法月綸太郎さんの「生首に聞いてみろ」、文庫落ちしてようやく読みました。
正直この人の小説は読むのが凄いご無沙汰。っていうか、この本自体出たのが、すごいご無沙汰でしたよね。南野はハードカバーのときは買わなかったけど。
で、内容はというと、ショッキングなタイトルに似合わない地味な話。
けっこう長い話なんですが、物語の半分くらいまで行かないと、人が殺されませんよ。
殺されるのはひとりだけ。
まあ、生首が出てくるあたり、あまりおだやかな話でもないんですが、そんなに怖い話でもありません。
「このミス」で一位に選ばれた秀作なんですが、正直ちょっと退屈かな?
南野はもともとクイーンよりカーのほうが好きなんで。
島田御大とかの、ど派手な話のほうに心が傾きます。
それにこの人の文体とか会話文って、みょうにおっさんくさい感じがしました。
殺された娘にしても、「おまえほんとに二十歳か?」ってくらい大人びてたし。
なんかもう、新本格っていう感じじゃないですねぇ(っていうか、新本格ってもう死語?)。
けっこうお年の島田御大のほうが、ずっと若々しい文章書きますよ。
ネガティブな感想になってしまいました。
ちょっと、南野の趣味じゃありません。訳のわかんない怪人だの、密室だの、天才探偵だのが出てくるうわっついた話より(南野はそういう話が好き)、地に足がついたミステリーが読みたい人にはいいかも。
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正直この人の小説は読むのが凄いご無沙汰。っていうか、この本自体出たのが、すごいご無沙汰でしたよね。南野はハードカバーのときは買わなかったけど。
で、内容はというと、ショッキングなタイトルに似合わない地味な話。
けっこう長い話なんですが、物語の半分くらいまで行かないと、人が殺されませんよ。
殺されるのはひとりだけ。
まあ、生首が出てくるあたり、あまりおだやかな話でもないんですが、そんなに怖い話でもありません。
「このミス」で一位に選ばれた秀作なんですが、正直ちょっと退屈かな?
南野はもともとクイーンよりカーのほうが好きなんで。
島田御大とかの、ど派手な話のほうに心が傾きます。
それにこの人の文体とか会話文って、みょうにおっさんくさい感じがしました。
殺された娘にしても、「おまえほんとに二十歳か?」ってくらい大人びてたし。
なんかもう、新本格っていう感じじゃないですねぇ(っていうか、新本格ってもう死語?)。
けっこうお年の島田御大のほうが、ずっと若々しい文章書きますよ。
ネガティブな感想になってしまいました。
ちょっと、南野の趣味じゃありません。訳のわかんない怪人だの、密室だの、天才探偵だのが出てくるうわっついた話より(南野はそういう話が好き)、地に足がついたミステリーが読みたい人にはいいかも。
生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)法月 綸太郎角川書店このアイテムの詳細を見る |
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