生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

福島原発事故130:3号機、圧力容器、中村幸一郎審議官の更迭

2011年05月19日 23時38分51秒 | 生命生物生活哲学
2011年5月19日-5
福島原発事故130:3号機、圧力容器、中村幸一郎審議官の更迭


 3号機の曲がった鉄骨についての説明仮説がある。

  「日本システム安全研究所の吉岡律夫氏に鑑定を依頼した。〔略〕
なぜ3号機はこんな惨状を呈することになったのか。吉岡氏は、建屋の屋根自体は内部で圧力が高まったときに吹き飛ぶよう設計されたものだとした上で、こう指摘した。
   「3号機の鉄骨が曲がったのは、水素の量が多く、大きな爆発になったからですが、4階の壁まで崩壊しているのは、燃料プールの燃料が高温になったからと考えられます」
   3号機と同じ設計の4号機では、3階にあったディーゼル燃料が発火したが、燃料プール内の燃料棒が溶融し、1メートルのコンクリート壁で隔てた油が300度以上にまで熱せられたということ。3号機でも同様の事態が起きた可能性があるという。
   「1号機の水素爆発と4号機の使用済み燃料の溶融が両方とも起きたような状態。この破壊規模から考えれば、燃料プールが損傷していたとしても不思議ではありません」(吉岡氏)」(週刊ポスト2011年5月20日号)
http://www.news-postseven.com/archives/20110513_20010.html

 
 圧力容器と格納容器についての説明がある。

  「福島第一原発の1号機から3号機までの圧力容器と、問題が起きた2号機の格納容器を製造したのは、IHI(旧・石川島播磨重工業)である。〔略〕本誌取材にこう説明した。
   「圧力容器は鋼鉄の鍛造材で厚さは約16センチ。2号機の格納容器は3層構造で、一番内側に鍛造材で厚さ3センチの内壁があり、その外側の外壁が鉄筋コンクリート製で厚さ200センチあります。その外に遮蔽外壁があり、これも鉄筋コンクリート製で厚さ100センチです。どれくらいの熱や圧に耐えられるかは、申し訳ありませんが、弊社が答えられる範囲を超えます」〔略〕」(週刊ポスト2011年4月1日号)
http://www.news-postseven.com/archives/20110321_15550.html

 
 さて、3月12日深夜に、「国民を不安にする」との理由で、菅直人首相と枝野官房長官によって更迭されたといわれる、原子力安全・保安院の中村幸一郎審議官の3月12日の発言が文字おこしされている。

  「中村審議官「〔略〕福島第一原子力発電所1号機におけます爆発及び白煙につきましてお話をさせていただきたいと思います。〔略〕」
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65710613.html

 残念ながら上記は、中村幸一郎審議官が3月12日に行なった2回の会見うちの「炉心溶融したおそれがあることを認めた会見」
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65710613.html
ではないとのこと。

http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65711166.html
も見よ。

  「経済産業省の原子力安全・保安院は〔2011年3月〕12日午後2時、東京電力の福島第一原発1号機で原子炉の心臓部が損なわれる「炉心溶融が進んでいる可能性がある」と発表した。」(日本経済新聞)
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65711166.html


福島原発事故129:野菜の放射性物質吸い上げ率/タバコは?

2011年05月19日 15時35分20秒 | 生命生物生活哲学
2011年5月19日-4
福島原発事故129:野菜の放射性物質吸い上げ率/タバコは?


 朝日新聞2011年5月17日朝刊37面に、

 「野菜が成長段階で土中の放射性物質を吸い上げる比率を、農林水産省が近く公表する。トマトやキュウリなど東日本で本格化する夏野菜の作付けを前に、収穫時にどれぐらい汚染されるかの目安を示す。」
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201105160603.html

とある。
 タバコについても、ぜひともやってほしい。「調査の対象は半減期が短い放射性ヨウ素ではなく、30年と長い放射性セシウムだ」というが、放射性セシウムだけでなく、様々な核種についても。

 また、

  「政府は、イネの移行係数の指標を0.1(10%)と設定。放射性セシウムの濃度が土1キロあたり5千ベクレルを超える水田は、収穫時にコメが食べていい基準(同500ベクレル)を上回るとして、原子力災害対策特別措置法で作付けを禁じた。原発から30キロ圏外の畑を対象にした福島県の調査では、飯舘、大玉の両村などの計7地点で5千ベクレルを超えた。農水省は、野菜でイネの0.1を超えるものは多くないとみている。 」
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201105160603.html

