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全国一般東京東部労働組合の記録

メトロコマース支部の職場アンケート結果概要(下)

2010年12月20日 09時00分00秒 | 東京メトロ売店

(上の写真=メトロコマース支部に寄せられたアンケートの回答用紙)

東京メトロ駅売店「メトロス」で働く人たちの待遇改善を求める声・声・声
メトロコマースの経営陣は真剣に読むべきです!
~職場アンケート結果概要(記述式)~

東京地下鉄(東京メトロ)の駅売店「メトロス」で働く契約社員らでつくる全国一般東京東部労組メトロコマース支部が、メトロス売店員を対象に実施した職場アンケートの結果概要の後編を公表します。今回はアンケートの設問のうち記述式の回答の一部を紹介します。

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●社員と契約社員Aは月給制なのだから契約社員Bも月給制にすべき、の理由
・契約Aと契約Bの違いが分からない。
・祝日が何日もあると、給料が少なくなる。
・AもBも一日の仕事は早番も遅番も同じ。なぜBが時給なのか解らない。AとBの力量も同じである。AとBに差をつけるのはおかしい。Aが月給ならBも月給に。

●契約AとBの待遇(給料面)を一緒にすべき、の理由
・AとBに分けること自体、分からない。なぜ分けるのか、おかしい。
・AとBの責任の基準の違いを知りたい。Aや、社員になるためにはどうしたらよいか教えてください。
・責任や役割などというのは会社が言っていることであって、現場に居るAもBも役割・責任はまったく同じである。役割・責任などという、目に見えない、あるのかないのかも解らないようなものに期待をする会社も、おかしい。 AとBは違うなどという考え方をするのはおかしい。店に何をしに来ているのか?まさに、役割と責任だけではない、それ以上にお客様と接して販売をするという超現実。こちらの方が数倍大事である。AもBもない。全員同じ社員である。待遇も同じに。

●ホーム手当が必要だ、の理由
・ホームには鉄粉が充満しているから、マスクをしていても鼻孔は真っ黒。
・ホコリもひどいしラッシュ時には客数も多く、過酷なのだから差がついても良い。
・駅員がマイクで案内している最中の騒音と目に見えないホコリの中での接客は最悪。

●契約AとBにも退職金が必要だ、の理由
・同じ仕事で永年勤務しているのにボーナスは少ない。せめて退職金は欲しい。
・大変な仕事なのだから、少しでも退職金があればいいと思う。(※正社員の回答)
・給料が少ないからといって、現在の勤務体制では他にバイトの仕事などは出来ない=貯蓄も出来ない。せめて退職金は欲しい。

●この仕事についてから体調不良がある、の原因と理由
・長時間の立ち仕事だから、どうしても腰に負担がかかる。休憩時間が1時間あるが、座っている時間は30分あるかないか。ホームの場合、聞きづらいこともしばしば。手足の痺れは、重いものをもつ返品作業によるものと思われる。
・電車の音や駅員さんの案内の声などで、とてもうるさく、耳の聞こえが悪くなった。立ち続けているので腰も痛くなってきた。
・腰痛は、重い本の束などを持ち上げた時に何度か(2度か3度)。ギックリ腰になった。
冬は乾燥するのでホコリが凄い。それを吸い込むので喉が痛い。咳が出る。膀胱炎は、当然自由にトイレに行けないから。

●開店準備が15分では足りない、の理由
・毎日入荷する雑誌の陳列・既存雑誌の移動・整理や陳列しきれない雑誌の整理、新聞の陳列―とても15分では足りない。15分で出来るなら、そういう人に毎日やってもらいたい。この作業をしなければ仕事が成り立たないものなら、労働時間ととらえるべき。
・15分で何が出来ますか。(全部の)冊数を確認しながらラックに納めるには30~50分は必要。間違わないようにするためにも!お客様が増えはじめたらもう何もできなくなります。
・15~30分あると余裕がもてる。急ぐと普段しないミスをしがち。準備に集中したい。開店・閉店時間を守れというが、準備中に販売する事には疑問がある。準備中に販売するのなら開店時間なんて関係ない気もする。デパートやどこの店でも開店前はお客は入ってない。ミスすれば棚卸しにも影響する。

●契約Bの昇給制度に勤続年数を反映させるべき、の理由
・勤続年数を重要視すれば平等でいいと思う。
・毎日の積み重ねで上達していき、毎日の発見もあり、次へのステップもあるので経験は重要なこと。
・キャリア・経験は反映されて当然。

●貴方がやっている売店の仕事を、会社は正当に評価してくれていると思いますか?
・正当に評価されて当たり前だと思うが、その基準が分からないので教えてほしい。納得できる評価基準を発表してください。
・評価されているとは思わない。開店前の仕事・休憩中の仕事(プラネからの商品整理)など、労働時間外にも働いているのが現状。会社は「そこまでは望んでいない」と言い、「自分勝手にやっている」くらいにしか考えていないが、それをしなければ仕事はたまってしまう。それはいったい誰がやってくれるのだろう。会社の人がやってくれるのか?
・売店に入ってみないと分からない、評価できないのは当たり前。であるなら、販売員の話をよく聞いてほしい!
・夏は暑さで、勤務中に2回ほど嘔吐・頭痛があった。せめて小さいクーラー・飲料の配布をしてください。
・売店事業が赤字といっても、大半はBで支えている。最低限の生活が出来る、世間並みの給料確保に力を結集してもらいたい。

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今回、掲載したのはアンケートに記述してもらった回答のごくごく一部です。その他の意見もうなづけるものが多く、とても参考になりました。今後も機会があれば当ブログで紹介していきたいと思いますし、メトロコマースとの団体交渉でも経営陣に待遇改善を求めるために活用していきます。

多忙の中、アンケートに協力いただいた「メトロス」販売員の皆さん、本当にありがとうございました。全国一般東京東部労組メトロコマース支部一同から感謝を申し上げます。多くの販売員が団結すれば、待遇改善はかならず実現できます。ぜひ私たちの組合活動に参加してください。

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