TINKERBELL BLOG

茨城県取手市「美容室アトリエティンカーベル」ティンカーベルのスタッフを身近に感じていただければ嬉しいです

開店34周年 続編

2022年08月28日 | Weblog
もう一つお花が来ました。
ながーいことご来店いただいているK姉さん、ありがとうございました。

オヤジ達のパーマ屋に色が加わり華やかになりました。
お店のFacebookにもたくさんコメントいただき、本当にありがとうございます。

さらに一緒に富士山に登ったイケメンのお客様のOくんは、朝方シャッターを叩いてくれて『今日ですよね?』と。
なんとまあ本当にいい人。
僕らが泣いて喜ぶ「消毒液と手洗い石鹸」を大量にプレゼントしてくれました。
Oくん本当にありがとうございました。

素敵なお客様に囲まれて僕らは幸せです。
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開店34周年

2022年08月27日 | Weblog
ティンカーベルは令和4年8月28日をもちまして、開店34周年を迎えました。

長い間お世話になり本当にありがとうございます。

思えばはるか昔、そうあれは昭和でした。
僕はなんと25歳。
色々な事がありました。
そんな中、お客様方は僕の支えになり暖かく見守ってくれました。

青臭い生意気な青年を見捨てずにいて下さって、重ねてお礼申し上げます。

そんな僕もなんと今年60歳になります。

数年前までは『せいぜい65歳ぐらいまでかな』なんて考えていましたが、時が流れるにつれてそれは『100歳までやって人間国宝になる』をスローガンに毎日楽しむかのごとく仕事に打ち込んでいます。

うちの店は取手に引っ越して来た方が初めてお見えになる美容室ではないと思います。
店は古いし、スタッフもオヤジだし、お客様はそれなりに歳をとられた方ばかり(失礼しました)かもしれませんが、どういう理由からか流れついたお客様を大切に大切に扱う⋯ そんなタイプのお店なのが特徴だと思います。

僕のお客様に対する気持ちは『自分が客の立場だったらこうして欲しい』ということを実践すること、これに尽きます。

喜んでもらえたら僕も嬉しいのです。

朝行っても夕方行っても、前回も前々回も、今回ももちろん同じ態度と同じ笑顔でいつも変わらない接し方をしていくことを大切に考えています。
お客様は前回のイメージを持ってご来店になります。なので同じようにハッピーな気持ちを持って接してもらいたいに決まっています。
僕もお客様の立場だったらそれを期待します。

なので、これからも変わらぬ気持ちと心と態度でお迎えしていきたいと思います。

34年は僕にとってあくまでも通過点。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

※お花は毎年送って下さるM様からいただきました。いつもありがとうございます。心からお礼申し上げます。
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還暦記念 / ゼロ富士 その5

2022年08月22日 | Weblog
2日目の行程を標高3,061mで打ち切った場所まで戻ってきました。
同じ山、同じ場所でこんなにも違うものかと言えるほど今日の富士山は好天に恵まれました。

ここまで乗せてくれたタクシーの運転手さんも『今日は最高ですよ。星も夜景も素晴らしい』と言ってくれました。


富士宮ルートでご来光を拝めるのは限られた場所になります。
どうしても山肌に邪魔されて影になってしまうからです。そのかわり影富士が見れたりもします。


僕はこのぐらいの日の出直前の色が好きです。
背後はまだ夜の色で、ぐわーってグラデーションがかかってオレンジ色になっていきます。


日が昇っちゃうとクリアな色合いの空になりますが、その間本当にあっという間です。


八合目です。


九合五勺。
ここからは富士宮口山頂付近が見えてきます。
あと少しに見えますが、ここからがキツいのです。


E君来たー!


富士宮口山頂到着。


山頂火口も綺麗に見えます。
それにしても予報よりも風が弱いです。
山は本当に天気によって別ものになりますね。


日本最高峰「富士山剣ヶ峰」3776m。
あそこに立てばゼロ富士達成です。


霜柱が。
昨日の冷え込みは相当だったみたいですね。

ブルドーザーを動かしている方が話しているのを聞きました。
『昨日はブルがいっぱいであふれるぐらい大勢の人を乗せて降りたよ。とにかくすごかった』
ということでした。


いよいよ山頂です。
長かった。

今回の挑戦は同級生たちのLINEグループで実況しました。
皆から励まされ、やる気を失わずに済みました。
応援ありがとうございました。

E君、変な事にいつも付き合ってくれてありがとうございます。

そして富士市の交流観光課のこのような企画に参加させていただいて嬉しく思います。ありがとうございました。

しばらく山頂付近でゆっくりしたあと、下山します。
ノンストップで六合目「雲海荘」まで降りました。
途中後ろから激しく追い上げてくる足音あり。下山スピードには自信がある僕(登りがてんでダメなのですが)としては、ついつい張り合っちゃって。

どんな人が付いてくるのかな?
若いのかな? それなりなのかな?
男かな? 女かな?

