テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
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(当然、その他についても、語ったりする)

連載:星空観望のお勧め 03

2012-05-14 12:57:44 | 連載:星空観望のお勧め
連載第二回では、星を観る楽しみについて述べました、連載第一回では、なかなか綺麗な星空は見られない状況をお伝えしています。
必然的に、見たいのに見られない苦しみが生じることになります。

で、苦しみから逃れるためには、星空観望の障害を排除、回避、乗り越える必要があります。

基本は天候です。
雪や雨を含む雲の多い日、霧、スモッグ等のガスが発生する日、は当たり前ですが、星空は見えません。

先ずはじめに、折りに付けて、空を見上げ、雲のない綺麗な晴れの夜空は観望日和です、自宅、近所から、お手軽観望するのにちょうどイイ日です。

本格的には、星空を見ようとする地域、遠征先の天候について、天気予報などで、事前にじっくりと調査しておき、予報によっては、場所を変更したり、日時をずらしたり、あきらめたりします。

どちらの場合においても、天候の確認は様々な手段にて実施することが必要で、いきおい、天気予報オタクっぽくなってしまいます。

ワタシの場合、tenki.jp やYahoo天気の星空指数GPV気象予報AstroGPVなどの予報を参考にしています。
他にも国土交通省 防災情報提供センターリアルタイムレーダーなど、GPV(Grid Point Value)データは、かなり参考になります。
実際、遠征地でも、到着したときには、全くの曇天でも、GPVデータを信じて待ち続けて、スカッと綺麗な星空観望ができた経験もあります。

星空観望でもうひとつ大きな障害は、月です。
月を見たいヒト以外には、その明るさのポテンシャル故に、強大な邪魔モノである月について、月齢カレンダーや、出没時刻・方位角などを、見たい対象、上記の天候と重ね合わせて考慮する必要があります。新月と、月照による影がクッキリとできる満月では、全く星の見え方が違いますし、明るさは、目や光学機器の性能を直接に阻害します。
月と見たい星々の相関については、PC用、スマホ用のさまざまな天体観測アプリケーションが便利です。
特にiPhoneはじめとするスマホやNintendoDS用の天体観測アプリケーションは、GPS機能などと連携して、便利に観望したい天体を誘導してくれます。PC用は、幾多のソフトにより、シミュレーションとしてそこそこ美しい星空をも再現してくれます。

ホントなら、先のGPV気象予測データと、天体シミュレーションを統合したようなソリューションがあれば、一気に容易になると思うのですが、今後の楽しみにしています。
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