ウッドストックのチーム員である、村山選手が、3/25に開催された
OKAYAMA RR第一戦 インターST600に参戦するという事で手伝いに
行って来ました。
当初は、前日の2S枠を自身も走ろうと思っていたのですが、2S枠が
1本しかなく断念し、村山選手のヘルパーに徹しつつ、自身のスキル
アップも目指しての岡山入りです。
ヘルパーは39くまさん監督の若林君も一緒なので非常に心強いです!!
村山選手が、夜勤&仕事のクレーム??で、サーキット入りしたのが10時前と
なってしまい、朝の走行枠走れなくなってしまいました。。。
今回、ウッドストック久保代表と色々と打ち合わせをして新しいセッティング
ノートを作ってみましたので、早速、試しに使用してみます。
土日と二日間使ってみて色々と改善点が見つかりましたが、非常に使いやすく、
私も含めてチーム員の皆もセッティングの勉強になると思います!
久保代表!有難うございます!!
今回のレースの目標は、(私が事前に勝手に決めた目標ですけど・・・)
気温が低い時期の今回のレースで、村山選手が昨年の自己ベスト近くのタイムを
出す事で、今シーズンは、上昇し続けてもらおうと言うのが目標です。
■ 3/24(土)練習 1本目
時より雪も降り風も強いのですが、路面温度は20度くらいあり、ライダー&
ヘルパー共に士気は高いです。
が、タイムが上がって来ず・・・
ピットでは、最終コーナーから立ちあがってくる村山選手の走りを見ながら監督と
議論をし、次のセッティングの方向性を決めます。
どうやら、初期旋回が足らず立ち上がりに向きが変わっていない為にアクセルを
開けれていないようです。
ピットに入ってきた時のタイヤの状態と、ライダーのコメントでセッティングの
方向性の判断をする事にしました。
走行後、タイヤの状態チェックをします。やはり寝かせれていないようです。
フロントが端まで使えていませんでした。
ライダーのコメントも、ハンドリングに切れ込みを感じるのと、バイクを寝かし
難い、初期旋回が足りないとの事でした。
初期旋回をしやすく、切れ込みを抑える為に、リヤの車高を下げます。
■ 3/24(土)練習 2本目
気温が下がり 路面温度も13度と一本目より状況が悪くなっていますが、
現状のタイムだと関係ないだろうと(笑)、相変わらず士気は高いです。
リヤタイヤを新品にしてライダーを追い込もうとしたのですが、セッティングの
違いを同じ状況で確認したいとのライダーのコメントで、ピットイン時に新品に
交換する事にしてライダーを送り出します。
コースインして2周ぐらいでピットに帰って来ました。
セットが良くなったとの事で、タイヤ交換をして欲しいとの事です。
ZX-6RR、リヤタイヤの交換、面倒なんですよね。。。
が、監督が一発でタイヤ交換を決めて、すぐにライダーをコースへ送り出します。
さすが、監督、本番に強いです!!