しかしその足音もだんだんと後ろの方へ下がっていきました。でも速かったなぁ。
おかげで2時間かからずに雲海荘まで下山できました。

降りている途中は上りの人達とすれ違うわけですが、その中のひとコマをお話しましょう。

昔よりも「こんにちは〜」の挨拶をしなくなった登山者ですが、それには色々理由があるようです。
疲れている時に次から次へと挨拶されたら返すだけでも体力使う。そりゃそうかも。
コロナで元気よく挨拶されてウイルス撒き散らさないでね。なるほど。
その殿方ブツブツつぶやきながら登って来ました。
『うぅーつらい。ちくしょうコノヤロー。 でも仕方ねー。行きたいんだから仕方ねー。頑張れ俺』
笑いました。
思わず反応してしまいました。

さて、相棒が降りてくるまでには時間がありました。隅の方で座らせていただきました。
E君は戻ってくるとコーラをご馳走してくれました。

そして「富士宮焼きそば」を頼みました。
お隣の親子が焼きそばを食べていましたが、僕らが頼んだ時に微妙に反応したのを覚えています。
なるほど微妙なのね、ピンときました。
でも、頼みました。
これが普通に食べられないと山小屋に泊まることは出来ませんという感じでした。


外国人が縛り付けていった自国の国旗でしょうか?マスクまで縛り付けてあるのは今の状況を風刺しているのかな。

無事下山した僕らはタクシーで再び水ヶ塚駐車場に戻りました。
タクシーの運転手さん、なかなか味のある人でした。
富士山が好きで富士宮に引っ越してきたと言っていました。でも富士山には一度も登ったことがないそうです。色んなふれあい方がありますね。

こうして無事幕を閉じた『俺の夏、還暦記念/ゼロ富士』は人生の1ページになりました。


後日、E君から『いちおう還暦のお祝いですから』と言っておみやげを届けてくれました。
僕がお酒を飲めないのは知っているはずなので、これは女房のものになるという計算されたもので間違いないですね?

これで次回も『E君と行きなさーい』と言われることが確実となりました。
E君、いい人です。ありがとうございました。


3日目
歩行距離 11.2km
累計標高差 +1,487m -1,484m
行動時間 10時間45分時間
52,500歩

トータル
歩行距離 63km
累計標高差 +5,246m -2,803m
行動時間 34時間05分
151,600歩
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還暦記念 / ゼロ富士 その4

2022年08月21日 | Weblog
日没までに下山が間に合わなかった人達がヘッドライトも持たずに降りてくる姿を見つつ、スニーカーに裸足、さらに100円カッパ、Gパンで登って行こうとする外国人たちに紛れ、翌朝までに戻る計画で望んだわけですが⋯

元祖七合目をだいぶ過ぎたところ、標高3061mのところでE君にトラブルが出ました。
手袋が思ったよりも気温に対応できず、さらに芯まで濡れているようで、かじかんできたというのです。

風はさらに勢いを増していて、霧といっても粒になって凍ったような感じです。
視界は3~5m程度のままです。

『高橋さん、申し訳ないんだけど俺行ける気がしない。手の感覚がなくなってきた』

『わかった。⋯ 撤退しよう』

この状態で山頂までなんて、そこを墓場に選ぶようなものかもしれない。ならば一旦撤退して次の選択をしよう。

踵(きびす)を返して下山するのに時間はかかりませんでした。

ガックリ肩を落とすE君。
諦めたんじゃない。
より正しい選択をするために一度降りるだけ。

慎重に来た道を戻ります。
こんなに登ってきたんだと思うほど長かったです。

降りていくにつれて上がっていく気温にE君もホッとしている様子です。

『一度車まで戻ってリセットしよう。そしてきちんと装備し直して明後日五合目から登り直そう。食料調達して美味しいもの食べて温泉入って過ごそう』

五合目まで下山すると、外国人3人組がいました。
『あのぉすみません。タクシー電話うまくできなかったねぇ、助けてくれませんか
どうやら話がよく分からなかったようです。
そこからタクシーを呼ぶためにE君と散々調べたり電話したりしていると、1台のタクシーが上がって来ました。
「空車」になっています。

手を振って止めます。
窓が空いて運転手さんが言いました『タクシー乗り場は上なんです。ここでは乗せられないのでもう一度上に上がって下さい』と。

疲労で突っばった足をもう一度スイッチ入れて登ります。
タクシーの運転手さんが走って来ました。
『また登らせちゃってすみません、ここで乗せるのが決まりなんです』

僕『5人なんです。2台必要ですか?』
タクシー『もう1台呼びましょうか』

長い間外で立ちすくんでいた外国人を先に乗せてあげようと思って『さ、乗って』と言うと『大丈夫、大丈夫先に行ってください。ほんとありがとう、ほんとありがとう』と乗り場まで着いてきて頭下げてくれました。
ヤマハ発動機で働いていると言っていました。
外国人だって日本人と同じ思いやりの心を持っている人もいます。

