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桂紹隆『インド人の論理学』から/ウパニシャッド

2014年08月21日 16時18分18秒 | 秘教/オカルト科学
2014年8月21日-4
桂紹隆『インド人の論理学』から/ウパニシャッド

  「ウパニシャッドの思想の中核をなす「神秘的同一化の原理」(アーデーシャ)によれば、大宇宙にあたる自然界の諸要素と小宇宙と考えられる人間の諸機能、さらに、祭儀の諸構成要素との間に一対一の対応関係があるとされる。」
(桂紹隆 1998/10: 85-86頁)。

  「ホートリ祭官=ことば=火神という神秘的直観にもとづいて正しく実施される祭祀は、祭主を天上界へ導き、大宇宙と合一させ、離脱させるというのが、ヤージュニャヴァルキヤの真意であろう。」
(桂紹隆 1998/10: 86頁)。

 桂紹隆(1998/10: 86頁)にしたがって、対応表を作ると下記の通り。

対応表(ヤージュニャヴァルキヤによる)

  ホートリ祭官=ことば=火神
  アドヴァリユ祭官=目=太陽
  ウドガートリ祭官=気息(プラーナ)=風神(ヴァーユ)
  ブラフマン祭官=思考力(マナス)=月

 
□ 文献 □
桂紹隆.1998/10/25.インド人の論理学 問答法から帰納法へ.x+333pp.中央公論社.[本体940円+税][B19981124]