テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

ビクセン ソラリラ(ごろ寝星空観望用コット)の補強

2013-10-16 23:08:09 | 双眼鏡 望遠鏡
先日購入した、ソラリラですが、
ユニフレームのこのシリーズのコットは、寝たときのシートのテンションを、8本の脚への取り付け部分の固定だけで確保しているので、その接合部分に力がかかります。
以前紹介した、スノピのチェアーLV-151などでは、
スライドする必要もあるので、接合摺動部分には強固な補強をされたグロメット(大きなハトメ)がされていましたが、このコットでは、ボルト穴の周囲をABSのスパイクで締め込むだけの構造です。
それによってシート生地の伸びにより、ほつれたり、テンションが緩くなったりという劣化が起こる可能性があり、実際、生地だけが補修パーツとして売られていた経緯もあります。
そこで、一番生地が薄く、力のかかる中央4本の脚と生地の接合部分を補強することにしました。ほとんど伸びない巾の太いナイロンベルトを左右の脚の間に、シート生地よりやや短めにして裏側に渡し、生地が伸びきらないようにしました。この補修によって、生地の縫い目や接合部にかかるテンションは明らかに低減し、重い人が乗った場合の沈み込みも,丁度、横隔膜の下、そして臀部のやや下部分でベルトによる支えが補間する感じになり、寝心地も向上しました。


ただ、期待していたトラス構造の脚の強度は、例えば前述のLV-151などと較べたらさほど強固でもなく、たわみ、あるいは曲がりなどが危惧されます。
やはり耐荷重が180kg、270kgというティートンの二つのコットへの興味は尽きません。

このままでは双眼鏡カテゴリの記事ではありませんので、最後に、寝転んで使う場合の架台について。なにも特別な事はせず、いつもの三脚+V4ユニットで、ぶら下げて使います。V4ユニットのハンドルに適当な重さのものをストラップで掛けてバランスを取って、ある程度のフリクションがかかるように各部を締め付けておけば、寝転んだ頭上から突き出すようにして、楽に観望できるのです。

未完-双眼鏡の使い勝手を向上する

2013-10-15 23:22:21 | 双眼鏡 望遠鏡
数年前の海外の記事ですが、こんな工夫をしている方がおられます。
双眼鏡のモーメントを大きくすると同時に、バランスを取り、あるいは後端を地面に刺したポール状のものにあてがってさらに安定させるような記事です。
手持ちの機材幾つかで、再現できるので、やってみましたが、手持ちに迫る自由度はあるものの、肩に掛かる荷重の位置がずれたり、一点をずっと見続けたりすると、身体の動きが気になったりと、さほど有効ではありませんでした。
重量バランスの中心を保持することによって、ブレの原因となるモーメントを抑え込もうとするのですが、ステディカムのように三次元のモーメント全てに対処する構造ではありませんからしょうがないことではあります。


現在のトコロ、手持ち+ヘッドステー一脚、三脚+V4ユニット使用の順で、自由度と、安定感が、バーターして変化する使い勝手に変わりはありません。


対物キャップ-双眼鏡の使い勝手向上

2013-10-14 18:26:53 | 双眼鏡 望遠鏡
小ネタです。

上の写真のように、対物、あるいは接眼キャップが、単なるポリキャップになっている双眼鏡は結構あります。
個人的には、対物側が鏡筒先端の取り付け環からフリップして垂れ下げて使うゴムキャップ、接眼側が眼幅の変化に対応する連結キャップになっているのが、ブラブラするとはいえ、無くす心配が無くて良い、と思ってますが、そうでない製品に、都合良くサイズの合う他の製品のキャップを入手、流用できたり、既製品のバトラーキャップなどが合えばよいのですがなかなかそう上手くいきません。もっと欲張ったことをいうなら、対物鏡筒先端に、フィルターネジが切ってあれば、各種フィルターや、レンズキャップが流用できて便利♪と思うのです。
まぁ、無い物ねだりしても仕方ないので、ポリキャップにひもを付けたり、色々工夫するワケです。
困ってしまうのが、ポリキャップが緩い場合です。ケースからの出し入れの時にすぽすぽ外れたり、知らぬ間に落としていたりするのは、イヤなので、ユルユルを解消したく、過去にも色々やってきました。熱でポリキャップを変形させてきつくするのは、結構使えるのですが、失敗することもあります。で、ここのところやってるのがキャップの内側に接着剤を盛る方法。いろんな接着剤を試しましたが、まずはポリキャップの材質そのものが被接着性が良くなくて、使えるものが限られます。PP系に着くのは、シアノアクリレート系瞬間接着剤や変成シリコーン系などが代表です。瞬間タイプはゲル状を使えば盛ることも簡単ですが、経年劣化した場合、粉じんになることがあるので、却下、変シリ系を盛ります。これなら、硬化した後もゴム弾性があるので、好適です。
そのままでは着きにくい場合があるので、少し目荒らしして、有れば、PPプライマーなどで下処理しておきます。円周の一カ所に0.5mmくらい盛り、乾燥硬化させます。


