常念小屋に泊まられた方々が下山して行く中、軽快に僕も下山して行きます。
何人もの先行者をパスしておそらく下山組の先頭に出たようです。
花や木々を撮影しながら降りていきます。
なぜかとても調子良く、昔のように岩や石の頭をトントンと飛び跳ねるように下山するスタイルがよみがえってきました。心地よいです。
途中、地元の中学生登山とすれ違いました。
『こんにちは-、すみません70名ほど登ってきます』
ふふふ、つまり70回「こんにちは」言うんですね。それにしても毎度思いますが、ここを登らせるんですね。なかなか大変ですよね。
先生たちも大変ですが、子供たちもいきなり登るのは大変でしょう。練習するのかなぁ…。
得意じゃない子はどうするんだろう。先生たちがサポートするのかなぁ。とはいってもおんぶして登れる訳ないし…。雨なんかの時は中止するのかな?延期になるのかな?
なんて色々想像しながら一行が過ぎるのを待ちます。
やがて『最後尾でーす。ありがとうございました』とガッチリした先生が大きめのザックを背負って登ってきました。
そのすぐ前をうつむきながら登ってくる生徒のツラそうな感じ。学校行事とはいえ得意じゃないものは楽しくないですね。でも頑張ってね。君たちはまだまだ若い!
やがて気温もどんどん上がってきて、下界の空気になってきました。
この山旅も終わりが近くなってきたようです。
そして本当に突然、登山口が現れました。あら、終わっちゃった。
そこに60代後半ぐらいのご夫婦が登山届を記入していました。
『こんにちは』
『あら、早いですね。どちらから?』
『はい、大天井から戻って来ました』
『お、大天井?でこの時間?』
『はい、まだ暗いうちに出て星を見ながら歩いて来ました。天の川が素晴らしかったです』
『へー大天井岳、一度はいってみたいわぁ』
お父さんはニコニコしながら喋りまくるお母さんのとなりにいます。
『ご夫婦でいいですね』
『僕もこれから帰って家族サービスです』
『奥さん連れて登りなさいよー』
『ははは、女房は軽いハイキング程度です。それも冷たく冷やしたアルコール燃料(ビール)がないと動きませんから』
大爆笑…。
『今日、明日はお天気最高ですね。どうぞ楽しんで来て下さい』
駐車場まで下る車道の脇に一輪のキバナノヤマオダマキ(画像)が咲いていました。
駐車場に戻ると、車は満車でした。
そこにはこれからスタートするご夫婦がいました。
奥さんも旦那さんも、これから登るということでテンション高めでした。
『ご夫婦でいいですね』
『うん、まあね。仕方ないからさ』
『何言ってんのよ、私だって仕方ないから一緒に登ってやってんのよ。本当は若い彼と登りたいわぁ~』
『へっ!お前と登ってくれるような男がおるか』
ニコニコしながら漫才してくれました。
『楽しんで来てくださーい』
『おー、兄ちゃんありがとう』
に、兄ちゃんか(笑)
ちょっとうれしかったりして。
おしまい。
何人もの先行者をパスしておそらく下山組の先頭に出たようです。
花や木々を撮影しながら降りていきます。
なぜかとても調子良く、昔のように岩や石の頭をトントンと飛び跳ねるように下山するスタイルがよみがえってきました。心地よいです。
途中、地元の中学生登山とすれ違いました。
『こんにちは-、すみません70名ほど登ってきます』
ふふふ、つまり70回「こんにちは」言うんですね。それにしても毎度思いますが、ここを登らせるんですね。なかなか大変ですよね。
先生たちも大変ですが、子供たちもいきなり登るのは大変でしょう。練習するのかなぁ…。
得意じゃない子はどうするんだろう。先生たちがサポートするのかなぁ。とはいってもおんぶして登れる訳ないし…。雨なんかの時は中止するのかな?延期になるのかな?
なんて色々想像しながら一行が過ぎるのを待ちます。
やがて『最後尾でーす。ありがとうございました』とガッチリした先生が大きめのザックを背負って登ってきました。
そのすぐ前をうつむきながら登ってくる生徒のツラそうな感じ。学校行事とはいえ得意じゃないものは楽しくないですね。でも頑張ってね。君たちはまだまだ若い!
やがて気温もどんどん上がってきて、下界の空気になってきました。
この山旅も終わりが近くなってきたようです。
そして本当に突然、登山口が現れました。あら、終わっちゃった。
そこに60代後半ぐらいのご夫婦が登山届を記入していました。
『こんにちは』
『あら、早いですね。どちらから?』
『はい、大天井から戻って来ました』
『お、大天井?でこの時間?』
『はい、まだ暗いうちに出て星を見ながら歩いて来ました。天の川が素晴らしかったです』
『へー大天井岳、一度はいってみたいわぁ』
お父さんはニコニコしながら喋りまくるお母さんのとなりにいます。
『ご夫婦でいいですね』
『僕もこれから帰って家族サービスです』
『奥さん連れて登りなさいよー』
『ははは、女房は軽いハイキング程度です。それも冷たく冷やしたアルコール燃料(ビール)がないと動きませんから』
大爆笑…。
『今日、明日はお天気最高ですね。どうぞ楽しんで来て下さい』
駐車場まで下る車道の脇に一輪のキバナノヤマオダマキ(画像)が咲いていました。
駐車場に戻ると、車は満車でした。
そこにはこれからスタートするご夫婦がいました。
奥さんも旦那さんも、これから登るということでテンション高めでした。
『ご夫婦でいいですね』
『うん、まあね。仕方ないからさ』
『何言ってんのよ、私だって仕方ないから一緒に登ってやってんのよ。本当は若い彼と登りたいわぁ~』
『へっ!お前と登ってくれるような男がおるか』
ニコニコしながら漫才してくれました。
『楽しんで来てくださーい』
『おー、兄ちゃんありがとう』
に、兄ちゃんか(笑)
ちょっとうれしかったりして。
おしまい。