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福島原発と東北地方太平洋沖地震84

2011年04月15日 00時27分53秒 | 生命生物生活哲学
2011年4月15日-1
福島原発と東北地方太平洋沖地震84


 ウィキペディアによると、

  「実効線量 13 - 60(mSv) 1日1.5箱のタバコを吸う喫煙者の年間の線量(タバコの葉に含まれるラジウム226、鉛210、ポロニウム210等からの放射線」
  「実効線量 1.2(mSv) 1日1.5箱のタバコを吸う喫煙者と同居する人が、副流煙から受ける年間の線量」
  「実効線量 1.0(mSv) 一般公衆が1年間にさらされてよい人工放射線の限度(ICRPの勧告)」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88

と、タバコの煙で肺をけぶすと、ガンになりやすいのは、ひょっとして放射線作用でDNAが変化するためというのが大きかったりして……。んなわけないか?

 どうであれ、様々な発癌物質を直接に肺胞に送り込むわけで、食べ物として口にして、唾液で発癌物質を分解したりして胃に送り込むよりは、影響は大きいだろう。
 多量にタバコを吸う人が長寿であることもある。平均値での話であり、個々人の健康は大きく異なるしだろうし、当然である。ただし、昔のタバコと今日のタバコの成分は同様なのだろうか? 香料なども入れて、悪い方向へと変化していることはないのだろうか。

 米ソの核実験が多かった頃は、日本に放射性物質がけっこう降り注いで、そのころは今の1万倍だったとかいう話がある。それでも死んだ人はいないから、現在の状況をどうってことないと、或る週刊誌に掲載していた。疫学調査が根拠なのだろうか? 癌だけが引き起こすわけでもないだろう。思わぬ影響として出ているかもしれない。
 ましてや、被害予防行動は「風評」もまた考慮すべきのように思われる。東京電力や政府の言うことは、おいそれとは信用できないからである。また、食品業界では、つい最近でも産地偽装がわかったことがある。

 魚は遠洋で取った場合でも、どこでとっても、陸揚げした港で、産地表示するのだったかな?

 近隣の寿司屋では、ネタの魚介の産地を**県などと一つ一つ表示したところがあるらしい(テレビ)。結局、それらの物を介した人たちの信用の問題である。

 福島第一原発2号機でのトレンチの汚染水の水位が、660トンを復水器に移したことで13日に最大で8cm下がったところが、14日午前11時の時点では、2cm程度の低下と水位が上昇したらしい。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110414/t10015318501000.html

 東京電力では、吸着剤やフィルターで放射性物質を取り除き、汚染水を浄化処理することを検討しているらしい。
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819595E3E6E2E2E08DE3E6E2E6E0E2E3E39F9FE2E2E2E2


 2011年4月14日の北海道新聞によれば、「FoE Japan」などが主催して国会内で開かれた13日の報告会で、

  「〔今中哲二氏らは、〕原発から北西に25~45キロに位置する飯館村の一部について「人が住むのに適したレベルではない」と指摘、汚染の深刻な状況を訴えた。
   〔略〕
   同村曲田地区の土壌からはセシウム137を1平方メートル当たり2200キロベクレル検出し、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故による強制移住基準1480キロベクレルを超えた。
   〔略〕
  専門家の多くが「直ちに健康に影響はない」と安全性を強調していることについて「直ちに影響がないのは急性障害で、問題なのは(障害が後年に出る)晩発性のがん、白血病、遺伝的影響だ」と批判した。」
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/dogai/285811.html

 また、東洋経済によれば、

  「3月28、29日に京都大学原子炉実験所の今中哲司氏を中心とする飯舘村周辺放射能汚染調査チームが行った空間・土壌での調査結果によると、3月15日からの積算での被曝量は、同村内で最高95ミリシーベルト(曲田地区)に達した。
   〔略〕
   原子力安全委員会が『原子力施設等の防災対策について』で定める「屋内退避及び避難等に関する指標」では、10~50ミリシーベルトで「自宅等の屋内へ退避すること」、50ミリシーベルト以上の時は「コンクリート建屋の屋内に退避するか、または避難すること」とされている。これに照らし合わせると、飯舘村の放射能汚染状況がすでに深刻なものになっていることが示されている。
   〔略〕
   一方、土壌の汚染密度を分析した結果、最も高い曲田地区では、放射能のヨウ素131(半減期8日)が1平方メートル当たり約3260キロベクレルを記録。〔略〕今中氏は、1986年に発生したチェルノブイリ原発事故当時、原発から半径30キロメートル以内の住民が強制避難となった際の基準が、1平方メートル当たり1480キロベクレルだった、と指摘。「とにかく重大な汚染状況になっていることは確か」と言う。
 
   一方、福島県は4月5~7日にかけて、全県の小中学校などを対象に放射線モニタリングを実施した。その結果(→こちら)、調査対象の小中学校などの75.9%が、法令で定めるところの「放射線管理区域」基準を超えていることが観測されている。また、全体の20.4%が、管理区域よりもさらに厳しい管理が求められる「個別被曝管理」が必要となりうる放射線が観測された。」
http://www.toyokeizai.net/business/society/detail/AC/77b1f6c632e436b9bd3d14d5796877ee/