Nスペ 人体 －神秘の巨大ネットワーク

本日第７集のテーマは《“健康長寿”究極の挑戦》



卵巣がんによる腹膜播種成立メカニズムの部分を興味深く見た



　腹膜播種

、癌細胞が種を蒔いたように腹膜に転移した状態のこと



最初に播種の説明をされたのは、癌宣告から２週間後くらい？


ＭＲ、ＰＥＴの画像診断を経て、主治医から切り出された


　フクマクハシュ？？？？

日本語？単語の切れ目はどこだろう？　って思った



『子宮内膜の癌細胞が卵管を通って腹膜に撒き散らされてます』

『肝臓にも行ってます』

『この時点で遠隔転移なのでステージは４Ｂになります』


たしかそんな感じの説明だった


その時のその説明だけだから、私の中の腹膜播種のイメージは


　原発巣から癌が勢いよく飛び散る（バシュッ！！！）

　↓

　腹膜に着床（ポトリ）

　↓

　増殖（ワシャワシャ）・・


３年間こんなかんじ



腹膜にだって異物への防御機能が備わってるってこと

今日の番組を見るまで気づかなかった



例え癌細胞が腹膜目がけて襲い掛かったとして

そう簡単に腹膜上で増殖ができないよう

異物防御システム（＝バリア）が備わっている



そのバリアを破るのが

癌細胞が発する《エクソソーム》


番組の中では細胞間を行き来するメッセージカプセルって表現されていた、それ



癌細胞が分泌するエクソソーム

その中に込められた『攻撃（＝防御）をやめよ』というメッセージによって

腹膜細胞を破壊、死滅させ

そこに癌細胞が入り込みなんなく増殖　→　腹膜播種成立、ということらしい



なるほど・・


人体は小宇宙って誰が言い始めたんだろ？

まさに言い当ててるよね



こうしてただぼんやりと流されながら生きてる私の中にも小宇宙か！

生きてることが奇跡なんだなぁ・・




ゲストの樹木希林さんがポツリと呟いた

目的もなくただ貪欲に「もっとクレクレ！」って暴走増殖する癌細胞と

現代人をリンクさせた辺り、大いに共感した(*´▽｀*)