とのこと。


福島原発事故128:首都圏の土壌の放射性セシウム濃度

2011年05月19日 14時17分16秒 | 生命生物生活哲学
2011年5月19日-3
福島原発事故128:首都圏の土壌の放射性セシウム濃度

 朝日新聞2011年5月15日大阪版朝刊5面に、事故後の土壌調査をしていない東京都、の土壌の放射性セシウムの濃度を調べた、近畿大の山崎秀夫教授による調査結果が出ている。
 「都内の土壌の放射性セシウム濃度は〔略〕、1960年代の大気圏内核実験で年間に降った量の3~10倍あった」とある。

 
  「東京都の土壌で放射性セシウムの濃度が1キロ〔グラム〕あたり3千ベクレルを超え、東京電力福島第一原発により近い茨城県より高い地点があることが近畿大の山崎秀夫教授(環境解析学)の調査でわかった。
 濃度は高い場所でも福島市の9分の1ほどだが、茨城県や埼玉県の一部の2~6倍。放射能による土壌汚染は、原発からの距離が同じでもばらつきが大きいことが指摘されてきた。
 〔略〕
 山崎教授らは、4月10~20日に採取した東京都の4地点を含む首都圏の土壌試料を分析した。東京都江東区亀戸で1キロ〔グラム〕あたり3201ベクレル、千代田区の二重橋横で同1904ベクレルだった。原発から約55キロ〔メートル〕の福島市南部(同市光が丘)の土壌は3月19日時点で同2万7650ベクレル。都内より福島に近い茨城県神栖市は同455ベクレル、ほぼ同距離の埼玉県朝霞市は484ベクレルだった。放射性ヨウ素も同様の傾向だった。
 単位面積あたりに換算して農水省などの調査とそろえると、都内の土壌の放射性セシウム濃度は稲作禁止の制限値の20分の1以下だが、1960年代の大気圏内核実験で年間に降った量の3~10倍あった。

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■首都圏の土壌の放射性セシウム濃度(数値はベクレル/キロ〔グラム〕)

   試料採取地           濃度   採取日
東京 千代田区二重橋横        1904  4月10日
   千代田区皇居東御苑天守閣跡   1311  4月10日
   中央区築地           1147  4月10日
   江東区亀戸           3201  4月16日
埼玉 朝霞市 荒川土手         484  4月10日
千葉 千葉市 千葉モノレール天台駅前 1327  4月11日
   千葉市 JR千葉駅前       358  4月14日
   館山市              127  4月20日
茨城 神栖市              455  4月20日
福島 福島市光が丘          27650  3月19日
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 〔略〕」(朝日新聞2011年5月15日朝刊5面)


 密度分布がいわばまだらであると、近くで低くても、或る場所は高いということがあり得る。
 外国から見れば、日本のどこもが危険と考えるのが無難である。もっと国内地理的に見ると、関東圏は……ということになるだろう。地産地消。


エネルギー触媒器〔触媒機〕6/新エネルギー開発

2011年05月19日 13時04分38秒 | 生命生物生活哲学
2011年5月19日-2
エネルギー触媒器〔触媒機〕6/新エネルギー開発

 
 新エネルギーという概念があり、
http://www.viddler.com/explore/ufb1/videos/1/
で、ジーン・マニング Jean Manning 氏が新エネルギー運動について話している「Introduction to New Energy Movement Canada by Jeane Manning」というビデオが見られる。右のほうに、網所の住所があった。
http://www.newenergymovement.ca/

 そこの、「Frequently Asked Questions:」
http://www.newenergymovement.ca/faq.html
に、新エネルギーの定義と、その定義によって含まれないものが挙げられている。太陽電池や風車といった、通常言われる代替エネルギーは、新エネルギーには含まれない。

  「新エネルギーとは、革新的で、超効率的低費用で、きれいで、そして分散的〔地方分権的 decentralized〕な部類のエネルギー・システムであり、広く様々な大飛躍的な新しい発明を含むものです。」(試訳20110519)。
http://www.newenergymovement.ca/faq.html

 新エネルギーのための発明事例のひとつとして、シェア・インターナショナル誌2010年2月号掲載の会見では、
  「現在では低エネルギー核反応として知られている常温核融合に関する突破口」
http://sharejapan.org/sinews/200/212/post_299.html
が挙げられている。

