受法寺本堂建築誌

伝統木造工法により建築中です

六葉

2006年09月02日 | Weblog
懸魚の中央にある飾りの六角形の六葉(ろくよう)は、見本提出の時に一回り大きくするようにして、見栄えがするようになりました。

懸魚の左右には鰭(ひれ)が付き、共に立体的にかなり深く彫り込んであって、見ていて飽きないものです。
 
六葉と、その根元にあるのが菊の形をした「菊座(きくざ)」は、樽の口(たるのくち)」とよばれる栓で留めています。 

丁寧に

2006年09月02日 | Weblog
夏の日差しの中での取り付けですが、軍手をはめての作業です。

汗のついた手の跡は、その時は目に見えなくても、後に形を表します。

昔、幼い時にある他宗のお寺泊まった時に、天井板に残った汗の手の跡が、幽霊が残したものと言われて、中々寝付かれなかったことを思い出しました。