南の海のワナビ

小説家を目指す「南野海」の野望ははたして達成されるのか?

今年の直木賞は?

2007-07-18 23:30:52 | 読書
 今年の芥川賞と直木賞が決定しましたね。純文学に縁のない南野としては、芥川賞は無視して、直木賞について語ってみたいと思います。
 受賞者は松井今朝子さん。
 受賞作は「吉原手引草」。
 神隠しにあった花魁(おいらん)のなぞを江戸・吉原の遊郭の住人たちが語っていく時代小説。だそうです。

 う~ん。正直、南野にはあまり興味のない話。そもそも不勉強にしてこの作者の名前を知りませんでした。
 この作品って、時代小説だけど広い意味ではミステリーにはいるんでしょうか?
 だけどミステリー作家なら読んでなくても名前くらいは知ってるはずなんですが。

 南野としては、北村薫、桜庭一樹、万城目学の三人のうちから取ってほしかったところです。
(っていうか、今回の候補者で読んでるのはその三人だけ)
 まあ、三浦しをんさんに引き続き、万城目学さんが受賞したら、さすがにボイルドエッグズがおいしすぎって気もしますが。
 桜庭一樹さんの本はあんまり読んでませんが、それでもラノベ書きとしては応援したいところ。ラノベの地位向上のためにも。
 北村薫さんは、日常系ミステリーの第一人者で、南野も「覆面作家シリーズ」とか大好きです。まあ、一昔前なら、ミステリーの地位向上のためにもって言いたいところですが、最近じゃミステリー作家の受賞はけっこうふつうですからね。

 よくわかりませんけど、やっぱりこういう審査って、格調とか文学性とかを重視するんでしょうか?
 芥川賞はともかく、直木賞はエンターテインメント小説、いわば大衆娯楽小説なんですから、そういうものより、単純におもしろさとか、大衆受けとかで選んで欲しい気がするんですが。
 はっきりいって、ノベルズとか文庫書き下ろしとかからも選んで欲しいところです。
 まあ、賞の権威は今よりちょっぴり落ちちゃうかもしれませんけどね。

吉原手引草
松井 今朝子
幻冬舎

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コメント
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