最終コーナーを見ていても少し改善されています。タイムも今年一番のタイムを
記録しますがまだまだです。
ピットでは監督とセットの方向性を話し合います。大幅なタイムアップが出来ず、
時間が経過していきます・・・ と、監督が私に、
『ピットに入れてリヤのプリを大きく触って方向性をみましょう。このままだと
明日の方向性が掴めない』と、提案してくれました。
私としては、このタイムでセットを詰める事に疑問を感じつつ、監督の言う事も
一理あるなと悩みましたが、監督の案で、残り5分でピットへ入れます。
リヤのプリを大きく振って慌ててライダーを送り出します。
と、その時、制限速度の決まっているピットロードでスピードを出して追い抜き
ながらコースインする国際ライダーがいました・・・
残り時間が少なく、焦る気持ちはわかります。村山選手も同じ気持ちですが、
ルールを守ります。
バイクレースはスポーツです。危険なスポーツですから特にルールが重要で
守る必要があります。
ピットロードでの事故が多発したのが原因で、ピットロードに速度規制が
出来ました。
国内ライダーの模範とならないといけないはずの国際ライダーがそのような走りを
するのを見てがっかりすると共に、自身は、周囲に模範を見せれるライダーで
いたいと強く感じました。
走行が終わり、村山選手よりコメントを聞きます。リヤのプリを大きめに
かけたのは×との事。
ただ、二次旋回は、少しでたとの事。タイムがあまり出てないので何とも
言えないですが、村山選手の久保代表への報告結果を聞いてセットを決める
事にしました。
その夜、村山選手と、話をした中で、クレームと夜勤明けで、今日は体が
思うように動かす事が出来なかったとの事。今晩は、ゆっくり寝れるので
明日は大丈夫です!!との事。
明日に期待を持ちつつ、やはりレースはスポーツだと思いました。
他のスポーツで前日に徹夜なんてあり得ないですもんね。
明日の予選に期待して就寝です。
■ 3/25(日)予選
セットは、リヤのプリを少し抜いてみます。タイヤは、新品ではなく、
15分程度走行した中古タイヤです。一番先頭にバイクを並べて
コースインします。
2周目に、昨日のベストラップを1秒近く更新します!!
昨日の2本目の枠とタイヤもセッティングも殆ど変わっていないのにタイムを
更新する所をみると徹夜明けのボロボロの体が原因だったのでしょうか?
昨日の練習から体調が良ければもっとセッティングが進んだのにと惜しいと、
感じました。
アトウッドコーナーがあるセクションの区間タイムが低下します。
どうやらリヤタイヤが滑り出したようです。
2番手に0.8秒程度の差を付けてポールポジションが決まりました。
決勝、どうするか監督と村山選手と相談します。
セッティングはこのままで、新品タイヤへ入れ替えます。
予選タイムから見て、更なるタイムアップのてごたえを感じているとの事で、
力強いです。
後続とのタイム差があるので、ライダーには、予選より早いタイムで周回し、
タイヤが減ってきても、出来るだけタイムを落とさず最後まで全開で走るように
指示をします。インターST600は、村山選手にとって、昨年の全日本岡山での
リベンジをする為の実践練習の場です。
監督と、一緒にライダーを追い込みます。
■ 3/25 決勝
ポールポジション、時より雪がちらつく極寒の中、キャンギャルが
横に立ってくれます。うらやましぃ。。。
スタートが苦手な村山選手が珍しく、抜群のスタートでトップで1コーナーへ!!
予想通り、後続を引き離しにかかり、最大1.6秒まで引き離します!
が、タイムが上がって来ませんというか少し落ちてます!!
2番手のライダーが、自己ベストを更新しながら少しづつ差を詰めて来ました。
ピットでは、監督とヤキモキしながら見守ります。
0.5秒くらいまで迫られてマズイと思っていますと、終盤になって村山選手の
タイムが上がりだしました。9周目にベストラップを記録し2位の選手を引き離し
1位でゴールです!!
1位は嬉しいのですが、目標にしていた走りとタイムを出す事が出来ず、
素直にはしゃぐ事が出来ませんでした。。。
後で知ったのですが、村山選手にとって、初優勝!初ポールtoWIN!だった
との事でこのような雰囲気を作ってしまった私は、反省です。。。
もっと、祝福してあげれば良かったです。。。
レース後の村山選手のコメントは、昨年、久保代表を初め、皆さんに教えて貰って
矯正してきたライディングフォームが出来ていなかった為にタイムが出なかった
との事でした。レース中にその事に気が付き、少しづつ矯正していった事で
タイヤが荒れて来ている終盤にタイムを更新出来たとの事。
目標にしていたタイムを更新することは出来なかったですが、最後まで諦めない
走りが出来た事と、自身の問題点を明確に出来た、次につながる良いレース
だったと、思いました。
次回のレースは、私も久々のライダーとしてのレース参戦です。
今回のヘルパーで私も良い刺激を受けました。チーム員で助け合って
切磋琢磨、磨き合って行きたいと思います。
村山選手、初ポールtoWIN!!おめでとうございました!!