手を振って別れます。

タクシーの運転手さんが言いました。
『こんな天気ですからねぇ、最後に上まで上がって誰も居なかったら帰ろうと思ってたんですよ』


翌朝、激しく車を叩く雨音で目が覚めました。

昨夜遅く五合目に向かった人達はどうなっただろう。天気予報見てないのかなぁ。
まさか気合いだけで『行くぞー』なんてことはないよね。

念のため富士山の山小屋のTwitterを確認すると『来ないで!登らないで!救助すら出来ない状況です』 と動画付きで投稿がありました。
風速25mは超えているような横なぐり以上の凍ったような雨の動画は衝撃的でした。

激しい雨はやがて上がりました。
麓からも山頂が見えています。

あとから知りましたが、やはり低体温症で動けなくなった登山者が数人出たようです。



とりあえず温泉に行きました。
空いていて、露天風呂が広くて適温でした。

だいぶ身体のダメージが軽くなりました。

そしてコンビニで明日の食料と今夜の食事を買いました。

再び水ヶ塚駐車場に戻る途中富士山が丸見えになりました。


明日こそ素晴らしい天気で「ゼロ富士」を締めくくりたいと思います。

富士山の周りでは「走る人」「登る人」「自転車でヒルクライムする人」「旅の途中的な人」「自衛隊の訓練で走る人」などたくさんのジャンルでかかわっているなと思いました。

E君と明日の時間を決めて、それぞれの時間をすごしました。
E君はけっこう早めに支度して、サッサと寝てしまったようです。

僕は19時30分ごろ身体を横にしました。

2日目
歩行距離 11.8km
累計標高差 +1,802m -805m
行動時間 10時間40分
37,100歩



0時30分起床。

夜中に着いた車。わざわざ外に出て大声で電話していました。その声で起きたという感じです。

仕方なく身体を起こし、まだ生乾きの登山靴に足を入れ、靴の紐を締めてゲイターで包みます。

氷を入れたポットと沸かした甘いミルクティーを入れたポットを持ちました。
下では冷たい飲み物、上では暖かい飲み物が欲しくなるはずです。


タクシーで五合目に戻ります。
月が出ていました。
風は弱く前日とは打って変わって静かな夜です。


富士宮口登山道入り口です。
午前2時25分登山開始します。


2時45分「雲海荘」の前を通ります。
自販機も電源が落ちています。
お母さんたちも寝ているかな?


少し白んできました。


標高3,000mを超えます。
さあ、戻ってきましたよ。
ここからルート3776の続きが始まります。


その5に続きます。

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還暦記念 / ゼロ富士 その3

2022年08月18日 | Weblog
2日目は次のチェックポイント「雲海荘」までとしました。
自宅から筑波山でイメージ作りした時に「2日で登るのはやめよう」と思いました。

なのでゆっくり寝てゆっくりスタートします。

ですが、装備変更だし2日分だし気温が違うし雨予報だしで、準備に2時間かかりました。
僕はいつもそう。
でもE君はサッとしまって、翌朝適当に突っ込んで出ていくタイプです。
どうやったらそんなに簡単に出来るのか分かりません。

続々とバスやタクシーでスタートする人達を横目に、僕らは水ヶ塚駐車場をあとにします。

歩いて反対側の登山道へと入って行きます。
須山口登山道を使いました。
ガラン沢経由のルートだと、来た道をだいぶ戻ることになるためです。
道はしっとりとした樹林帯です。
富士山は裸の山と思われがちですが、ちゃんと森だってありますよ。


昨夜はやっぱり雨でした。
初めからレインウェアを着込んでの出発です。

富士山は雲の中。


雨はだんだんと弱くなります。
今日はなんとか雲海荘まで何事もなく到着し、一日目のダメージを三日目に残さないのが目標です。

昔の僕だったら二日間で仕上げただろうなと思いましたが、還暦ですからねやるだけマシだと自分を慰めます。


苔むした山道脇に実をつけた植物。
水はけが良いので生息出来る植物は限られているんじゃないかな。


まずは道標に従って進むのみ。
ここは一合五勺。
「御殿庭」でルート3776に合流します。


綺麗でござんしょ?
富士山だってバカにしたもんじゃないのかもですよ。

よく言う『富士山は見る山、登って楽しい山じゃない』という言葉、だいたい登ってない人が言ってる気がします。


なんとなくのんびり気分です。
ここで軽く食事します。
ポットに氷を入れてきたので常に冷たい飲み物が飲めてリフレッシュします。


森林限界を越えると、いきなり雲が切れ下界が見えました。
富士山らしいザレた溶岩質の斜面は足元がすくわれやすく、1歩が半歩の幅に戻されてとても疲れます。


サーっと霧が晴れ、宝永山と新七合目の小屋が見えました。


先行していたE君がなにやら大人数の軍勢を掴まえておしゃべりしています。
近づいてみると、
『東京学芸大の学生さんたちだって。ワンダーフォーゲル部。全員でゼロ富士やってるって!』と。