 そのチェスター・プタシンスキー氏によるジーン・マニング氏へのインタビュー「公正なエネルギー資源への突破口」では、

  「新エネルギーは、既存のテクノロジーの漸進的な改善のことを言っているのではありません。太陽光発電や風力発電、あるいは地熱発電について話しているのではありません(その利用を推奨してはいますが)。〔略〕標準的な代替エネルギーは、独創的な新しい代替エネルギーの潜在能力に比べれば高額で、断続的で、扱いにくいものです。〔略〕
   「新エネルギー運動」は、核分裂エネルギー産業の拡大を、クリーンな新しいエネルギーとして表現する業界の宣伝とは連携しておりません。それは不誠実なプロパガンダであり、核分裂がクリーンなエネルギー技術として売り込まれていることには本当に頭に来ます。放射性廃棄物処理の問題は、その業界によって解決されておりません。原子力発電所を建設するには多額の費用がかかるうえ、19世紀の技術を使用することになります──タービンを回す蒸気を発生させるために燃料を使用します。新しいものではありません。〔略〕
  新エネルギーシステムは実際的であり、比較的小さな研究・開発予算で開発することのできるものですが、通常は主流の科学者たちや報道界にいる彼らの追随者たちによって認知されていません。
  〔略〕
  〔事例の一つとして〕・現在では低エネルギー核反応として知られている常温核融合に関する突破口。」(公正なエネルギー資源への突破口  ジーン・マニング 〔Jean Manning〕へのインタビュー  チェスター・プタシンスキー)
http://sharejapan.org/sinews/200/212/post_299.html

 
 そして、常温核融合についてのジーン・マニング氏の見解が述べられている。

  「SI:常温核融合はジャンク・サイエンスとして却下されたのではなかったですか。
   マニング:20年前に「常温核融合」と名付けられた卓上実験の分野は、標準的な原子核融合とは違ったものかもしれません──しかし、ジャンク・サイエンスではありません。どのように名付けられたにしても、そうした実験は国際的に再現されており、科学的な成功となっています。しかし、この分野に敵対するデマを流す宣伝活動はもっと成功しました。ですから、そうです。それは、高価な粒子加速器に取り組むことで支払われる総額数百万ドルを当てにしている高温核融合支持の体制側の物理学者たちによって、却下されています。彼らによる却下は不誠実なものです。なぜなら彼らは、金属格子(パラジウム)での融合は高温プラズマでの融合と同じように起こり、彼らの加速器で生じるのと同じように放射能を放出すると予測しているからです。
    他のところでも、粘り強い科学者たちが常温核融合の研究を続けています。日本、イスラエル、イタリアは最も進んだプログラムを持っており、ロシア、中国、フランス、韓国、インドも常温核融合に出資しています。巨大な粒子加速器と違って、彼らの成功は実際に余剰エネルギーを生み出しています。これは極めて対照的な点です。
    こうした実験の一部では元素の変換が起こります。それはおそらく放射性廃棄物の除去に応用できます。どのくらい費用効率が高いかは分かりません。なぜなら新エネルギーを研究する科学者は誰も、それを追究するための研究資金を得ることができないからです。ところが、廃棄物をガラス固化体に閉じ込めるなどの既存の方法は既得権益と堅く結びついています。」
http://sharejapan.org/sinews/200/212/post_299.html

とある。2010年2月頃の時点で、日本、イスラエル、そしてイタリア(この順番は進んでいた順番なのだろうか。それともアルファベット順? Japan、Israel、Italiaだからそうではなかった。)で、常温核融合または低エネルギー核反応の研究が最も進んでいたということである。ともあれ、イタリアが挙げられていた。
 なお、元素周期表では、パラジウムの一つ上の欄にニッケルがある。

 なお、このシェア・インターナショナル誌の網所、
http://sharejapan.org/sinews/
で「常温核融合」を検索すると、ベンジャミン・クレーム氏は、

  「原子エネルギーの完全に安全な使用法があります。危険な廃棄物を出さない常温で、海洋や河川や雨など惑星全体に豊富に存在する水の同位元素を利用してできる核融合による方法です。常温核融合のプロセスがあることを科学者たちが知らないわけではありません。それをどのようにして行〔な〕うかを確実には知らないのですが、それを探求するために時間もお金も使っていません。世界中どの国でも、どの街でも、どの村でも簡単に核融合のプロセスを用いて電力を安くつくることができるのに、あえて危険な核分裂による方法に巨額な金を使うのです。お金にならないので、彼らはやらないのです。」(ベンジャミン・クレーム講演録「究極の選択」 シェア・インターナショナル2006年8月号 2006年5月13日 東京日比谷公会堂にて)。
http://sharejapan.org/sinews/200/240b/post_77.html