写真に写っている白い粒々は雪です。。。ホント寒い土日でした。。。
OKAYAMA RR第一戦 インターST600に参戦するという事で手伝いに
行って来ました。
当初は、前日の2S枠を自身も走ろうと思っていたのですが、2S枠が
1本しかなく断念し、村山選手のヘルパーに徹しつつ、自身のスキル
アップも目指しての岡山入りです。
ヘルパーは39くまさん監督の若林君も一緒なので非常に心強いです!!
村山選手が、夜勤&仕事のクレーム??で、サーキット入りしたのが10時前と
なってしまい、朝の走行枠走れなくなってしまいました。。。
今回、ウッドストック久保代表と色々と打ち合わせをして新しいセッティング
ノートを作ってみましたので、早速、試しに使用してみます。
土日と二日間使ってみて色々と改善点が見つかりましたが、非常に使いやすく、
私も含めてチーム員の皆もセッティングの勉強になると思います!
久保代表!有難うございます!!
今回のレースの目標は、(私が事前に勝手に決めた目標ですけど・・・)
気温が低い時期の今回のレースで、村山選手が昨年の自己ベスト近くのタイムを
出す事で、今シーズンは、上昇し続けてもらおうと言うのが目標です。
■ 3/24(土)練習 1本目
時より雪も降り風も強いのですが、路面温度は20度くらいあり、ライダー&
ヘルパー共に士気は高いです。
が、タイムが上がって来ず・・・
ピットでは、最終コーナーから立ちあがってくる村山選手の走りを見ながら監督と
議論をし、次のセッティングの方向性を決めます。
どうやら、初期旋回が足らず立ち上がりに向きが変わっていない為にアクセルを
開けれていないようです。
ピットに入ってきた時のタイヤの状態と、ライダーのコメントでセッティングの
方向性の判断をする事にしました。
走行後、タイヤの状態チェックをします。やはり寝かせれていないようです。
フロントが端まで使えていませんでした。
ライダーのコメントも、ハンドリングに切れ込みを感じるのと、バイクを寝かし
難い、初期旋回が足りないとの事でした。
初期旋回をしやすく、切れ込みを抑える為に、リヤの車高を下げます。
■ 3/24(土)練習 2本目
気温が下がり 路面温度も13度と一本目より状況が悪くなっていますが、
現状のタイムだと関係ないだろうと(笑)、相変わらず士気は高いです。
リヤタイヤを新品にしてライダーを追い込もうとしたのですが、セッティングの
違いを同じ状況で確認したいとのライダーのコメントで、ピットイン時に新品に
交換する事にしてライダーを送り出します。
コースインして2周ぐらいでピットに帰って来ました。
セットが良くなったとの事で、タイヤ交換をして欲しいとの事です。
ZX-6RR、リヤタイヤの交換、面倒なんですよね。。。
が、監督が一発でタイヤ交換を決めて、すぐにライダーをコースへ送り出します。
さすが、監督、本番に強いです!!
最終コーナーを見ていても少し改善されています。タイムも今年一番のタイムを
記録しますがまだまだです。
ピットでは監督とセットの方向性を話し合います。大幅なタイムアップが出来ず、
時間が経過していきます・・・ と、監督が私に、
『ピットに入れてリヤのプリを大きく触って方向性をみましょう。このままだと
明日の方向性が掴めない』と、提案してくれました。
私としては、このタイムでセットを詰める事に疑問を感じつつ、監督の言う事も
一理あるなと悩みましたが、監督の案で、残り5分でピットへ入れます。
リヤのプリを大きく振って慌ててライダーを送り出します。
と、その時、制限速度の決まっているピットロードでスピードを出して追い抜き
ながらコースインする国際ライダーがいました・・・
残り時間が少なく、焦る気持ちはわかります。村山選手も同じ気持ちですが、
ルールを守ります。
バイクレースはスポーツです。危険なスポーツですから特にルールが重要で
守る必要があります。
ピットロードでの事故が多発したのが原因で、ピットロードに速度規制が
出来ました。
国内ライダーの模範とならないといけないはずの国際ライダーがそのような走りを
するのを見てがっかりすると共に、自身は、周囲に模範を見せれるライダーで
いたいと強く感じました。
走行が終わり、村山選手よりコメントを聞きます。リヤのプリを大きめに
かけたのは×との事。
ただ、二次旋回は、少しでたとの事。タイムがあまり出てないので何とも
言えないですが、村山選手の久保代表への報告結果を聞いてセットを決める
事にしました。
その夜、村山選手と、話をした中で、クレームと夜勤明けで、今日は体が
思うように動かす事が出来なかったとの事。今晩は、ゆっくり寝れるので
明日は大丈夫です!!との事。
明日に期待を持ちつつ、やはりレースはスポーツだと思いました。
他のスポーツで前日に徹夜なんてあり得ないですもんね。
明日の予選に期待して就寝です。
■ 3/25(日)予選
セットは、リヤのプリを少し抜いてみます。タイヤは、新品ではなく、
15分程度走行した中古タイヤです。一番先頭にバイクを並べて
コースインします。
2周目に、昨日のベストラップを1秒近く更新します!!
