や二度の落選でめげてちゃだめだってことですよ。僕と同じワナビのひとがどれくらいこのブログを読んでくれてるのかわかりませんが、お互いがんばりましょう。



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