おお!
すごい。
若者たちよ良くぞ山の世界へ来てくれました。

『明日山頂アタックだって。俺たちと同じ』E君が興奮ぎみにしゃべっています。

その後『みんなでヤッホーいく?』と部長さんかな? が言いました。
横並び一列『せーの、ヤッホーーー』
ちゃっかり僕もE君も参加していました。

(画像の使用は許諾済です)


着きました「雲海荘」です。
この日はお母さん(80歳過ぎてるとか)とその娘さんとそのまたお嬢さんが迎えてくれました。

予約でお電話した時の受話器の向こうはたぶんお母さんの娘さんですね。
すごく親しげで、声を聞いただけでも泊まってみたくなるようなお話しぶりでした。

僕『こんにちはー、予約した高橋です。今日はよろしくお願いします』
娘さん『はーい、お待ちしてましたよー。それじゃねとりあえずここ座ってて』

めっちゃ明るい方でした。
お母さんもニコニコして『えーと、えーと何するんだっけ』なんて言いながらパタパタと動いていました。


壁には芸能人や有名人の色紙がたくさん。
ここを利用されたんでしょうね。


こんな写真もありました。
この写真の人を知らない日本人ってかなり少ないんじゃないかな。

この小屋はとても多くの人達に愛され、利用されているんですね。

富士山で宿泊することはほとんど無いのですが、なぜここを選んだのかと言いますと、ルート3776のチェックポイントだからです。

僕『あの〜、ルート3776のスタンプありますか? なんか忘れちゃいそうで』
娘さん『はーい、じゃこれね。明日山頂?』
僕『はい、だけど天気が激しく崩れそうで⋯』
娘さん『そうねぇ、今夜から悪くなるのはもう分かってることだから⋯』
お母さん『ここはいつも朝に風が強くなるのよ』

お母さん『〇〇ちゃーん、高橋さん達のお部屋出来たー?』
お孫ちゃん『はーい、出来てる出来てる。うふふふ』
お孫ちゃんはとにかくよく笑います。

部屋に通され、といってもついたてのある布団だけの場所ですけどね。
『じゃ、ここでーす。なんかあったら言ってくださーい。うふふふ』

とりあえず明日の準備をして⋯
と思ったらE君、すでに高いびき。
僕に『迷惑かけるといけないからコレ使う?』と言って耳栓をくれました。

いつでもどこでもすぐに寝れる特技は国宝級です。おやすみ3秒ってまさにこの事です。

僕はだいたい1時間寝ました。
E君は3時間ぐらいかな。

食事の時間になったので、下に降りました。
カレーです。
お味は、ふふふ。

そこで娘さんに聞いてみました。
僕『今から出るって言ったら、朝ごはん帰ってきてから食べてもいいですか?』
娘さん『かあさーん、高橋さん今から出るってー。朝のお弁当帰ってきてからでもいいよねー』
お母さん『今から出るの? 気をつけてな。荒れるっていうから』

僕の考えは風がさらに強くなる明け方以降に下山するという、いわば賭けに出たわけです。
今なら風速20mを超える前に山頂から下山できる。

そうと決まればサッサと用意して出発だ。


お母さんとお孫ちゃんが見送ってくれました。

お母さん『気をつけてなー。なんかあったら入り口叩いてよー、すぐに開けるからー』
お母さんありがとうございます。

お孫ちゃん『じゃ気をつけてー。帰りまってるねー、ふふふふ』

手を振って出発します。
18時55分でした。


スタートはこんな感じでした。
まだ少し明るさも残っています。

でも、それはあくまでもこの時はだということです。

ん?誰か降りてくるぞ?
えっ? えーっ?
ヘッドライトなし。懐中電灯もなし。
これ、下山出来ないぞ。
君たち何やってるんだ!

次、えっ? えーっ?
スマホライト1つだけで2人降りてきました。
き、君らもか!
何やってるんだ!

さらに次。
えっ? えーっ?
ビニールの100円カッパ。
薄着、やっぱりライトなし。外国人。
『あのスイマセン、チュシャジョウ(駐車場)まであとどのくらい?』
僕『1時間半はかかりますよ』でもそれは普通に歩ける人の時間で、この状況では2時間以上はかかると思います。
なんせ見えないんだから。
外国人女性『えー1ジカン? ハァ⋯』

いや、もっとかかると思いますけどとりあえずうなずいておきました。
救助の対象になりそうだな。

そのあとも何組かの外国人グループ(だいたい2人組の男女)を追い越しました。
みんなスウェットみたいなズボンにとりあえずのジャンパー、それに上だけの100円カッパ。
セパレートのゴアテックスじゃないと死ぬよ?

