南の海のワナビ

小説家を目指す「南野海」の野望ははたして達成されるのか?

カノン分裂

2007-07-22 22:22:37 | 作家への道
 ちょっと前に、「カノン……死亡?」という記事を書いた南野ですが、どうやら死亡ではなく分裂らしいです。
 スタジオセロの社長だった森山さんが、セロから独立して、カノン文庫を立ち上げようとしています(正確にはカノンの名前は変えるようです)。
 一方、スタジオセロはセロでカノン文庫を引き続き募集しています。
 もう、完全に内乱のようです。

 セロを出た森山さんの言い分はこっちのサイトに書いてあります。
 http://studiocello-kanon.at.webry.info/

 一方、スタジオセロの方は、そんなことはまるでなかったとばかりに、サイトではいっさいの説明をしていません。

 南野としても、原稿を応募していなければ、対岸の火事として見ていられたのですが……。
 応募を検討していた方は、こういう事情があることを考慮に入れておいた方がいいと思います。


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「時をかける少女」はなんか泣ける

2007-07-22 02:44:17 | アニメ
 テレビで「時をかける少女」やってたんで、思わず見ちゃいました。
 原田知世主演の実写版は見てないんですが、部分的に見た映像から判断するに、なんか安っぽい感じがどうしてもします。アニメのこっちの方が、おとなの鑑賞に堪えられるような気がするんですが……。

 この話のメインのキャラクターは三人。主人公、真琴と、千昭、功介。
 女ひとりに男がふたり。しかも、女はどちらの恋人でもない。
 なんか昔からの青春ものの定番のような設定です。
 今の遊んでる高校生から見ると、むしろ不自然すぎる設定ですが、もう青春の時期を過ぎてしまった者から見ると、なんともまぶしい。
 真琴は三人でいっしょの時間を大切にし、それが壊れてしまうことを恐れています。だから千昭に告白されたとき、どうしようもなくとまどってしまうのです。
 こういう感覚はおとなになるにつれて、失っていくのではないでしょうか?
 この映画はそういうところを突いてくる映画なのです。

 ここから、話の重要な部分に関してネタバレします。


 この物語のもっとも重要な転機であり、もっともうまい演出をしている部分は、功介の踏切事故のシーンでしょう。

 功介が真琴の自転車を借りるというメールが入り、ブレーキが壊れることをあらかじめ知っている真琴が止めようと必死で走ります。
 いざ現場の踏切に行ってみると、ふたりはいない。安心したところに、千昭から電話が。
 タイムリープしていることがばれます。
 それをなかったことにするために、タイムリープの最後の一回を使ってしまいます。
 その直後に、現れた功介と後輩の彼女。
 ブレーキが壊れる自転車と、それを必死で追いかける真琴。
 このへんの演出はうますぎます。
 さらにそれを助けるために、最後のタイムリープを使い、自分が未来人であることをつげて、真琴の前からさっていく千昭。

 自分の馬鹿さ加減に号泣する真琴ですが、最後の望に気づきます。
 踏切事故の時、千昭が時間を戻したおかげで、真琴には最後の一回分のタイムリープが復活したことです。
 このへんもほんとうにうまい。
 そして真琴は、過去に戻り、千昭を未来に送り返します。
 このとき、真琴は、女ひとりと男ふたりの関係にけりをつけ、千昭が好きなことを自覚します。
 青春時代にだけ許された微妙な関係はいつか壊れてしまうのです。そして新たな方向に動き出していくのです。
 おとなは体験的にそのことを知っているのでしょう。
 だからこの話を見たとき、懐かしいと思うと同時に、泣けてくるのです。

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