昨日の2本目の枠とタイヤもセッティングも殆ど変わっていないのにタイムを
更新する所をみると徹夜明けのボロボロの体が原因だったのでしょうか?
昨日の練習から体調が良ければもっとセッティングが進んだのにと惜しいと、
感じました。
アトウッドコーナーがあるセクションの区間タイムが低下します。
どうやらリヤタイヤが滑り出したようです。
2番手に0.8秒程度の差を付けてポールポジションが決まりました。
決勝、どうするか監督と村山選手と相談します。
セッティングはこのままで、新品タイヤへ入れ替えます。
予選タイムから見て、更なるタイムアップのてごたえを感じているとの事で、
力強いです。
後続とのタイム差があるので、ライダーには、予選より早いタイムで周回し、
タイヤが減ってきても、出来るだけタイムを落とさず最後まで全開で走るように
指示をします。インターST600は、村山選手にとって、昨年の全日本岡山での
リベンジをする為の実践練習の場です。
監督と、一緒にライダーを追い込みます。
■ 3/25 決勝
ポールポジション、時より雪がちらつく極寒の中、キャンギャルが
横に立ってくれます。うらやましぃ。。。
スタートが苦手な村山選手が珍しく、抜群のスタートでトップで1コーナーへ!!
予想通り、後続を引き離しにかかり、最大1.6秒まで引き離します!
が、タイムが上がって来ませんというか少し落ちてます!!
2番手のライダーが、自己ベストを更新しながら少しづつ差を詰めて来ました。
ピットでは、監督とヤキモキしながら見守ります。
0.5秒くらいまで迫られてマズイと思っていますと、終盤になって村山選手の
タイムが上がりだしました。9周目にベストラップを記録し2位の選手を引き離し
1位でゴールです!!
1位は嬉しいのですが、目標にしていた走りとタイムを出す事が出来ず、
素直にはしゃぐ事が出来ませんでした。。。
後で知ったのですが、村山選手にとって、初優勝!初ポールtoWIN!だった
との事でこのような雰囲気を作ってしまった私は、反省です。。。
もっと、祝福してあげれば良かったです。。。
レース後の村山選手のコメントは、昨年、久保代表を初め、皆さんに教えて貰って
矯正してきたライディングフォームが出来ていなかった為にタイムが出なかった
との事でした。レース中にその事に気が付き、少しづつ矯正していった事で
タイヤが荒れて来ている終盤にタイムを更新出来たとの事。
目標にしていたタイムを更新することは出来なかったですが、最後まで諦めない
走りが出来た事と、自身の問題点を明確に出来た、次につながる良いレース
だったと、思いました。
次回のレースは、私も久々のライダーとしてのレース参戦です。
今回のヘルパーで私も良い刺激を受けました。チーム員で助け合って
切磋琢磨、磨き合って行きたいと思います。
村山選手、初ポールtoWIN!!おめでとうございました!!
写真に写っている白い粒々は雪です。。。ホント寒い土日でした。。。