2017年11月9日(木)-5
H.P. Blavatsky ブラヴァツキーによる、人と動物の夢見についての解説
神智学体系によれば、人と動物の違いは、個人の魂が個体化しているか、群魂として存在して魂が個体化していないかである。この違いから、人間王国と動物王国を分けている。
"Transacions of the Blavatsky Lodge"では、H.P. Blavatskyが質問への答えを述べている。そのなかに、p.70以降からp.79までは、夢に関係した箇所となっている。
その部分を順次訳していきたい。
「
問い。人の夢と獣の夢の間の違いは何ですか?
答え。夢状態は、すべての人々だけでなく、すべての動物たちにも共通です。もちろん、最も高等な哺乳類から最小の鳥たち、そして昆虫たちにまでです。物質脳、またはそれに近い器官を授けられたあらゆる存在は、夢見るに違いありません。大小のあらゆる動物は、多少とも物理的感覚を持ちます。そしてこれらの感覚は、睡眠中は鈍くされますが、記憶はそれでもまあ言うならば機械的に作動し、過去の感覚 sensations を再生します。わたしたち皆が知る犬たちと馬たちと牛たち、そしてまたカナリアたちも夢見ますが、わたしが考えるにはそのような夢は、単に生理的なのです。発作的に揺らめいたりときたま輝くことのある、消えかかっている残り火と同様に、眠り込むときの脳は、そのように振る舞うのです。夢は、Drydenが言うような「空想が作る合間の出来事」ではありません。そのようなことは、摂取によって引き起こされた生理的な夢か、目覚めている時間に活動している脳にそれ自身を印象づけたある考えか出来事だけを、指すことができます。
問い。では、眠りに着こうする過程とはなんでしょうか?
答え。これは一部は、生理学によって説明されています。それは、神経中枢の、とくに脳の感覚神経節の、周期的で制御された消耗だと、秘学徒たちは言います。神経中枢は、この界で活動することをもはや拒否し、仕事に不適合になれないだろう場合は、別の界またはウパーディ _Upadhi_ でそれらの強さを回復するように強いられます。まず _Svapna_または夢見情報様態がきます。そしてこれは _Shushuptiの状態へ導きます。ここで、わたしたちの諸感覚はすべて二重であることを、また、思考する存在者がエネルギーを与える意識の界にしたがって活動することを、思い出してもらわなくてはなりません。」
(H.P. Blavatsky "Transacions of the Blavatsky Lodge", pp.70-71)。
[p.79まで夢関連の質疑応答が掲載されている。→訳そう。][零試訳20171109]
H.P. Blavatsky ブラヴァツキーによる、人と動物の夢見についての解説
神智学体系によれば、人と動物の違いは、個人の魂が個体化しているか、群魂として存在して魂が個体化していないかである。この違いから、人間王国と動物王国を分けている。
"Transacions of the Blavatsky Lodge"では、H.P. Blavatskyが質問への答えを述べている。そのなかに、p.70以降からp.79までは、夢に関係した箇所となっている。
その部分を順次訳していきたい。
「
問い。人の夢と獣の夢の間の違いは何ですか?
答え。夢状態は、すべての人々だけでなく、すべての動物たちにも共通です。もちろん、最も高等な哺乳類から最小の鳥たち、そして昆虫たちにまでです。物質脳、またはそれに近い器官を授けられたあらゆる存在は、夢見るに違いありません。大小のあらゆる動物は、多少とも物理的感覚を持ちます。そしてこれらの感覚は、睡眠中は鈍くされますが、記憶はそれでもまあ言うならば機械的に作動し、過去の感覚 sensations を再生します。わたしたち皆が知る犬たちと馬たちと牛たち、そしてまたカナリアたちも夢見ますが、わたしが考えるにはそのような夢は、単に生理的なのです。発作的に揺らめいたりときたま輝くことのある、消えかかっている残り火と同様に、眠り込むときの脳は、そのように振る舞うのです。夢は、Drydenが言うような「空想が作る合間の出来事」ではありません。そのようなことは、摂取によって引き起こされた生理的な夢か、目覚めている時間に活動している脳にそれ自身を印象づけたある考えか出来事だけを、指すことができます。
問い。では、眠りに着こうする過程とはなんでしょうか?
答え。これは一部は、生理学によって説明されています。それは、神経中枢の、とくに脳の感覚神経節の、周期的で制御された消耗だと、秘学徒たちは言います。神経中枢は、この界で活動することをもはや拒否し、仕事に不適合になれないだろう場合は、別の界またはウパーディ _Upadhi_ でそれらの強さを回復するように強いられます。まず _Svapna_または夢見情報様態がきます。そしてこれは _Shushuptiの状態へ導きます。ここで、わたしたちの諸感覚はすべて二重であることを、また、思考する存在者がエネルギーを与える意識の界にしたがって活動することを、思い出してもらわなくてはなりません。」
(H.P. Blavatsky "Transacions of the Blavatsky Lodge", pp.70-71)。
[p.79まで夢関連の質疑応答が掲載されている。→訳そう。][零試訳20171109]