はめると、盛った部分が浮き上がって、他の円周部分をきつく締め、スポスポが解消し、同時に盛った部分のゴム弾性でさらに落ちにくくなります。

盛った部分から嵌め、外すときはその反対側から外すと、盛った部分が剥がれにくいですし、劣化して剥がれかけても、ゴムのカサブタ状に剥がせますので、再施工が容易です。

私は、S.Uスーパークリヤーを使いましたが、以前紹介したように市販のウルトラ多用途S・Uで充分です。

DQD-60J

2013-10-13 23:59:24 | 電器屋さんなどで売ってるモノ
ヒソカに私だけが認識しているワガヤに於ける奇跡があります。



DQD-60Jという叩き売りで買った電波置き時計、10年近く電池交換なしで、何事もなく動いています。
ウチでの電波置き時計の一号機で、カタログ等によると電池寿命はマンガン電池で約一年、ウチでは目覚ましアラームを使う事がないとはいえ、驚異の電池の持ちです。
安かったので、二つ買って、もう一個は別の場所に置いてたのですが、そっちの方は、3~4年で動作が不安定になり、電池交換しましたから、個体差もあるのでしょう。この時計、電池蓋が固くて、私以外の家人では開け閉めすることが出来ないようですから、誰かが知らない間に電池交換していたということもないはずです。
購入当初に、付属電池でなく、ウチにあった別の電池(デュラセルのアルカリ)で使い始めたのが、偶然に奏功したのかもしれませんが、液漏れや接触不良の兆候もありません。

腕時計で10年寿命の電池のモデルもいくつか持ってたのですが、こいつらは、10年持ったことが無く、このDQD-60Jのロングランっぷりは際だちます。
最初は、居室で、自分に向けて置いてたのですが、電波時計の精確さが家人にも浸透するに至って、私からは見難い方向に置き直されてしまったので、別途、小さな旅行用の8RZ040というのを、自分用に置いてます。


久しぶり、というか、買ってから初めて、樹脂用のクリーナーで磨いてやったら、綺麗になりました。

ネアカな関係の方々にのみ、おすすめのハンドマグ

2013-10-12 23:46:36 | 脱線して底抜け

写真をクリックして下さい

とある、フツーの家庭で、お子さんが上のマグカップで、コーヒーを淹れてくれたそうです。
飲んだ方は、咽せて、吹き出したらしく、雰囲気はかなり悪く、気まずくなり、そのお子さんは、
「もっとハッピーなカンケーが爆発するほど欲しい」
とのたまい、ニガ笑いしたとのことです。

私なら、そのときのテンションにもよるでしょうが、吹き出さずに飲みきる自信があります。



でも、ちょっとイヤかも。

う~ん、パピリオくんにも限界

2013-10-11 23:47:23 | 双眼鏡 望遠鏡
判っていたことではあるのですが、EDC双眼鏡としてのパピリオ君にも、不得手があります。
ここ数日、勝間光学の6.3×40をも、持ち歩いてるのですが、やはり、その着色の少ないクリアな視界には、パピリオ君は適いません。
このところの異常な暑さで、秋の夕暮れに積乱雲がぽっかり浮かび、茜に染められるような稀有な景色を、感嘆するような美しさで眺めることの出来るのは、やはり6.3×40です。
宵の明星や、輝きを主張し始める一等星たちをも、さらに引き立たせ、6×30に較べても広めの良像範囲、暮れ落ちた刹那の夜空をも楽しませてくれるのは、余裕のある口径、瞳径の賜物かと思います。

