ジョン・ウー節炸裂の「Ｍ：Ｉ-２」

　日曜洋画劇場で「ミッション・インポシブル２」やってたんで見ました。もう三回くらいは見てるけど。
　スパイ映画なのになぜかジョン・ウー節炸裂の不思議な映画。
　一作目のミステリーチックな雰囲気など欠片もありません。
　あらすじはというと……。
　敵は新型ウイルスとそのワクチンで大もうけ仕様としている悪党で、主人公イーサンの影武者を演じたことのある元仲間。
　使命はそいつの元女をこまして、スパイとして送りこみ、ウイルスを取りもどすこと（そう書くと身も蓋もないな）。
　んで、ウイルスのあるビルに忍びこんで、ウイルスを一本だけ残して無力化した時点で敵が乱入。で、銃を突きつけられたヒロインが、ウイルスの入った注射を持ってこいと命じられると、ヒロインなんと自分に注入。さあ、これで敵はヒロインを殺すことができなくなった。
　しかし、ヒロインの命はワクチンを打たないとあと２０時間。
　ここで、イーサン、なんてこった。俺のせいだ。なにがなんでも助けてやるぞと熱血（このへんがジョン・ウー）。（ふつう、スパイなら見殺しだよね）
　もっともジョン・ウー節本番はこっから。
　もちろん、鳩飛ぶよ。
　二挺拳銃？　とうぜんです。
　バイクは空中でぶっとぶわ、車はふっとぶわ、最後なんか、スパイ映画？　なにそれ？　状態で、男と男のタイマン勝負です（笑）。
　なにせ、奪い取ったナイフを投げすて、素手ゴロやってますから。
　もっとも最後はアクロバティックなガンアクション（マカロニ・ウエスタン風）。
　もうとことんアクション見せることに特化した作品。
　一作目と三作目の間で、ちょっと浮いてます（笑）。

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