と、2006年5月13日に東京で講演したようだ。

  
 さて、戻って、インタヴューでは、ジーン・マニング氏は、「そうだとすれば、零点エネルギーよりも適切な表現は何でしょうか」という質問への回答で、磁力と東洋の「プラーナ」との関連とか、ウィルヘルム・ライヒのオルゴンに言及している。

  「1980年代に、そのような世界観を持った粘り強い研究者が私を教育しようとして執拗に電話をかけてきました。原子力発電所からの放出が日々大気中の生命力を蝕んでいるという話を聞かされたとき、これは本当であることが勘で分かりました。
   将来は、いのちを志向する科学者たちがそのような生命力が現実のものであり、その生命力が今日の放射能技術によっていかに否定的な影響を受けているかを知らせるだろうと私は予測しています。おそらくオルゴノミストは、大気中のこの生命力の動き──停滞しているにせよ活気づいているにせよ──のモデルに関して、そして天気や気候がいかに影響を受けるかに関して正しいでしょう。
 私はオルゴンを引き出すと言われていたエネルギーに関する発明に興味を抱くことから始まりましたが、その研究分野から読み取れるものはオルゴンモーターのはるか先を行っていることに気づきました。aetherometry.comというウェブサイトはそのような知識の一部の源になっています。」
http://sharejapan.org/sinews/200/212/post_299.html

 
 すると、原発の近くでは、現在の放射能検出器(たとえばガイガー・カウンター)では検出されないが、オルゴン蓄積器(または集積機)を工夫すれば反応する(検出できる)放射能(放射線)があるのかもしれない。
 「オルゴン」で検索すると、

  「オルゴンエネルギーとは オルゴンは微妙な放射線であり、 バイオンという粒子がもたらす波動放射線である。 バイオンとは生物の化学反応によって生まれる生物エーテルのことで、 植物の光合成のように生細胞と日光が反応し合ってできる。〔略〕
   生きた組織にしみこんだ生物エーテルは物質に生命を与え、意識、思考、記憶などの神経機能を支える。生物エーテルは、生命力そのものといえる。
---アンドリューコリンズ氏著、オルゴン生命体の謎(徳間書店発行)より---」
http://happytown.orahoo.com/phphope/view/v_genre_view2.php?UserID=6208&GenreNo=7&GenreOID=4831898

 ひょっとして、気とかオルゴンとかは、暗黒物質または暗黒エネルギーと関係するのだろうか。

 
[C]
*コリンズ,アンドルー.(田中智訳 1994.12)オルゴン生命体(エネルギー)の謎?宇宙に満ちる超パワー.262pp.徳間書店[新書].[Collins, Andrew.]


福島原発事故127:汚染水処理/4号機の心配

2011年05月19日 12時40分21秒 | 生命生物生活哲学
2011年5月19日-1
福島原発事故127:汚染水処理/4号機の心配

http://classical.mo-blog.jp/blog/
に、「レッドフォレスト現象・・放射性物質拡散か。」という記事がある。

 さて、宮崎学氏(2011-05-15 (日) 11:19)は、

  「東電関係者から連絡があった。
その内容は、現在の一番の問題は福島第一原発4号機が危機的な状況にあるということで、またそれは地元の人々の共通認識でもあるとのことだった。
1号機の状態がにわかに報道されるようになったが、本当にヤバイとされる4号機に関しては何も発表していないでいる政府の対応と問い質しもしない記者たち。これは報道協定をやっているのではなかろうか。

4号機の情報を集めようと思う。情報公開の場として俺のホームページを提供するし、批判等は俺が責任を取る。
専門家や情報を持っている関係者からの忌憚のない積極的な情報提供を望む。」

と、情報提供を募っている。
 また、

  「知り合いの東電関係者はこうも言っている。「宮崎さん、東京は捨てて京都に帰ったほうがいいですよ」と。
メルトダウンについては、関係者の間では1ヶ月前から常識として認識されていた。
メルトダウンを立証するのは難しいにしても、メディアは取材で政府に質問をすべきである。もしかしたら質問をしたのかもしれない。それでも報道をしないでいるとしたら、それはやはり報道協定としか思えないのである。