持ち運ぶにはパピリオくんには及ぶべくも無い大きさの双眼鏡ですが、一旦構えてしまえば、重さ大きさとも気になることなく、長時間の観望も気にならないサイズですから、覗いた視界に充分に浸り、愉しむことが出来ます。

産経新聞のスマホアプリの村上春樹ノーベル文学賞受賞の誤報に釣られた

2013-10-10 21:22:16 | 日記
まあ、情報過多時代に、メディアのあり方が、有り体に云って、現実に追いついてない象徴のような出来事でした。
スマホで読むデジタル版新聞、産経のみ、無料なので、利用しています。更新なども、情報提供側の意向により、号外などが通知されるのですが、本日、「村上春樹、ノーベル文学賞」という号外通知がスマホに表示され、多少なりとも、文学雰囲気の漂う我が家において、私も、その通知の尻馬に乗って、家族に話したわけです。
ご存じのように今年の本当のノーベル文学賞はカナダのAlice Ann Munroさんが受賞したので、完全な誤報だった訳ですが、私も、直後に、他のメディアで検索して、産経の勇み足であったことを知り、家族にもその旨伝えたのですが、どうもばつが悪かったのです。
まぁ、私などより、同じ誤報を受け取った村上春樹ファンや各方面関係者の方々のほうが、もっとばつが悪かったと思うのですが、報道すべき事実が生じる前に、報道内容が決定していて、スケジューリングされ、そのまま誤報となってしまったのは本末転倒というか、ミス、なんてものでは無い、現在のニュースメディアの欠陥を露呈した結果となりました。
もともと、ノーベル文学賞そのものが、権威のみ肥大化して、いびつな人気投票、流行の後追いにすぎないという批判もあるのですが、そのような矛盾と軋轢の現状すら理解していないと思える、デマを飛ばしている訳で、少し深刻に受け止めて欲しいものです。


生々流転

2013-10-09 23:55:21 | 日記
小さい頃から、少年時代まで良く親しんだ、とある臨海工業地帯のハズレの私鉄沿線沿いを通ってきました。
昔は工場群で働く人々が数多く乗降し、賑やかで華やかだった駅前のロータリーの中央部分の花壇も、いまは残骸でしかありませんでした。また、ロータリー内のアスファルトのひび割れから生えた雑草が、背が高いままで茂って、枯れており、おそらくはその雑草たちを踏みしだく車もまれにしか通らない、そんな様子をうかがわせていました。
その昔、駅のすぐ山側には、モデルハウス展示場があり、なかには近未来的なデザインの家なども有って、電鉄会社の宅地開発と、工場の隆盛に伴い、駅の至近の踏切など、混雑していたことを憶えています。

工場のプラントが省力化、無人化され、遠隔操作による集中制御になり、とどめに各企業の合弁合併吸収廃業により、その駅の利用者はぐんぐん減り、モータリゼーションの普及が追い打ちをかけ、今の状態になったようです。
その過程では、シネコンなども、中核都市に先んじて建設され、帯状に連なる車の流れに、道路の拡幅整備工事も追いつかない、そんな時代もありました。
まだまだ稼働しつづける港湾施設も、いまはコンテナ船がほとんどで、その積み下ろしにも活気は感じられません。
住む人がいなくなり、更地に戻された区画も散見します。
この街の昔、黒く焦がした板塀が立ち並ぶ様から、工場群の勃興、住宅地の隆盛、商業施設の躍進、そして、それぞれが、やがて衰えていく様を、夏の終わりの雨とともに、感じた日でした。

ジャコビニ流星群こと、10月りゅう座流星群

2013-10-08 17:47:54 | 双眼鏡 望遠鏡
ユーミンの”ジャコビニ彗星の日”という歌、



あるいは、アストロ球団という野球死闘漫画での”ジャコビニ流星打法”など、

でよく知られる、流星群が、今夜観測できるかもしれません。

ユーミンの歌は、星空を題材にしたあまたの歌のなかでも、”天体観測”、

”君の知らない物語”

などと並んで、好きな歌の一つなのですが、上のリンクはともかく、最近のライブで、本人がこの曲を歌うと、声質のあまりのそぐわなさに、がっかりしたりもします。
ジャコビニ流星打法は、木製バットにクラックを入れて、打球をバットの無数の破片が一緒に飛んでいくように仕立てた極悪非道なワザで、まあ”スゴイ”とは思います。

