
うすけぼ支部 労災認定全面実現!
労災申請を拒否し続けた会社側の
非人道的妨害をはねのけ、
頸肩腕障害 もう一人も勝ち取る
上腕を酷使しながらほとんど休みなく厨房に立つ調理人で、頸肩腕障害として労災保険給付の請求をしていた全国一般東京東部労組うすけぼ支部副委員長 矢作浩史さんにこのほど、所轄署である中央労働基準監督署から「認定」の通知が届きました。
すでにご案内した同支部書記長の涌井好昭さんの認定に続く朗報です。ほぼ1年越しの闘いの成果ですが、これによりこれまで職場における安全配慮をおざなりにしてきた「うすけぼ」の法的社会的責任が「確定」。ひいては親会社アサヒビールの「うすけぼ」に対する管理監督責任も全面的に問われることになります。
うすけぼ支部、東部労組をはじめとする全国の労働組合からのはもちろんのこと、社会からの指弾をアサヒビールは甘んじて受けなければなりません。
労災申請を拒否するという非道なうすけぼと
親会社アサヒビールは組合員の労災認定を重く受け止め、
真心から反省し、被災させた二人に謝罪してください!
アサヒビールは団体交渉に応じるべきです。
劣悪な職場環境を今すぐ見直し、目に見える改善策を打ち出してください!
頸肩腕障害で苦しむ全国の料理人の皆さん!
泣き寝入りせず、相談してください。
「病は気から」と言うが正にその通りだと私は思う。病気に対する周りからの理解、そして暖かい励ましや支えがあれば病状の回復は早く仕事も当たり前にこなせるのだ。がしかし、残念ながら現代の使い捨て社会の風潮にそんな暖かい姿勢はなかなか見られない。
労災隠しが横行し、共に働く同僚までもが経営者と一体となり、使えないヤツだと邪魔者扱いをして精神的に弱らせ病状を更に悪化させて退職に追い込む卑劣な会社が非常に多い。これでは治る病気も治らず、怖くて社会復帰もままならなくなる。
どんな職業にもその職特有の病気や怪我が多かれ少なかれある。やはり会社はそこへの配慮義務があるし、常に注意を促し労働者全体の意識を高めて災害を最小限にとどめなければならないと思う。仮に病人や怪我人が出たならば(労働災害によるものでなくても)真剣に向き合い、職場全体で協力して仕事と治療の両立を考えるべきだろう。
汗水流し会社に貢献してきて、それによって被った病気や怪我を認めてもらえず邪魔者扱いされる、そして以前のように元気に働けないのかという不安や現実を目の当たりにした時の悔しさや絶望感、失望感というものを経営者は「明日は我が身」と真剣に受け止め同調し対応するべきだ。