新七合目を過ぎ、元祖七合目の小屋の影で100円カッパを着ようとする女性。
手に取った瞬間『キャー』
強風で飛ばされてしまいました。

少し探していましたが、真っ暗ですからみつかりません。
これで下山決定だな。それが良いと思いますよ。

えっ? えーっ?
なんと100円カッパ、見つけてきたようです。
い、行くの?

行っちゃいました。

風は勢いを増し、ものすごいガスで矢印やすぐ脇のロープを見るのがやっとの状況です。
そして遂に吹き上げるような雨が降り出しました。

分かってることだけど、山頂には立てない確率が高くなりました。

そこからしばらく登ったところでE君が⋯


その4へ続きます。

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還暦記念 / ゼロ富士 その2

2022年08月18日 | Weblog
海からスタートした僕ら。
順調に進んで行きます。

ルート上には目印も多く、分かりやすく市街地を抜けられるようになっています。

歩いているとすれ違う車の車内から親指を立ててくれる人もいました。


消火栓の蓋。
これここを歩く皆さん写真撮りますよね。


「吉原宿跡」こんな写真撮る余裕は最初で最後でした。


お昼を食べようと吉原商店街まで我慢してきました。
が、お盆休みでシャッター街と化していました。
とにかく何も無いのでコンビニで食料を仕入れることにしました。

そこでE君が『この先にイオンスーパーがあるよ!イートインできるって』と。
おお、涼しいところで食事できるぞ。

この時点の気温は35℃でした。


僕もE君もなぜか冷やし中華。
歩きながらすでに決めていました。

テーブルも椅子もアルコール消毒してから利用しました。

外に出るとまたうだるような暑さでしたが、もう峠は過ぎたような気がします。
夏も終盤ってことですね。


遥か彼方に見えるのは富士山じゃないか。
やっと見えました。
まだロードは水平に近いです。


だいぶ時間が経ちました。
ルート上最後のコンビニとなります。
ここで凍ったペットボトル飲料とエナジーゼリーを購入。

まだ先は長いのです。

はじめてゼロ富士ハイカーとすれ違いました。
その方『海までいきます』と。
やっぱりいるんですよね。変態だけどでも凄い。


汚い足。
いい感じにふやけてきました。


第2チェックポイント。
「よもぎの湯」
入りて〜。


平地はすでに終わっていて延々と緩やかに登っていきます。


陽が暮れてきました。
いよいよナイトランの始まりです。

水ヶ塚駐車場までの到着予定時刻は0時から1時です。


「ふくしの里」にある自動販売機。
飲み物補給です。
ルートから少し入ります。


完全に夜。そしてガス。
上から走ってくる人あり。
どうやらゼロ富士の帰りの様子。
健闘を讃えあってすれ違います。


ここはチェックポイントではないけれど、ベンチがありました。
もちろん休みますが、ただの通過点でしかありません。ボックスの中には無惨にも空のペットボトルが一本。そういうのやめようか。


夜の徘徊を楽しむのは僕らだけではなかったようです。微動だにせず。


雨です。
ついにE君がカッパに袖を通しました。
僕? 僕は傘です。

えっ?
どういうこと?
通行止めと言われてもこれ以外に道はなし、事前に情報も公開されていません。
もちろん行きます。
人もダメな場合、そのゆえの表示があったり「全面通行止め」となっていたりすることがほとんどです。
崩落などではないと思います。


これでした。
土砂流出です。
先日の台風で相当降ったようです。
何ヶ所かありました。


第3チェックポイント「PICA表富士」
『今何時頃?』
『わかんね』
もう時間はどうでもいいって感じです。

雨は降ったりやんだりを繰り返しています。

先程の通行止め区間の先は一旦下ります。
もちろん下ったら登り返すのです。
ルートは最短距離ではなく、このPICAに宿泊するのを前提にルート設定されているからでしょうか。

まだダラダラと登り始めます。

ガラン沢方面の登山道は暗く薮っぽく、とても入って行く気にはなれません。
それもあってさらに先の「水ヶ塚駐車場」に一泊目を設定したのです。

イエティを過ぎるとあと少し。


着きました。
23時50分到着です。
所要時間12時間40分。
40kmを歩きましたが、初日は体力と気力だけあればやれます。


その3へ続きます。

1日目
所要時間 12時間40分
歩行距離 40km
累計標高差 +1,957m -514m
62,000歩
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還暦記念 / ゼロ富士 その1

2022年08月18日 | Weblog
当店「夏休み」をいただいております。
お客様には大変ご迷惑をおかけして誠に申し訳ごさいません。

さて、わたくし間もなく還暦でございます。
8月28日をもちましてティンカーベルも34周年を迎えます。
月日の経つのは早いものですね。

とはいうものの、ただただ流されていくのも一度限りの人生、非常にもったいない。
ということで「還暦記念の挑戦」を行うことにしました。

思いついたのは「ゼロ富士」。
ゼロ富士とはなんぞや。

つまり海抜ゼロmからの富士登山のことを指します。そう、海から富士山山頂をめざすもの。富士市が企画しています。

調べてみるとかなりの過酷さと価値の高さに、もう心は奪われてしまいました。

富士山は何度も登っていますが、ゼロ富士を知ったのはついひと月前。馬返しからの登山に挑戦してからの僕は富士山というものを 考えなおすようになりました。
『こんな登り方もあるのか』

