
【葛飾福祉館支部の闘い】高齢者追い出しの施設閉所の責任を追及
社会福祉法人葛飾福祉館が葛飾区内で運営する高齢者介護施設「こひつじデイサービスわが家」の職員らでつくる全国一般東京東部労組葛飾福祉館支部は、同法人の大高幹理事長が同施設の閉所を一方的に決定したことに対して責任を追及する闘いを進めています。
同施設をめぐっては職員が労働組合を昨年結成したことで法人の閉所方針がいったん撤回されましたが、その約束を反故にした理事長は非現実的な採算目標を職員に一方的に課したうえで、それが達成できなかったという理由で今年3月14日の理事会であらためて同4月末での閉所を決定しました。
職員側がもっとも憤っているのは自分たちの雇用を奪う行為もさることながら、施設で介護を受けていた高齢者をたった一枚の通知文だけで路頭に放り出そうという「福祉」とはおよそ正反対の理事長側の無責任な姿勢に対してです。
3月25日に大高理事長を探し出した支部組合員らは直談判して「私たちが預かっているのは物ではなく人の命ということがわかっているのか!」と糾弾しました。
そして、同27日に開かれた団体交渉でも大高理事長に対して「何が地域のためだ。ふざけるな!」「あなたたちに福祉をやる資格はない!」「利用者を傷つけるな!」と組合員から怒りの声が次々と上がりました【写真】。
法人として施設を利用している高齢者・家族に向けた説明会と職員向け説明会を近日中に開催することを約束させて団体交渉は終了しました。
東部労組と職員は、高齢者を施設から暴力的に追い出すような法人側の姿勢には体を張って抵抗していく決意です。みなさんのご支援をよろしくお願いします!