受法寺本堂建築誌

伝統木造工法により建築中です

格天井板

2006年09月21日 | Weblog
格縁の取り付けが終わりましたので、天井板をはめ込んでいきます。

すべて地元の木材を使っていますが、これは既製品としてある60cm角の秋田産の板です。

余間段壁塗り

2006年09月21日 | Weblog
浄土真宗の余間段の壁には、障壁画を取り付けたり、金箔を張ったりして、お浄土の世界を表現します。

これらの作業には、最初から合板で壁を作るほうが良いようです。

受法寺本堂は、無垢材と土佐漆喰で成り立っていますので、今は土佐漆喰にしてあります。

黒い帯になっているのは、下に貫があるのでシュロを塗りこみ、縁が切れないようする「貫伏せ」です。

玄関棟配筋

2006年09月20日 | Weblog
玄関に行く為に道板を付けて通れるようにしていましたが、玄関棟の配筋を行い、これまでの玄関は使用する事が出来なくなりました。

新しい仮玄関は、9月15日に設置した架設階段を使用し、チャイムも移動して頂きました。

外陣格天井

2006年09月19日 | Weblog
余間の格天井取り付けが終わり、外陣の天井に取り掛かりました。

格天井の60㎝角となります。

格縁は長いので途中で継いでいきますが、継ぎ目はほとんどわかりません。

台風一過

2006年09月18日 | Weblog
台風が通り過ぎ、青い空が広がりました。

台風の影響で雨はかなり降りましたが、備えを十分にしてあったので、大きな影響はありませんでした。

仮設の足場があったので、よく見えなかった屋根の下の垂木も、雲ひとつ無い天空に美しく反っています。

垂木は、「地垂木(じたるき)」に上に「飛擔垂木(ひえんたるき)を載せ、軒を深くして、軒先を外に出しています。

これは、雨から建物を守り、建物を美しく見せるためであると言われています。

台風に備える

2006年09月16日 | Weblog
台風13号が近づき、雨が降り続く中、玄関棟の基礎根切り捨てコンが行われました。

本堂は、建具が入っていないので、シートで覆います。

今後の台風の進路が、気懸かりです。

仮設階段

2006年09月15日 | Weblog
庫裏に設けた仮御堂へ、玄関を改修している時は使用できません。

そこで庭から入れるように、階段を付けて頂きました。

厚い桧材で作った、仮設にするには勿体無い階段です。

玄関棟

2006年09月15日 | Weblog
旧本堂では、庫裏とつなぐ屋根を付けただけの、吹きさらし廊下がありました。

新しく廊下と玄関を兼ねた玄関棟を設けますので、旧玄関の床を撤去。

床の鉄平石は、再利用を考えて、丁寧に除去しました。