僕の夏休みに合わせて休暇を取ってくれていたお客様であり山友のE君。彼とこの挑戦をする事になりました。

いつもの様に前夜発。
水ヶ塚駐車場には午前1時45分に着きました。


富士山の山頂には笠雲になりかけた分厚い雲が覆いかぶさっています。

笠雲は、高層雲が次第に厚くなって出来たもので、山体に沿って雲の淵がはっきりしてくるときれいな笠の形になります。
山頂付近に静止しているように見える笠雲ですが、じつはこの雲が発生している時の富士山上部の風は強く、雲も常に新陳代謝を繰り返しています。
つまり天候悪化の予兆だということです。


ここから登るわけでは無いので、駿河湾の田子の浦まで移動します。
バスと電車を乗り継いで「吉原駅」で下車します。

まず、水ヶ塚駐車場で検温と消毒をし、体調確認済のリストバンドを受け取ります。
このバンド、いったん付けたら外すには切らないとダメですからね。要注意。


次に富士山保全協力金を払います。
任意です。一口1000円で、協力者には缶バッジをくれます。


9時の御殿場駅行きのバスに乗って、電車で沼津。そこで乗り換えて吉原、とこんな感じです。
これが僕らが公共交通機関を使って一番早くスタート地点にたどり着く方法でした。

なぜ水ヶ塚駐車場を利用したかって?
1日目のゴールをここに設定することで装備の入れ替えとマイカーを宿にするためです。

1台デポ、もう1台で吉原という選択をしなかったのは、下山後のめんどくさい車の回収を避ける為と、コロナ感染対策、さらに一人の時間を大切にするためです。
そしてE君のいびきから逃れるためもあるかな。


沼津駅の構内にはこんな自動販売機がありました。ザックから取り出したりせずにサッと買ってサッと食べるなんでいう作戦もありですね。


東海道本線に乗り換えて吉原で降ります。


11時過ぎにやっと吉原駅に着きました。

スタート前は元気なもんです。
気温はすでに30℃を超えています。


海に向かう途中にゼロ富士(正式名称/ルート3776)の起点ポイントがあります。
ここでスタンプを押します。
つまりチェックポイントを繋いでスタンプを押していくことで踏破認定となるわけです。


ザックにはチャレンジャーのゼッケンが貼ってあります。これを貼って歩くことで同志の健闘を讃えあったり、他の登山者から声をかけられたりします。


ボックスの中にはゼッケン、スタンプカード、マップが入っています。ない時もあるようなので僕は事前に富士市から取り寄せておきました。
このマップを事前に手に入れることはネットから簡単に出来ます。

ちなみにゼッケンはステッカーになっていますが、雨などで簡単に剥がれますので要工夫です。


鳥居の奥にある「富士塚」です。
ルート3776に挑戦する人は必ずといっていいほどここから遥か先にある富士山を拝み、無事を祈願します。


田子の浦到着。
挑戦者たちは何とかして海面に手を触れることから「ゼロ富士」としての本当の価値を持ちます。

やはり僕らもそうするのかな。

海に降りるにはテクニックがいります。
砂の斜面ではなく草付きの部分を昇り降りすると楽ですよ。


僕らは手でチョンと触れるだけではなく、足の裏で海水を踏みつけてきました。

さあ、スタートだ。


その2へ続きます。

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ラベンダーパーク/鹿俣山

2022年08月10日 | Weblog
スキーではもう第2のホームゲレンデと言えるほど滑っているたんばらスキーパーク。
オープンが早くクローズが遅いのが人気のスキー場です。

ゲレンデトップのすぐ上にある山頂が「鹿俣山(かのまたやま)」です。
登ったことないし、ラベンダーパークも見たことありません。


駐車場はスキー場手前にある冬期通行止めのあのゲートをまっすぐ行くとある「たんばらセンターハウス」です。
スキー場の駐車場からではなく、登山者はこちらから登るのが一般的です。


今回は前回夜間登山につきあってもらった「ネイチャーガイドに見えるヒゲ」をたくわえたTさんと、数々の苦行を共にしてきたEくんの二人が付き合ってくれました。


心配された天気も予報より良くなるという状況に。
Eくんとはいつも雨がらみの登山が多いのに、Tさんの参加で厄が落ちたのだろうか。

さて、まず向かったのは「尼ヶ禿山(あまがはげやま)」です。
玉原湖がグラッシーなまるで鏡のように空を映しこんでいました。


樹林帯はこの時間まだ比較的涼しいです。
ヤマアジサイがあちらこちらに咲いていました。


ネイチャーガイドみたいなTさんが「なんだこれ」と言って見つけた物体。
すぐにEくんがGoogleレンズで調べます、
ナメクジの一種のようです。


急に視界が開けます。
山頂直下です。


尼ヶ禿山山頂です。
ザックを下ろして休憩しました。

EくんとTさんはすぐに意気投合し、あっという間に山友になりました。
Tさんはスキーも上手なのですが、山もけっこういけます。年上なのにやるじゃないか。


尼ヶ禿山を後にして玉原湿原に向かいます。
Tさんの下山中のポジション見てください。スキーの時と同じように後傾に注意して手を前に、腰の位置を重心の真ん中に持っていくことでスリップしても次の足が前に出せます。
年上なのにやるじゃないか。


