「有給休暇」を自由にとらせろ (2016月3月分)

 

みなさんへ
2016月3月に、ＮＰＯ法人労働相談センターと東部労組に寄せられた「有給休暇」関連相談メールから抜粋し、以下の事例を紹介します。

 

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「有給休暇」関連相談事例から(2016月3月分)
ＮＰＯ法人労働相談センター
全国一般東京東部労組
2016年5月16日

 

1、 有給休暇の取得実績がありません。

 

2、 5年勤続のアルバイト。有給休暇を申請したら「うちの会社は有給休暇をとれない」と言われた。

 

3、 アルバイト。上司が労働基準法を理解しておらず、「アルバイトには有給休暇がない」と思っていた。労基法に対して「そんな法律があるなんて知らなかった」と言い、そのために5年間も有給休暇を使えなかった。今になって、簡単に謝罪はしてきたが、過去の不利益に関しては、まともに取り合ってくれない。

 

4、 メキシコ人。会社に、一ヶ月前から有給休暇の申請をしていたのに、結局は取らせてくれなかった。会社は「本人が納得している」と言う。言葉の不自由な外国人への不当な差別ではないか。

 

5、 大学病院で看護師。実家の法事もあり、ゴールデンウィークを有給休暇申請したら「人手が足らないから、こんなに休むのは認められない」と休ませてくれない。人手が理由で有給休暇が取れないのであれば、この先ずっと有給休暇を使えないのではないか。

 

6、 派遣。残っている有給休暇9日間を使って退職することにして、有給休暇取得申請を届けたら、会社から「9日前付けを退職日とする」と連絡がきた。この場合、有給休暇9日間分はどうなるのか。

 

7、 契約社員。一年毎の契約を何年も更新してきた。有給休暇に関して、会社からは「一年毎にいったん退職した扱いにしているので、有給休暇は発生しない」と言われているが、実際は継続して勤務しているので、有給休暇は発生しているのではないか。

 

8、 退職に当たり、40日間残っているのに、退職日まで全部シフトを入れられて、有給休暇を使わせてくれない。買いあげも「違法だから」とやってくれない。

 

9、 勤続5年。祖父の自宅介護のため退職することになった。合計23日残っている有給休暇の取得を申請したら、社長から「有給休暇は12ヶ月通しで使うものだから、10日間にしてくれ」と言われたので、断ったら「退職金を渡さないこともできる」と言ってきた。あきらめるしかないのか。

 

10、 退職が決まり、会社の提案として、残りの有給休暇は会社の買い取りで合意した。しかし、いざ支払われた時の金額は、実際の計算より4万円も低かった。

 

 

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