生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

蜜蝋の透明性効果/ホセ・マリア・シシリア

2010年07月30日 12時02分20秒 | 美術/絵画
2010年7月30日-2
蜜蝋の透明性効果

 昨日出てきた、走り書き(20080817)。

 ホセ・マリア・シシリア〔Jose' Maria Sicilia〕 1998~2008展。長崎美術館 長崎市。~8/31。
 「木枠に流し込んだ蜜蝋に油絵具で描くことで生まれます」。
 <消え行く光> 2004
 <マゲローネ> 2005 ドローイング

 2008年8月31日までの開催で、見に行く都合はつかなかった。
 (市販されている)粒状にした蜜蝋を、テルペンで溶かすことができたはず。
 さきほど検索すると、群馬県立近代美術館が、

シリーズ〔文字化け〕 「赤い花々〔文字化け〕」より 1998 油彩、臘・板 184.5×157cm

を所蔵しているようだ。
http://www.mmag.gsn.ed.jp/collection/gendai/sicilia.htm
に、「*画像はありません。」が、解説文のあるのが良い。

 走り書きにくっついていた紙は、その日に
http://www.pref.mie.jp/BIJUTSU/HP/event/collcata/select2003/sicilia.htm
を印刷したもので(この頁は健在だった)、三重県立美術館所蔵作品選集とあり、

[86] ホセ・マリア・シシリア《衝立・小さな花々Ⅳ》 1998年 油彩、蝋、紙・板 211.5x124cm

[87] ホセ・マリア・シシリア《衝立・小さな花々Ⅴ》 1998年 油彩、蝋、紙・板 211.5x124cm
を所蔵しているらしい(前の印刷ではⅣは(協)と、Ⅴは(労)と、文字化けしていた)。

 言わば、女性的な色使いの典型的な一つとして、桃色ないし赤紫色系でぼやーと丸味のある図柄を描くというのがある(これはむろん、わたしが恣意的に抽出したもので、女性画家の本質的な現われではない)。
 これについて、どう接近したらよいのだろうか。

村山久美子.1988.6.視覚芸術の心理学.誠信書房.[y2,940] [B20100711]

を読み進めている。