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喜多方発・青白磁 象、会津新宮城跡より出土。

2009-12-19 18:06:47 | Weblog
蔵のまち、喜多方から、

街中が深い雪の中にすっぽりと埋まっています。そして街中の人々が雪片付けに精を出しています。幹線道路は融雪のシャワーが流れて川になっているところもありました。よく見ると新しい型のは水が上に吹き上がらずに路面に向かって出るようです。幹線道路には雪はありません。

そんな中を午後から街へ、人通りはあまり見かけませんでした。

本日は、喜多方プラザ文化センター小ホールに於いて、
「会津新宮城跡と中世の会津」~中世的景観の保護と史跡活用について。
国指定史跡・指定記念シンポジウムが開催されました。会場一杯の参加者でした。
主催は、喜多方市教育委員会です。

喜多方市慶徳町の新宮に在る新宮城跡は7月に国史跡に指定されました。近くに新宮熊野神社・長床・が在ります。
鎌倉時代末期~室町時代前期(14世紀から15世紀前半)の中世城館跡です。新宮氏は、永享5年(1437)に蘆名氏に滅ぼされて無くなりますが。城址は開発されずに残りました広大な面積です。
昭和47年に大規模ほ場整備、県道建設が計画され試掘調査が実施された結果、城跡を保護する必要性が生じました。その後も数度にわたり確認調査の結果、遺構や出土遺物が多数発見されるなど、居城跡が非常に良く残っている貴重な遺跡であると認められ、国史跡に指定されました。

その一つに本日の画像の青白磁があります。6本牙を持つ象、六牙象と呼ばれるそうで13~15世紀に中国の窯の製品なそうです。現段階では国内に類似出土例が無いほど貴重な出土品です。その他高麗産の出土品も多く見られます。

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