2010年3月24日-1
誰が(あるいは何が)脳の活動を見ているのか?
ランドのレティネックス理論では、「色彩の認知は、反射光の波長に依存しているのではなく、赤、緑、青の光の反射率の違いを計算することによってなされている」(岩田 1997: 35頁)。
このことは、様々な色の絵具をうまく使えば、深い味わいが出るのと関連しているのかも。
視覚情報の処理は、モジュール構造にもとづく分業によって、
(1) 左右の位置関係を分析する、
(2) 色彩を識別する、
(3) 形を識別する
という部分情報ができる。問題は、それらが組み合わされて視覚が成立するが、
「脳のいったいどこがそのような組み合わせを実行し、その組み合わせが正しいかどうかを判断しているのであろうか」(岩田 1997: 75頁)。
「脳が「見る」ことは確かなことだが、脳のどこで本当に「見て」いるのかは、まだわかっているとはいえない」(岩田 1997: 76頁)。
しかし、脳が見ているとは限らない。意識は、脳のなかの幽霊である。
誰が(あるいは何が)脳の活動を見ているのか?
ランドのレティネックス理論では、「色彩の認知は、反射光の波長に依存しているのではなく、赤、緑、青の光の反射率の違いを計算することによってなされている」(岩田 1997: 35頁)。
このことは、様々な色の絵具をうまく使えば、深い味わいが出るのと関連しているのかも。
視覚情報の処理は、モジュール構造にもとづく分業によって、
(1) 左右の位置関係を分析する、
(2) 色彩を識別する、
(3) 形を識別する
という部分情報ができる。問題は、それらが組み合わされて視覚が成立するが、
「脳のいったいどこがそのような組み合わせを実行し、その組み合わせが正しいかどうかを判断しているのであろうか」(岩田 1997: 75頁)。
「脳が「見る」ことは確かなことだが、脳のどこで本当に「見て」いるのかは、まだわかっているとはいえない」(岩田 1997: 76頁)。
しかし、脳が見ているとは限らない。意識は、脳のなかの幽霊である。