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風間虹樹:本日2013年6月30日の絵画/いのち絵画(有機的抽象絵画)の技法

2013年06月30日 09時50分06秒 | 美術/絵画
2013年6月30日-1
風間虹樹:本日2013年6月30日の絵画/いのち絵画(有機的抽象絵画)の技法


 題名:〔未完成ゆえに未命名。個的物体には名称または名前をつけるべし。〕
 大きさ:727mm×910mm(F30横)×28mm(張り画布の厚み)。
 材料構成:杉支持体に張られた亜麻画布に、アクリル絵具とグロスポリマーメディウムと胡粉。
 いのち絵画の技法:振出し法、重力利用流し法、ひび貫入法(今回の新技法、下図参照)。


 ↑:天地を逆にして、色温度などを変更したもの。こちらの方が現物の色に近い。


 ↑:グロスポリマーメディウムを画布に零して重力を利用して上方や下方に流した。
   直ちに、胡粉を振出し法で付着した。
   乾燥すると線が歪んだり(想定内)、予期せず(想定外)面白いことに、左右に罅割れたらしく、そこに胡粉が貫入していた。胡粉を溶いた膠とアクリル溶剤との差によるものかもしれない。
   表面の罅割れはアートグルー(渋谷ウエマツで入手した)によっても作ることができる(下図)


が、色が貫入すること(ひび貫入法)は様々に応用できよう。白い胡粉は、たとえば水干絵具で着色できる。


 ↑:罅割れ貫入を示す拡大図。




  ↑:前もって画布に縦線的な孔を開けておいた部分(画像の上端辺り)に注目。ブラックホールみたいに白線が引き込まれる。
    穴を中心にして放射状に線を配置すると、面白いかもしれない。