コナカ支部が「労働契約法集会」で発言

（写真＝集会で発言するコナカ支部メンバー）

１０・１７労働契約法集会でコナカ支部が発言
「一方的な労働条件の不利益変更は許さない！」

「望まれる労働契約法制」学習集会（同実行委主催）が１０月１７日、東京・中央大学駿河台記念館で開かれ、全国一般東京東部労組コナカ支部が参加し、コナカが強行した就業規則の改定による労働条件の一方的な不利益変更に反対を訴えました。

会場には約２００人が集まりました。今回の集会は、政府が国会に提出している労働契約法案に反対し、働く人にとって望ましい法律をめざす目的で開かれました。政府案がそのまま法律になれば、会社が就業規則を変えることで賃金などの労働条件を一方的に不利益変更できるようになりかねません。

集会では、西谷敏・近畿大学法科大学院教授が講演し、経営者の都合だけで労働条件を決めたり変えたりする就業規則中心のあり方に疑問を投げかけ、法律や労働組合によって企業に歯止めをかける必要性を話しました。

現場からの報告として、コナカ支部の組合員５人が登壇。委員長の渡辺輝さんが代表して発言しました。主な内容は以下の通りです。

「今年２月に紳士服のコナカで労働組合を結成しました。全社員の不払い残業代を会社に支払わせたり、店長を管理監督者扱いから外させたり大きな成果を勝ち取ってきました。しかし、会社は１０月１１日に一方的に就業規則を変更し、手当などの賃金カットを強行してきました。組合として断固反対しています。社員へ強引に同意を迫る会社のやり方も許せません。団結してがんばっていきます」

会場からは大きな拍手が起こりました。コナカは組合との協議も整っていないにもかかわらず、同意していない人も含めて労働条件変更を強行しました。労働条件は労使が対等な関係で決めなければなりません。コナカのやり方を許せば、社員は「奴隷化」してしまいます。みんなでコナカ経営陣に反対の声をあげましょう。