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グローバリズムの終焉/日本国債暴落後の生活防衛策

2014年08月12日 00時32分45秒 | 政治経済社会学
2014年8月12日-1
グローバリズムの終焉/日本国債暴落後の生活防衛策

 『グローバリズムの終焉』を第二章まで読んだ。
 関曠野 2014/3『グローバリズムの終焉』は、本質的な分析をしており、その内容はうなづける。貨幣について考察した、西部忠『貨幣という謎』も、~について同様の分析をしている。ただし、関曠野(2014/3)とは、市場の定義は、異なっているようだ。

市場の定義
  「
    」
 (関曠野 2014/3『グローバリズムの終焉』 : ??頁)。

  「多様な財・サービスが商品として売買される「場所」が市場である。〔略〕
 「場所」といっても、物理的な場所である必要はありません。インターネット上のオークション・サイトのような抽象的、比喩的な場所でもいいわけです。」
 (西部忠 2014/5 『貨幣という謎』: ??頁)。


第一章での問題点または調べるべき点。
 →成長の限界の値または条件は? 計算は? シミュレーション モデルの中身は?
 世界金融資本の中身は?

 下記の部分を引用しておこう。→現金決済。→物物交換と物労交換。→地域通貨。

  「ニクソン・ショックに始まるグローバリゼーションは国際金融資本の全面的破産に終わるしかなかった。この破産に対する庶民の反応が生活防衛のための取り付け騒ぎと闇経済である。中央銀行は信用創造の能力を失い経済をコントロールできなくなってきており、租税国家は税収を絶たれつつある。経済はカジノではなく人々が生活するというその原点に引き戻されたのである。このゼロ地点から経済におけるデモクラシーを確立するための模索が始まる。ウォール街に始まり世界に広まっている街の公共空間の占拠運動と、そこでの自由な討論は、そうした模索の一環である。」
(関曠野 2014/3: 71頁)。

 アルゼンチンの経済について詳細な分析をした本、また国民生活の実際を報告した本は無いだろうか。
 

[せ]
関曠野・藤澤雄一郎.2014/3/5.グローバリズムの終焉: 経済学的文明から地理学的文明へ[シリーズ地域の再生].279pp.農山漁村文化協会.[B20140526]

[に]
西部忠.2014/5/10.貨幣という謎 日銀券とビットコイン.254pp.NHK出版[新書].[B?][Rb20140731、Rh20140810?]