生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

音の彫刻 sound sculpture / 楽譜の意味論

2010年08月26日 16時54分19秒 | 美術/絵画
2010年8月26日-5
音の彫刻 sound sculpture / 楽譜の意味論


 固体、たとえば石材を彫り刻めば、彫刻作品ができる。
 海では、海自体が時々刻々の液体彫刻である。
  繰り返し的な波動である。

 気体を彫り刻めば、気体という素材を使った彫刻作品ができる。
 風が音を奏でていれば、それを風による演奏であるとも、また彫刻作品であるとも見立てることができる。

 或るCDの交響曲を再生すれば、それは、うたかたに消える、わたしの仮設作品である。
 それは、わたしの世界への泡沫愛である。
 藍は、黄金色。

 場=しきつめられた基底物。
  コイロンの泡の踊り(あるいは)舞い。

 
 とういうわけで、或る音楽作品を演奏すれば、それは気体を彫刻しているのだ。

 演奏。それは、創造的になり得る。
 楽譜とは、『作者』による絶対指定では無いとするとき、数多くの自由度が開ける。
 演奏は、自由であり、楽譜はきっかけ(契機)である。

 だれだ? わが彫刻作品を揺らすものは?
 だれだ? わが愛の結晶を扇ぎ飛ばすものは?

 騒音は愉快だ。
 巻環にすれば、差分的に誘拐される。

 ……………………

 言葉は楽譜なのでしょうか?
 あるいは、夢のなかの夢なのでしょうか?

 
 かくて、
     鉄鈴、は 風 に、鳴り響く………………

 
http://www.k4.dion.ne.jp/~rainbow3/kigou/teture.htm

2010年8月29日某所にて即興的初演予定。