goo blog サービス終了のお知らせ 

生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

人類経済 human economy と(人類以外の)生物類経済 bioeconomy

2013年06月20日 22時32分20秒 | 政治経済社会学
人類経済 human economy と(人類以外の)生物類経済 bioeconomy

物質の種類と量の変換

通貨 currency に相当するもの生物界では、エネルギーであり、生物たちは、エネルギーの種類変換と変量を行なっている。

地球に入ってくる太陽からのエネルギーを細菌や植物が硫黄や二酸化炭素を使って、エネルギーを体内に固定または保持する。
ど動物は植物や他の動物を食べて、物体を分解し合成し、身体を作り、またエネルギーを消費する。

人間社会においては、通貨とは構築体であり、現金と呼ばれる紙幣または硬貨がその概念の例示物体である。しかし、日本国の2012年3月現在でのM3統計では、現金供給量は77兆円で、預金という銀行の数値上でのものは1037兆円だそうである(天野統康『サヨナラ!操作された「お金と民主主義」なるほど!「マネーの構造」がよーくわかった』、19頁による)。

1000兆円の金 gold が日本銀行に保管されているわけではないだろうし、労働力が銀行に保持されているわけでもない。貨幣または預金口座の数値操作で半強制的に買うことはできる。


現代の危機は、主要な政治経済的分野での危機である。

?「資本主義社会は借金によって通貨が作られるので、国も企業も借金の返済に追われる日々を過ごすことになる。この借金経済システムは、借金をし続けることによって消費と生産力を拡大させ続けるようになったため、経済成長という副産物を与えた。なぜなら、社会が借金の返済を行〔な〕うには、今ある通貨だけでは足りないからである。」(天野統康『サヨナラ!操作された「お金と民主主義」なるほど!「マネーの構造」がよーくわかった』、60頁)。


「借金の利子付き通貨は、商品と交換ができるという特徴を持つとともに、利子分の返済というノルマを与えるために、社会全体を売り上げ利益の拡大にいざなう「経済成長強制システム」なのだ。」(天野統康『サヨナラ!操作された「お金と民主主義」なるほど!「マネーの構造」がよーくわかった』、60-61頁)。