閑話休題、もともとジャコビニ・ツィナー彗星を母天体とし、その軌道上に散らばった、彗星のチリの分布が地球の軌道と近接するときに見られる流星群ですが、近接の具合や、軌道上のチリの密度のバラツキなどから、毎年見られるわけではなく、2011、2012はけっこう観測できた地域も多かったのですが、今年はどうでしょうか。
つい2009年までは、ジャコビニ流星群、が正式名称でしたが、彗星を流星群の名称にしない、というけったいな方針の策定とともに改称されました。
別名りゅう座γ(ガンマ)流星群と呼ばれることもありますが、このガンマにしろ10月にしろ、余分な冠詞がつくのは、同じような地点(天球上の位置、ポイントなので、地点はおかしいはずですが、天点、は、どことなくピョンピョンと跳ね回りそうですし・・)を放射点とするりゅう座ι(イオタ)流星群があり、こちらは一月に極大を迎えますが、1928年に廃止されたしぶんぎ座に因んで、いまだにしぶんぎ座流星群と呼ばれることが多く、この件も、けったいなことです。
どちらにせよ、今夜8時頃から、北西~北北西の空に放射点があります、月明かりも少ない条件ですから、もし流星が流れれば、よく観えることでしょう。肉眼で、ぼぉ~っと見ているだけで充分ですから、一時、惚けて過ごすのも、良いかもしれません。

サト吉氏・・・・

2013-10-07 21:40:35 | 脱線して底抜け
以前から、ちょっと変でオモシロイという評価だった、護衛艦しらゆき、むらさめ、きりしまと乗務、その後、募集課で広報のオシゴトをされてる、海上自衛隊の恐らくはサトウさんのことです。
http://www.mod.go.jp/pco/miyagi/kaiji/kaiji39/kaiji39.html
趣味が艦内でのクッキー、ケーキづくりという、繊細(?)な面もお持ちの好人物だという認識(ホントか?)だったのですが、上の広報HP、
「暑くなり、各県の港で海上自衛隊による艦艇広報が行われる時期になりました。
艦艇広報を十二分に楽しむために、ちょっとした注意事項を図にまとめてみました。」
ということなのです。
まあツボをおさえているというか、ドツボにはまっているというか、2chなどでも話題になってたようですが、これをポスターにして、全国の港湾関係に配布すればイイと思います。
どうしようもなくお暇な方、リンク先をご覧ください。

星空観望、WP7×50RB-Dを固定する

2013-10-06 23:34:59 | 双眼鏡 望遠鏡
※写真は、イメージです

実際に、PIXIミニ三脚で固定して覗いているわけではありませんが、ソリッドなこのミニ三脚、重量級の双眼鏡を載せても、たわみ、ガタ無く、無難に支えています。

先日来、観望日和が比較的多く、中には、肉眼で4~5等星が見える、この地域としては良好な条件の日もあります。
双眼鏡による星空観望では、口径の大きさは武器の一つなので、その大きさが阻害要因にならない限り、大口径機を持ち出すようにしています。
WP7×50RB-Dは、ストラップを首に掛けて持ち歩くとすれば、充分に阻害要因になる大きさ重さなのですが、手持ち観望で安定する視界は7倍機故であり、50mmの大口径と優秀な光学系が醸す、きらめく星々の点像が溢れる視界は、光害地で背景の空が薄明るくなってしまうとはいえ、さすがは元祖星見用仕様であり、天球を流し見するのにもってこいです。

この前、SS10×50SK-Dとセレストロン15×70の比較で、固定したときのSS10×50SK-Dが溢れる星々の凄みを感じさせるような好条件の日がありましたが、今夜もそれに劣らずなかなかです。そこでセレを三脚から降ろし、SS10×50SK-Dについてた三脚アダプターを自由雲台ごとWP7×50RB-Dに装着して三脚に載せます。目当ての天体に大まかに向け、目を瞑り、冠布(暗幕)を用意して、暗順応した目をつくります。
冠布を被って、目当てのM42、オリオン大星雲を観ます。双眼鏡のピントはだいたい無限遠に合ってますが今日の目のコンディションに合わせて微調整し、淡く浮かび上がる、ガッチャマンのマントのようなカタチに惹き込まれます。
カタチこそSS10×50SK-Dやセレ15×70で観たときより、おぼろげですが、却って、広がりの感じられる、オリオン大星雲の雄大さは、よく分かるようです。
いままで、このWP7×50RB-Dを三脚に固定して使うことはあまりなかったのですが、条件が整えば、やはりしっかりした三脚の威力は文字通り目を瞠るものがあります。

