
(上の写真=6月に三郷市役所前でアピールしたセブンズクリーナーの仲間)
セブンズクリーナー三郷工場閉鎖反対の闘いが解決しました!
ご支援いただいた皆さんに心から感謝申し上げます!
今後も組合員の雇用と生活を守るために闘っていきます!
クリーニング会社である株式会社セブンズクリーナー三郷工場(埼玉県三郷市)の閉鎖に反対して闘ってきた全国一般東京東部労組デイベンロイ労組支部セブンズクリーナー分会のパート労働者たちはこのほど会社と合意書を結びました。
合意書の内容については守秘義務の条項が盛り込まれているため、この場では詳細を明らかにできません。ただ、会社が当初示していた条件を大幅に上回るもので、分会の組合員の雇用と生活は一定程度守られた内容になりました。これも友好労組をはじめ各団体・個人の皆さんの支援のたまものです。本当にありがとうございました。
この闘いが始まったのは今年2月でした。親会社のデイベンロイリネンサプライ株式会社で働くデイベンロイ労組支部の仲間がセブンズ三郷工場閉鎖の情報をつかんだのがきっかけでした。組合結成を呼びかけるビラを工場前で配った結果、約30人のパート労働者らで分会が結成されました。
工場閉鎖に対して、セブンズ分会が集めた閉鎖撤回を求める嘆願署名は600筆に達しました。5月1日のメーデーには親会社デイベンロイへの抗議行動、6月14日には地元の三郷市役所とJR三郷駅前でのアピール行動を展開するとともに、三郷市議会で工場閉鎖問題を取り上げてもらいました。7月14日には半日ストライキ、8月26日にはデイベンロイ労組支部との合同の全日ストライキに立ち上がりました。同日にはデイベンロイをグループ傘下に持つサニクリーン本部への抗議を申し入れました。7月6日に不当労働行為の救済を東京都労働委員会(略称・都労委)に申し立てていました。
こうした闘いを分会の組合員が最後まであきらめずに貫徹した成果として今回の解決があります。同時にデイベンロイ労組支部をはじめ東部労組各支部の「よってたかって」の闘いと、友好労組による絶大な支援の成果でもあります。三郷工場から洗濯機などの機械を解体・搬出する動きに対する抗議行動では、会社が譲歩の姿勢を見せたため急きょ取りやめましたが、泊まり込みの支援にもかかわらず参加の知らせが相次ぎました。
三郷工場の閉鎖を撤回させることはできませんでしたが、9月16日にあったセブンズとの団体交渉では、退職を余儀なくされる組合員について会社は三郷市近辺での新たな雇用先を見つける努力を約束しました。また、三郷から石下工場(茨城県常総市)まで通勤する組合員について交通費の全額支給(車のガソリン代、高速道路の料金など含む)や駅からのタクシーでの送迎の確保などを約束しました。さらなる負担の軽減、不利益の緩和を組合側は求めています。
石下工場に分会の組合員が残る以上、労働者の雇用と生活を守るためのセブンズ経営陣との闘いは続きます。さらにはデイベンロイ本社大森工場(東京都大田区)の閉鎖策動との攻防はいっそう激しさを増すことが予想されます。私たちは団結を打ち固め、敢然と闘って経営者の攻撃をはね返す決意です。皆さんの引き続きのご支援を心からお願いします。
役員等の責任を取らないのは、納得できません。
これからも、支援いたします。