【労組反戦】関東大震災の虐殺101カ年糾弾・追悼行動を実施
関東大震災時の朝鮮人ら虐殺から101カ年を糾弾する労組反戦行動実行委員会が呼びかける追悼行動が9月1日にあり、全国一般東京東部労組の組合員も参加しました。
1923年の関東大震災では多くの朝鮮人や中国人が軍、警察、そして差別デマに扇動された「自警団」という形での民衆に虐殺されました。また、労働運動・社会主義運動の活動家らが国家権力によって虐殺された「亀戸事件」も発生しました。
この日の追悼行動に参加したのは各労組の組合員ら28人。当初は東京・両国の横網町公園の朝鮮人犠牲者追悼碑前での式典に参加する予定でしたが、主催者側が台風10号の影響で一般参加は見合わせてほしいとの意向を示したため、私たちは公園内の朝鮮人追悼碑に黙とうを捧げた【上の写真】後、すぐに亀戸・浄心寺にある亀戸事件の追悼碑前に移動しました。ここでは参加者一人ひとりが追悼碑前で手を合わせました【下の写真】。
今年も都知事の小池は朝鮮人犠牲者の式典に追悼文を送ることを拒否しました。また今年1月から2月にかけて群馬・高崎にあった強制連行された朝鮮人の追悼碑を群馬県が代執行で撤去するという暴挙を行いました。101年前に吹き荒れた朝鮮人への差別排外主義はいまだ克服できていないことは明らかです。
日本政府が大軍拡や憲法改悪などの戦争政策を進めている現在、日本の労働者・労働組合として朝鮮や中国への加害の歴史と向き合い、差別排外主義を克服するのは切迫した課題です。戦争反対を貫こうとすれば国家権力の弾圧に不屈に闘う決意を固める必要があります。
すべての労働者・労働組合のみなさん、わたしたちとともに戦争と差別を根絶する労働運動を闘っていきましょう!