森を縫うように歩くと湿原に出ました。


尾瀬みたいに広大ではないけれど、いろいろな植物と虫たちが生活しています。


オニユリがたくさん。
目を引く色がとても目立っていました。


フジバカマもたくさん。
フジバカマといえばアサギマダラ。
残念ながら一頭も出会うことはありませんでした。


板張りのデッキでしばしの休憩です。
すっかり打ち解けた登山愛好家のふたり。
まるでネイチャーガイドからの説明をうけているかのようなシーンですね。


苔むした森、滑る木道、足首まで潜る泥濘な沢筋の道を越えて鹿俣山の山頂を目指します。


沼田の名木百選に選ばれたシナの木。


立派なブナの木。
さあ登りが始まります。
スキー場のすぐ脇という感覚はまったくありません。


お、リフト降り場が見えた。
スキーシーズンでは想像出来ないほど草木たっぷりです。


トライアルコース上部です。
ここを滑る皆さん、この木見覚えありますよね?
ここの少し上の部分『いつも転ぶところだ』とTさん。雪が恋しいようです。


ここからがけっこう大変でした。
登っても登ってもなかなか届かない山頂。
涼しい顔して登ってくる二人に驚きを隠せませんでした。

それでも山頂に着くと自然に出てくる笑顔。
それにしても狭い山頂、草木が生い茂り風が抜けません。
ここでの食事を諦めて下山ルートへ進みます。


ラベンダーパークの上部まで降りてきました。
風が抜ける木陰をやっと見つけ出し座りこむ三人。
だいぶゆっくりと過ごしました。


スキー場の斜面下部に広がるラベンダー。
ラベンダーの花自体が小さいので彩りをあまり感じません。

『パークに入れるのかなぁ』
『いや、やばいでしょ。森から降りてきた猿は逮捕されて檻に入れらちゃいますって』

ということでメインパークを避けて森側の斜面を降りました。


鐘が設置されていました。
何を考えたのかパフォーマンスを披露するEくん。
それって首吊り?

そのあと鐘を鳴らしてみました。
かなり大きな音で音色は澄んだ高い音でした。


ジャーン、ラベンダーよりもこちらの方が目立っていました。
普通に入れてしまいました。

こんな感じです。


こんなところもありました。
愛し合う二人はここで写真を撮りましょう。
自撮り台も接地されていました。


ラベンダーソフトクリームを食べる二人。
『ラベンダーの味するの?』
『まったくしましぇ〜ん』

その後はファミリーコースを歩いて下ります。
そして途中から森に吸い込まれていきます。
森への入口ではご夫人が子供たちを連れて覗いています。
『これってどこに行くんですか?』
『ここはもうひとつの駐車場、登山者がよく使うセンターハウスにいきますよ』
『そうなんですか。やめよう〜

その先にある土管の大きい形のトンネルをくぐってリフト下を進みます。
リフトから見えるあの土管はトンネルだったんですね。

途中にはひと家族が入り込んできて探検していました。どうやら湿原に行きたかったようですが、それなりの装備がないと厳しいんじゃないですかね。
『戻ろうよ』と言っていました。

再び森を抜けて駐車場にたどり着きました。
最後は薮を強引に漕いで駐車場の前へ出てきました。
森から出てきた猿の写真はあまりにも獣臭がするので非公開です。


歩行距離 16km
累計登坂標高差 980m
所要時間 7時間
20,000歩
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暑いから夜から登る筑波山

2022年08月03日 | Weblog
本当は東北遠征(みちのく潮風トレイル)して歩こうと思って準備していました。
でも、このところの猛暑と局地的な豪雨に恐れをなして中止にしました。

すごい暑さですよね。とにかく。

ボーっと過ごすのもなんだし、どこか歩けるところはないかな?
ふと思いついたのがナイトハイク。そうだ、このところ登山にハマっているスキー仲間のTさんに声かけてみようかな。
夜なら暑くないし。

僕『明日休みですかー』
Tさん『休みでーす。筑波山あたり行ってみようかと思ってまーす』
僕『おー、夜から歩きませんか?暑いので』
Tさん『おもしろそうですねー』
僕『じゃ午前2時30分に待ち合わせましょう』
Tさん『はーい』

