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全国一般東京東部労働組合の記録

臨床心理士ユニオンが都庁前アピール行動!

2010年04月26日 12時23分40秒 | 公認心理師・臨床心理士

(上の写真=都庁に向けて声をあげる心理士ユニオンメンバーら)

東京都は心理職の「官製ワーキングプア」をなくせ!
~4/23臨床心理士ユニオンが都庁前でアピール行動~

東京都が管理委託している児童養護施設で働く心理職員の待遇改善を訴えようと、私たち臨床心理士ユニオン(正式名称・全国一般東京東部労組臨床心理士ユニオン支部)は4月23日の昼に「心理職員の官製ワーキングプアをなくそう!」都庁前アピール行動を展開しました。

午前11時半に都庁第1本庁舎の北側歩道に集まったのは、心理士ユニオン組合員で都の養護施設で働いている7人をはじめ支援の仲間を含めた25人。小雨が降る中を、ユニオン手作りの横断幕「都・社会福祉事業団は『心のケア』労働現場の改善を!」を掲げました。都庁から昼休みで外に出てきた都職員らにビラを配り、心理士の待遇改善を求める署名を集めました。

都から管理委託を受けている社会福祉法人「東京都社会福祉事業団」(都の監理団体)は私たちユニオンとの団交で「都の指導監督下にあるので私たちだけでは待遇改善すべきかどうかの判断ができない」「都から下りてくる予算に限りがあるので待遇改善はできない」などと、雇用主としての当事者能力がないことを明らかにしています。施設で働いている心理職員らの労働条件を実質的に支配決定しているのは東京都なのです。

行動では当事者である組合員1人ひとりがマイクを取って次々と声をあげました。「月の手取りが13万円台という低い給料で生活していけない。東京都は官製ワーキングプアの是正に動いてほしい」「この10年で21人もの心理職員が低処遇のために施設を去っている。虐待を受けた子どもたちのセラピーを続けるためには心理職員の待遇改善が欠かせない」「なぜ臨時職員だけ交通費で自腹を切らされているのか。東京都が心理士の貧困解消に責任を持つべきだ」

こうした声に都庁の職員ら通行人も熱心に耳を傾けてくれました。1時間ほどの行動でビラ350枚はすべて配られました。署名も多く集まり、自分から「署名します」と声をかけてきてくれた人もいました。

行動の最後に都庁に向けて全員でシュプレヒコールをあげました。「東京都は官製ワーキングプアをなくせ!」「心理職員の待遇を改善せよ!」「心理職員の賃金を上げろ!」「心理職員の常勤化を実現しろ!」「正職員との格差を許さないぞ!」「市民の心のケアを充実させろ!」

臨床心理士ユニオンは今後も東京都の責任を追及していきます。みなさんのご支援とご協力をよろしくお願いします。

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