写真は心眼でのイメージです

マルちゃん 正麺  カレーうどん

2013-10-05 23:28:43 | 日記
その昔、学校の近くのそば屋さんで出していた、和風だしで、どことなく醤油の香りがするカレーうどん。
学食の、単に茹でた麺にカレールーをかけ、きざみネギをばらまいただけのカレーうどん。
知り合いの家の近所にあり、鍋物主体の和食の店ながら、気むずかしそうな板さんが気合い一閃でつくっていた名物カレーうどん。

などなど、お店で頂くカレーうどんには、結構コダワリがあり、同じコダワリがあるヒトとは、話が盛り上がったりすることもあるワタクシなのですが、インスタントのカレーうどんには、カップ麺であれ、袋麺であれ、いままで、コダワリをもてるほど感心した商品はありませんでした。

ごんぶとのカレーはそのなかで検討しておりましたが、これは生麺で、インスタントとしてはチートすぎます。思うに、少し煮込むなどして、麺にカレーだしの味が浸みこまないと、うまさが伝わりにくいようなところがカレーうどんにはあって、それが乾麺の特徴とは合わない、浸みこむと同時にふやけてしまうところが、その要因ではなかったかと推測するのです。


おそらくは浸みこむ表層とコシのある中心部の二層になっているのが、その理由ではないかと思うのですが、マルちゃん正麺のカレーうどんには、感心しました。麺を戻すのに3分、ダシと煮込むのが2分と、面倒ではあるのですが、長ネギや肉やゆで卵やその他、具を入れて食べて美味しい、チャツネや一味を入れてさらに風味が増す、味と歯ごたえのある麺です。
海外の一部では、インスタントヌードルのことをマルチャンと云うそうですが、この正麺シリーズは、もう円熟した風格さえ漂わせているように思います。
たかがインスタントなのですが、その気合いの入りように感心しきりです。

感知外

2013-10-04 22:00:32 | シロートの戯言
あえて誤字のママの記事タイトルです。

日本の少子化、労働人口の減少、などの進行への対策として、色々な政策が検討実行されています。

その中で、一番勘違いだと思うのが移民受け入れを進めようと声高に叫ぶヒトビト。
偏狭な民族主義などではなしに、日本列島という島嶼群に住まうヒトは、なぜか内向性の気質で、バランスのとれたイデオロギーを受け入れるのに慣れていません。
絶対的存在としての神を認めない自己依存と普遍的な神々をごく当たり前に認識する諦観とを併せ持ち、刹那に弾ける激しさと、悠久に漂う従順さを、体現しています。
穏やかな四季がありながら、時に台風や地震など天災が牙をむく、その繰り返しの中で、現代でこそ、飢饉や飢餓は解消しましたが、数万年にわたって、日本人は世代を繰り返してきました。
外側から日本を見たときに、恐らくもっとも適切な形容詞の一つにwet、という言葉があります。もちろんdryの反意語としてのものです。戦後に劇的に変わった教育のなかで、その特徴はやや薄れこそしましたが、気質的な文化が醸成されたと思う、千年以上前の時点からの悠久に較べれば、まだまだその影響は僅かなものです。
そんななかで、最初に述べた諸問題に対応する策として、移民策や子育て支援は、良策ではないと考えます。移民推進は、日本人の一義的な閉鎖性の悪さを認めず、理解せずに、ただそれを解消しようというだけの愚策だと捉えます。
高齢化が促進したって、本来は懸念するような事ではない、というか、現代の社会、老政治家や老経済人が歯車を回し、高齢層が資産の大半を掌握する構造は、部族社会で年長の長老が畏敬を集めていた構造と、基本的には変わることがなく、それなら、解決の道は自ずと垣間見えてくると思うのです。
いびつな核家族化、これも問題の一つです。子育て支援は核家族化を前提とした、ある意味その推進策です。
おそらくは、無謀なほどの、視点の転換と、教育のありようによって、解決出来ると考えます。取りあえず、子どもをもっと見ましょう。子どもとふれあうことにより、子どもに必要なのは何か、それによって得られるもの、それが励起するものがどんな果実なのか、が理解できると思います。

