ひげ爺さんのお散歩日記-2

日々新た、今日は今日、明日は明日の風が吹く

「ナンバンギセル(南蛮煙管)」 ハマウツボ科 

2016年09月22日 21時49分36秒 | 日記
  「ナンバンギセル(南蛮煙管)」 ハマウツボ科 ☆9月22日の誕生花☆
           花言葉は… 物思い・遠距離恋愛



 今朝の最低気温は午前3~6時の20.7℃。 最高気温はお昼正午の27.4℃。
鬱陶しいお天気が続きます。 午前中は曇り空、午後から霧雨が降ったり止んだり。
予報は明日も雨・曇りで、明後日ようやくお日様マークの登場です。

  《朝散歩…  和泉市北部  10.3㎞  14,731歩  3時間》
今日は “秋分の日”、お昼と夜の長さが同じと言われています。 
そう云えば夏に比べて、ずいぶん日が暮れるのが早くなりましたね。
散歩に出た9時のの気温は24.1℃ですが、湿度が88%有り、歩けば汗が出ます。
和泉市の “だんじり祭り” は来月の8日と9日の予定ですが、今日街中を歩いてみると、
提灯の飾り付けが行なわれていました。

 
そして “だんじり” が曳行される街角の電信柱やガードレール、歩道との分離柵に
布団や毛布が巻かれ、その上から紅白の幕が巻かれています。
障害物を目立たせ、“だんじり(山車)” の衝突を防止する為です。 
と同時に、“だんじり” がぶつかった時の衝撃を少しでも緩めようという訳です。

 今日は東ヶ丘という住宅街を通ったのですが、気がかりな事が…
ここを通る時に必ず覗いてみる庭が有ります。 
「今度はいつ会えますか、ここを通った時はいつでもピンポンを押して下さいよ」
と言っておられたお婆さん(83歳)の庭です(押した事は有りません。  
夏場は暑いから庭に出ておられないのだろうと思っていましたが、
9月に入ってもお会い出来ていません。 今日などは雨戸が閉まったままです。
そしていつも綺麗にしておられた庭に雑草が目立って、荒れた感じになっています。
どうされたんでしょうねぇ。 息子さんの所へでも行っておられるのなら良いのですが。


お家の縁側で猫が2匹 「心配ないよ~」 と言うように寛いでいました。


 今日の花は 「ナンバンギセル(南蛮煙管)」 です。





生えている場所は産業団地の一画なのですが、いまだに会社は建っていず、カヤ(茅)の
生える空き地になっています。 その茅の根元にこの花が咲いています。
用地の斜面(法面)にもカヤが茂っていて、ここにも 「南蛮煙管」 は咲いています。
一昨年まではその法面で撮った写真をアップしていました。
ですが、この斜面の上はどうなっているんだろう、と思って上ってみると、
(カヤの茂った斜面を登るのはちょっと勇気が要ります。 手を切りそうで)
平地になった所にもカヤが生え、その根元に 「南蛮煙管」 がいっぱい咲いていました。


 この植物は、葉緑素を持たない為、光合成が出来ず、ススキやカヤ、サトウキビなどの
イネ科の植物の根から養分を吸い取る寄生植物です。 
決して美しい花ではありませんが、小首を傾げた形から人気があります。 
万葉集にも 「思い草」 として愛人に贈った和歌が読まれています。
『道の辺の 尾花が下の思ひ草 今更々に 何か思はむ』(作者不詳) 
“尾花” はススキ、 “思い草” は 「南蛮煙管」 の事だそうです。 解釈の一例として  
“道ばたに生えるススキだけを頼って生きている思ひ草のように、私はあなたの愛を信じ、
あなた一人を頼りに生きているのですから、今さら何を思い悩む事がありましょう”
そして小首を傾げて “もの思いに耽っている花姿” が “ひたむきな恋” を連想させた…。
この和歌は 「思い草(南蛮煙管)」 がススキなどへの寄生植物で有ることを知って
詠んだと云う事なのでしょうね。 この時代に凄い事ですね。 

  
「南蛮煙管」 の名は南蛮人と呼ばれたポルトガル人やスペイン人の船員が咥えていた
パイプに似ているところから名付けられました。
若い人には 「煙管(キセル)」 と言っても分からないかもしれませんね(笑。
私のお爺さんたちは、この花の形のパイプで、刻みタバコを吸っていました(古っ!・笑。
先端の刻み煙草を詰める部分と、吸い口の部分が金属で、その間は竹で繋いであります。
“キセル乗車” と云う言葉はこの “煙管(キセル)” から来ているんですね。
【両端(乗車駅と下車駅)だけお金を使い、途中はお金をかけない】 と云う意味です。 
原産地は中国、朝鮮半島、日本(北海道から琉球まで)など東アジアです。


今日の歩数    14,731歩 (気がかりな朝散歩)
9月総歩数   261,933歩= 183.4km(1歩を70cmに換算)
今年総歩数  3,400,686歩=2380.5km


4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
田舎では・・ (屋根裏人のワイコマです)
2016-09-23 07:26:06
一人暮らしのお年寄りが一寸でも見えないと
すぐにお隣さんに聞いたり顔見知りならば
すぐにピンポーンしてしまいます。最近は一人
暮らしの方の孤独な昇天が増えています
心配ですね、でも田舎ですから許されますが
都会では、とかくプライバシー・・とか人権とか
わずらわしい事になりますから、ご注意ください
南蛮煙管・・話には聞いた事がありますが
観たことは無いですね、コチラでもススキや
茅の原は沢山ありますので、今度その根元を
観察してみましょう
信州は雨で何時までも足止めのままです(≧∇≦)
返信する
わ~!! (さくちゃん)
2016-09-23 08:20:39
羨ましいですね~  沢山の南蛮煙管の咲いてる場所があるなんて!!

私 今まで見たことがありません
カヤの側を通る時は目を皿のようにして見ていますが
残念です
煙管と言えば煙管アザミも見ていませんね~

髭さんには沢山の花を教えていただいて感謝です
でも このままの私ではいけない!!・・・と今月から植物観察会に入会してお勉強を始めます
1回目は9月28日からですがいつまで続くやら・・・💦
返信する
ついつい情が移って… (ひげ爺さん)
2016-09-23 21:52:14

屋根裏人のワイコマさん、こんばんは。

まぁ、ご近所さんでは無いし、余計なおせっかいですよね(笑。
でも、次はいつ来てくれますか なんて言われると、
また覗いてみようと思っています。
 
返信する
ぜひ “さくちゃんのひとりごと” で… (ひげ爺さん)
2016-09-23 22:17:13

さくちゃん、こんばんは。

山歩きが趣味のさくちゃんが南蛮煙管をまだ見た事が無いなんて… 意外です。
煙管アザミ? ひげはそんな薊が有る事すら知りませんでした(笑。
もちろんまだ見た事は有りません(汗。
住んでいる場所や環境で目にする花も違いますね。

>今月から植物観察会に入会してお勉強を始めます
偉いなぁ。 教室で何か面白い話が聞けたら、
ぜひ “さくちゃんのひとりごと” で披露願います。
頑張って受講して下さい。
返信する

コメントを投稿