ハッチと私の日常

20年暮らした猫も亡くなり、25年以上連れ添った夫も病死、仕事も辞めて還暦過ぎた女性が被災猫ハッチと暮らす日々

反・自己責任論

2018年10月25日 20時54分12秒 | 社会

 ジャーナリストは、私たちが知らない世界のことを報道しなくてはならないという強い思いを持つ。そして、私たちには、知る権利がある。知らないということは、罪だと私は思う。

 今回の安田さんの件は、自己責任論で片付ける問題ではない。私たちが知るべきものを命がけで放送しようとした結果なのだ。それを、自己責任だという人間は、私は認めたくない。一般人ではなく、報道陣なのだから、それは当然の欲求なのだ。

 知らなくていいことなんか、この世にはあるのだろうか。知らないことは罪。知らないで済ますことは罪悪。

 子の件で、今までは好きだった人間を、私は嫌いになった。自己背金論を振りかざす人たちだ。大嫌いだ。まさに、愚衆そのものだ。国は大きな権力にいいように冊買われる人たち。戦前の、国の方針にそのまま動かされた国民と同じ。

 情報社会と言いながら、簡単に自分の意見を公表できる。でも、自分の意見をそんなに大声で掲げる必要はあるのか?何様なんだ。まるで自分が権力者になったように、声高に意見を主張する。

 先日の、自動車事故の被害者を加害者と間違って誹謗した人たち、自分が公表する場で、きちんと謝罪したのか?

 フェイクニュースがあふれているこの社会で、人と同調することがどんなに怖いか、わかっているのか?

 簡単に自己責任と言って、ジャーナリストの安田さんを誹謗する人を、私は絶対に許さない。そういう人は、世界で何が起こっているのか、なにも意に介さない。自分さえよければいいと思っているひとだ、自分さえよければ、なら、黙っていろよ。

 情報社会は、愚衆の極致だね。馬鹿ばかりがはびこっている世の中。サイテーだよ。与野んかは、トランプのような人間ばかり。地球は滅びて当然だね。人が死んでも、自分じゃないから関係ないってやつらばかり。ぞっとします。

 日本が安全だと思ってる?いつ、私たち自身が難民になるかもしれないのに。人の痛みがわからない。悲しいね。

 

 

 

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4 コメント

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Unknown (ぱらお)
2018-10-27 16:42:54
あなたの意見に異議なし。その所属を問わずジャーナリストの務めは世界に対して事件、事象、課題等々を知らせること以外にない。安田氏は常識的に考えても如何なるジャーナリストも尻込みするような世界に突入した訳。そのことに対して我々は感謝と支援する以外にない。これを自己責任などとふざけたことを言う人々は言論の自由の意味なんて宇宙人の言葉程度にしか理解できないだろうね。ロバート・キャパが仏印で地雷に触れて死んだことを自己責任だざまー見ろというのか。沢田教一がベトナムで地雷に触れて死んだことを同様に言うのか。沖縄戦で日本軍のスナイパーに撃たれて死んだアーニー・パイルを自己責任だと蔑むのか。最近出てきたこの手のネトウヨ(安倍の応援団)の異様さは国の恥。世界のどこに出しても恥ずかしい。
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ありがとうございます (黒二毛(管理人))
2018-10-27 18:05:31
ぱらおさん、コメントありがとうございます。

最近の風潮は、なんだか恐ろしいくらいです。情報社会になったけれど、デマを流したり人を非難したり、ハラスメントが蔓延しているような気がします。
人を攻撃するのは、戦争と同じです。人の痛みをわからない人が多すぎ。

私たちだっていつ、紛争に巻き込まれるかわからないし、核戦争は現実的に起こるかもしれない。
実際、オスプレイは頻繁に飛んでいるんだし・・。
なんだか、プチトランプだらけの世の中になりましたねえ。意見には個人差がありますが、誹謗中傷はやめてもらいたい。


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自己責任論、反自己責任論、いづれも理解しながら、いづれにも違和感があります (Rook)
2018-10-28 17:50:16
自己責任論、反自己責任論、いづれも理解しながら、いづれにも違和感があります。
命がけでおぞましい世界の情勢を知らせようとする使命感は美しくもあり共感します。ただ、私が知らないだけなのか、彼の発信した情報についてあまり知りません。通信社などのマスコミは自社の社員にそのような危険を冒させたくないから、彼はフリージャーナリストの立場にいるのでしょう。対価はマスコミに売ることや、知る権利を守る善意の支援で得ているわけです。
政府の援助から独立したはずの活動が、図らずも支払われたとされる身代金により負い目を感じさせられ、おぞましい集団への資金提供になってしまったのではないかとの反省が、時を経てされるべきではないかとの思いが、自己責任論につながっていると思います。
解放直後なので仕方ないと言えばそれまでですが、拘束中のそれはひどい仕打ちだったと言うことは、相手が政治思想などとは無縁な極悪非道の誘拐ビジネスの輩であると伝えられても、そんなことを伝えるために命がけで出かけていったわけではないと思います。「6446」などという手の内は全く語るべきではありません。奥様が代理で記者会見するのも違和感があり、覚悟を持って出かけたはずの安田さんならば、身体が戻ったら会見すると一言言えば済む話で、本当に知らせたい情報を発信して欲しいです。
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難しい問題です (黒二毛(管理人))
2018-10-28 22:57:52
誘拐が目的の、政治とは無関係な武力集団だったのでしょうか?
ジャーナリストとして行ったのですから、それを時間がかかっても伝える義務はあります。
私は、シリアで亡くなった山本美香さんを思い出します。世界中に、伝えなくてはならないことがあくさんあるのです。命がけで伝えようとしたことを、私たちは受け取らなくてはならないと思います。
答えにはなっていないけれど、やはり、「知らないことは罪」だと思います。
故意に知らされないことも、多いはずですから。
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