呪文(まじない)と伝言ゲーム

2013-10-03 18:04:20 | 日記
目は二つしか無い
 目は二つしか無い
  目は二つしか無い
   目は二つしか無い
    目は二つしか無い
     目は二つしか無い
      目は二つしか無い





と言い聞かせる日々に、そこはかとない相克と無常を感じるこの頃、
それでも、70mm、82mm、100mm~と遷ろう視線は、大口径双眼鏡へと
収斂していきます。

スマホのSiri(音声認識操作)機能、クルマに乗車中は、Bluetoothで繋がったナビ経由がデフォになるのですが、その場合の認識率が極度に悪いです。
上記の呪文も、ボイスメモ機能で記録すると

電話するしかない
では多分知らない
では立牛川ない
ではしかない
これは2つしかない
ではスタッフ課題
では2つしかない
ではなく4月
電話すかはい
ではなく使わない
ではが使えない


ってなって、立牛川(たつうしがわ)ってどこ?、っつーかSiriさんって物知りだねえ、と変に感嘆するのです。
その他の言葉も、メモされた字面だけでは、結構支離滅裂で、よくBluetooth経由で電話する自分としては、相手の方に聞き取りの負担を掛けていないか気に掛かるのですが、音として捉えてみると字面ほどとんでもなくはないのかな、などと、納得できるような気になって、を落ち着けて、運転するのであります。
どっとはらい。

寝そべって、星空観望用、のコット

2013-10-02 19:19:45 | 双眼鏡 望遠鏡
仰向けに寝転がって、全天を観る。
これが、有史以前から、ヒトの身体の構造と、観る対象(星空)から導き出された正当派の観望スタイルです。
文明化したニンゲンは、住居をつくり、靴を履き、地べたに寝っ転がることが少なくなりました。
また、寝た体勢は、身体の構造からも、次の動作に制約があり、文明の利器たる望遠鏡なども、座ったり立ったりした姿勢での使用を前提に発達してきました。

でも、やはり寝て観望は非常に魅力的で、かくいうワタクシも、マットやシート、あるいはリクライナーなどを使って、実行してきました。
ただ、前述の道具類では、ちょっと間に合わないロケーションや、観望方向もあるので、屋外用ベッド、つまりはコットをいろいろと見繕っていました。
まず、重視したのは、耐荷重。
この耐荷重というのは、イスやコットでは、そのまま安定性、耐久性に繋がる要素ですが、並みいるコットのなかで一番強そうなのがTETON(ティートン)Sports という米国のアウトドアスポーツブランドの製品。

Grand Teton、あるいはグランドティートン国立公園は、ロッキー山脈の一部、米国の山岳アウトドアのメッカで、その名を冠したコットは無類の耐荷重を誇ります。

お手軽観望用としては、この性能は充分すぎるのですが、暗がりで、さっと組み立てる、もしくはさっと撤収するような製品ではありません。このコットに限らず、両サイドにフレームが通っているタイプは、張ったキャンバスのテンションで寝心地を良くしているので、張る時に、かなり力がいる製品が多いのです。
で収束タイプというかエキスパンダータイプのものをいろいろと物色しました。


で、やはり以前にユニフレームから出ていた、

前モデル:フォールディングコット


現モデル:リラックスコット

が設置、撤収ともホントにワンタッチなので、コイツを探しました。

ユニフレームやスノーピークのアウトドアギアは、値崩れを防ぐためか、潤沢に商品を供給する、ということをしません。
探しているコットも、前モデルはおろか、現行モデルも、実店舗、WebShopとも、軒並み品切れです。

そこで、普段見ている双眼鏡関係のWebから、ビクセン/ユニフレームのコラボ商品、ソラリラを確認、購入しました。
コストダウン版の現行モデルよりはやや高価ですが、前モデルと同じ布地、サイド小物入れ、星座盤がついて、前モデルよりやや安め、なので、まあそれなり、です。


やはりトラス構造のフォールディングタイプは頑強で、ベンチとしてなら3人掛けもOKな頑丈さは秀逸です。

屋内での昼寝にも最適ではないか、と余計なことも考えています。