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《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

風間虹樹〈いのち、いのち、、〉の展示と販売/関西モダンアート作家小作品展

2013年09月29日 14時52分05秒 | 美術/絵画
2013年9月29日-1
風間虹樹〈いのち、いのち、、〉の展示と販売/関西モダンアート作家小作品展

口上
 いのち絵画(有機的抽象絵画)、つまり、色彩と形体から成る生命体であるような絵画を試みています。なにかを表現するのではなく、絵画的生命体を創造しました。(手痕を残さず)自然的に製作するために、絵具を流したり滴下したり振り出したり叩きつけたりしています。層的構造を与えるために画布を貼り込む場合も、裂け目から生やしたり、外部から侵入させたりしています。

 



 

いのち、いのち、、 The Life, lives,, 〔201309#1〕
745x758mm[x25~32mm](中央付近が少しふくらむ。ほぼS10の菱形展示)。天地逆展示可能。
 2013年9月29日製作完了。
 桐木枠に縦溝模様に張った生綿画布に、アクリル絵具とアクリルインクを流し、その上面の一部(三か所)にアクリル絵具を付着した亜麻画布をグロスポリマーメディウムで貼り込みました。
 技法:垂らし流し法、ローラー縦皺作成法、泡封入叩きつけ法。

 
 
 
いのち、いのち、、 The Life, lives,, 〔201309#2〕
746x749xmm[x25mm](S10菱形展示)。天地逆の展示も可能。
 2013年9月29日製作完了。
 桐木枠に亜麻画布に、アクリル絵具。その上面を二か所切り裂いてアクリル絵具で染めた立体的綿画布を挟み上端と下端にグロスポリマーメディウムを置いた。墨と油絵具で着彩した亜麻画布を、下端を綿画布に挟み、上部を亜麻画布面にグロスポリマーメディウムで貼り込みました。
 技法:花弁展開法、喰い込み叩きつけ法。

□ 関西モダンアート作家小作品展 □
会期:2013年10月8日(火)~11月4日(月)、28日間
時間:11:30~23:30
場所:NEW OSAKA HOTEL 心斎橋 一階受付ロビーとAdustam Bar Lounge
    大阪市中央区西心斎橋1丁目10-36
     地下鉄御堂筋線 心斎橋駅8番出口より徒歩3分
     地下鉄四つ橋線 四ツ橋駅3番出口より徒歩5分
http://www.shinsaibashi-noh.jp/access/index.html
主催:モダンアート協会大阪支部







 







 側面図。

 
・絵画の定義
  絵画とは、視覚的提示物であり、なんらかの物体の表面に絵具を配置したもの(または、絵具の配置と同様の効果のあるもの)である。
  いかなる物体も三次元物体または立体であるが、(透明であれ、不透明であれ)表面がある。つまり、われわれの視覚にとっては、表面体である。たとえば、白い画布に照明で陰影をつけても、それは(一時的であれ)絵画物体となる
  また表面が穴が空いていたり、でこぼこしていたり、三重の襞になっていたりしてもよい。一部が、ぶら下がった葉片的(leaf)的でもよい。
  彫刻とは彫り刻むという仕方での定義とすると、あるいは彫塑を加算的なものと定義すると、平面的なものから立体的なものまで存在し得る。この世界に存在する物体は、すべて立体または三次元的存在である。すなわち、すべては絵画である。
 絵画の展示方法は、天井からの吊るし、空中浮游、壁掛け、床置き、それらの間の中間、と様々に可能である。

 
・いのち絵画の技法:花弁展開法
  ジェッソまたはアクリル絵具に、顔料または水干絵具または油絵具を油溶きしたものを滴下したり、流したり、放り投げたり、霧吹きしたりする。すると、絵具が花弁状に広がる。
 作例は、図1の右下部分の亜麻画布。こうして、八百万の生命体が出現する。