と、とんとん拍子に決まりました。


当然真っ暗。
『真っ暗じゃないですか』とTさん。
『夜ですから(笑)』と僕。

久しぶりに会ったTさんは髭づらでした。
なんかそれがかっこよかったです。


夜中に迎えてくれたのは彼でした。
軽く100は越える蜘蛛の巣を蹴散らしながら登って行きました。
頭から被るネット持ってきて良かった〜。
今日は風もなく虫たちも活発でした。


薬王院コースは一度林道に出ます。
やっぱり登るとそれなりに暑いです。
髭のTさんはネイチャーガイドみたいでベテランっぽいです。
僕の小さくて被れない帽子をあげたらさっそく被ってくれました。


出た!薬王院コースの名物「800階段」二人とも息が荒くなり途中で少し休みました。
昔は通して登れたのになぁー。


さらに斜度を増し、先の見えない階段地獄が襲いかかります。


おお。タマゴタケ。
食べれます。けど食べません。
間違っていたら大変だから。


やっとの思いで地獄を抜け、夜の「大石重ね」に至りました。
自然遊歩道を左巻きで御幸ケ原に出ます。


誰もいません。
当然かと思いますが、そうじゃないのが筑波山。
もう白んできているので、急いで女体山の山頂へ向かいます。


御幸ケ原からの眺望はこんな具合でした。
「やうやう白くなりゆく山際、少し明かりて、紫立ちたる雲の細くたなびきたる」ですね。
雲は細くありませんでしたが、まあいいか。
筑波山は別名「紫峰」と呼ばれています。


間に合いました。
およそ2時間で山頂です。
けっこうまともなタイムじゃないですか!
Tさん頑張りましたね!


雲が地平線に厚くかかっていたので空は赤くなりませんでした。
まあいいか。

実は山頂には先客ありでした。
そう、筑波山ってナイトハイクする人けっこういます。
だいたいがつつじヶ丘からなんですけどね。
なぜかというと、空が見えるところが多いから。


靴を脱いで朝日を拝むTさん。
そして靴を並べてひと思いに身を投げ⋯ ずにエナジーゼリーをチュウチュウやってました。

このあと二人とも靴下まで脱いでしばらくくつろぎました。
そこに単独の女性が到着。
挨拶して少しお話しました。
女子『あのー、まさか裸足で?
僕『いやいや、そんな猿みたいなことしませんよ(笑) ただ、筑波山には裸足のゲンみたいな人いますからね』
女子『ほんとですかー?』
僕『ええ、僕なんか街でも裸足って人知ってます(笑)』
ほんとのことです。

どうやら雨のあとの湿気で雲海になると聞いてきたそうです。
今日はそこまでじゃなかったようですね。

女性が立ち去ったあと少し雲が低く溜まっているのが見えました。


筑波山は霧の深い夏の朝、思い切り雲海になることがあります。
僕もたった1度だけ下の子と登った時にお目にかかりました。

日の出を見た僕らは男体山へ向かいました。


キツネノボタンかな?


ムラサキギボウシ。
たくさん咲いていました。
旬です。


そしてなんと「アサギマダラ」に会いました。
たった一頭でしたが、来るんですねぇ筑波山にも。
確かにアサギマダラが好きな花が咲いているところがありました。


アサギマダラが蜜をすっていたのがこの「ヒヨドリバナ」です。
フジバカマが好きなことで有名な蝶ですが、ヒヨドリバナもいけるようです。


ケーブルカー山頂駅の横にはニッコウキスゲが小さな集落を作っていました。


なんと大きなヤマユリでしょう。
ヤマユリもたくさん見受けられました。
しかし、男体山の山頂付近のホシザキユキノシタは終わっています。
ほんの数個だけ頑張って咲いていました。


男体山からの景色。
湿気が多く霞んでいます。


再び自然遊歩道に出ました。
崩落部分の修復跡です。
しっかりとしたコンクリートで丁寧に補習してありました。ありがとうございます。

立身石にも立ち寄りました。
大きな岩を見上げるTさん。
人間が小さく見えます。


そして筑波山第三の峰「坊主山」に登ります。
現在は山頂標識はありません。

以前はあったのですが撤去されたようです。
なぜなのか調べてみましたが分かりませんでした。
もしかしたら過去に愛称として付けられた正式なものではないのかもしれませんね。

そして僕らは坊主山の裏手から伸びるルートで階段を避けるように下山しました。
けっこう急なので濡れた地面の時は必ずといっていいぐらいスライディングします。
思い切り盗塁を決めましょう。高校球児のようにね。

標高が下がるとどんどん気温が上がっていきます。
鬼ヶ作林道に出たあとは舗装路を下ることにしました。クールダウンにはちょうど良かったです。

下山は8時過ぎでした。
Tさんお疲れ様でした。そしてお付き合いいただいてありがとうございました。


歩行距離 11.1km
所要時間 6時間
累計登坂標高差 902m
21,000歩
コメント (2)
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