この事態においてそれはおかしいだろう。
報道記者、ジャーナリストは勇気をもって情報公開に努めるべきである。」
http://miyazakimanabu.com/2011/05/15/1054/

と、報道関係者の奮起をうながしている。


 
 発言撤回したと伝えられるが(他の参与の人でも前にも似たようなことがあったことを思い出した)、平田オリザ氏(内閣官房参与)の、基準の100倍の汚染水放出は、アメリカの米政府の要請だったとか。
 一つ問題は、使用済み燃料が置かれている福島第一原発4号機(2011年3月15日に火災発生)の建屋が倒壊しなければいいのだが、という問題である。福島第一原発事故後では、「万が一」とは、「確率的にはまずあり得ない(と「信じる」)が、現実にはけっこう起きます、あるいは直近には起きないが、いずれ起きる」といった意味で使われるようである。

 福島第一原発4号機にある使用済み燃料の本数はいくつなのか?

http://geocities.yahoo.co.jp/gl/taked4700/comment/20110501/1304211083
によれば、

  「http://ameblo.jp/djdjysk/image-10868260809-11176996758.html には、細かいデータが載っています。それによると、(使用済み燃料+新燃料)の順で、

1号炉のプール: 292+100
2号炉のプール: 587+ 28
3号炉のプール: 514+ 52
4号炉のプール:1331+204(原子炉内は空)

となるとのこと。(*どうもこの本数が正確かどうかはよく分かりません。違うデータを示しているサイトもある様子です。ただ、一応、 http://www.meti.go.jp/press/20110317008/20110317008-4.pdf にも同じ内容が載っています。)」
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/taked4700/comment/20110501/1304211083

からは、使用済み燃料と新燃料を合わせて1500本程度ということになる。
 すでに(高濃度)汚染水は10万トンを超えており、年内には20万トンにもなるという。(流出した汚染水はどれくらいなのだろう?) 浄化して、それを循環させて原子炉を冷やすしかないだろう。
 それにしても、当初から推測されていたことなのに、どうして今頃になってメルトダウンしていたと発表するのか。

 なお、注水量について、

  「3号炉の使用済み核燃料プールが壊れているのは、http://www.kantei.go.jp/saigai/pdf/201104271700genpatsu.pdf の1ページ目の最後にある、プールへの注水量を見ても明らか。
1号炉:約90トン
2号炉:614トン
3号炉:5400トン
4号炉:3221トン」
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/taked4700/comment/20110501/1304211083

とある。3号機の黒煙や鉄筋?があめ状に曲がるほどの爆発は何だったのか?

 
 日経新聞2011/5/19 11:07によれば、

  「東電によると福島第1原発の原子炉建屋やタービン建屋、トレンチ(坑道)にある汚染水は現在9万8500トン。2号機から集中廃棄物処理施設へ移送した汚染水などを含めると総量は約10万8千トンに達する。

 福島第1原発では原子炉内の核燃料を冷やすため毎日500トンを注水している。現状のまま格納容器から漏れ続けるとすると、処理対象となる汚染水の総量は年末までに20万トンに達する。」
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819595E3EBE2E2E78DE3EBE2E7E0E2E3E39F9FE2E2E2E2

 また、

  「東電が17日にまとめた新工程表では、高濃度の汚染水は仏アレバ製装置で浄化し、原子炉に戻す計画だ。低濃度水は仮設タンクや、静岡市から提供を受けた人工浮島「メガフロート」にためる。メガフロートは19日午後に小名浜港(福島県いわき市)を出港する予定。20日午前には福島第1原発に到着する。

 一方、3号機は3月の水素爆発で原子炉建屋が壊れた。18日に調査した作業員2人の被ばく線量は、2.08ミリシーベルトと2.85ミリシーベルト。3号機では以前に無人ロボットの調査で、建屋内の一部で毎時100ミリシーベルトを超える場所があった。2号機でも18日に立ち入り調査を実施、情報を分析している。」
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819595E3EBE2E2E78DE3EBE2E7E0E2E3E39F9FE2E2E2E2

 浄化といっても、(特に、半減期の長い)放射性物質の放射能(放射線を出す能力または働き)が消えるわけではないだろう。
 本来の放射能消去技術は開発されたのか、あるいは開発されつつあるのか? あるとすれば、核変換ということになるだろう。そして紙一枚で止まるというアルファ線を出す程度までの反応であるとよいだろう。