先日、ちょっと用事があって高校からの友人宅へお邪魔してきました。
そしたら、見慣れない黒いクルマが一台増えていました。
車種はトヨタのブレイド。
2.4Lと3.5Lのエンジン2本立てでトヨタが発売しているハッチバック車ですね。
フォルクスワーゲンのゴルフあたりを意識してつくったクルマでしょうか。
でもイマイチ売れていないようですね。
やはり「どうせパワーのあるハッチバックを買うなら」と、みんなゴルフを買っちゃうのかな。
国産ゆえの維持費の安さや安心感もありますし、取り回しのしやすいハッチバックのクルマは基本的に好きなので、これも嫌いではないんですけどね。
さすがにこのサイズに3.5Lエンジンはフロントが重すぎるんじゃないかと思いますが、これは2.4版の方でした。
友人の妹さんが昨年、中古で買ったそうです。
不人気車種の中古だけあって、かなり割安感があったとのこと。
中古が安いのは、不人気車の魅力ですよね。
自分さえ気に入ってるなら、人の評価は気になりませんし。
その妹さんですが、2年半ほど前に記事に書きましたが、免許を取って最初に中古で買った車をずっと乗り続けていました。
車種は懐かしのカローラFX-GT。
2年半前の時点で走行距離は31万キロでした。
「これが潰れるまで乗る」と言っていたので、てっきりFXがついに走らなくなったのかと思いました。
ところが実際はまだ大丈夫だけれど、クルマ通勤だしさすがに突然の故障が不安なため、ブレイドを増車したとのことでした。
「なんとまあ、よっぽどFXが気に入っているんだな」と思いつつ、
「じゃあ、今はほとんどブレイドで通勤?」
と訊いてみたところ、
「いや、結局ほとんどFXに乗ってるんや」
とのこと。
昨年、ブレイドを買った当初はそちらに乗っていたようですが、あまり乗らなくなった途端にFXにトラブルが頻発したそうで。
「やっぱり動かしてないと、あかんみたい」
ということで、FX維持のために今年に入ってからは結局そちらばかり乗っているそうです。
なるほどね、旧車の維持も難しいものです。
大事なクルマだからとしまい込んでいると、逆に機械的にはよくないようです。
そういえば自動巻の機械式時計もつけないで止まるとよくない。
常に針が動いているよう、毎日装着して使う方がいいと言いますね。
30万キロ超え、20年もののクルマも、毎日動かしている方が長持ちしてくれるようです。
でもそういうことになってるとすると、ブレイドは買わなくてもよかったんじゃないかなあ・・・(笑)
今年の129冊目です。
ジェフリー・ディーヴァー氏作「バーニング・ワイヤー」
第1作「ボーン・コレクター」がデンゼル・ワシントンとアンジェリーナ・ジョリー主演で映画化されたリンカーン・ライムシリーズの第9作目です。
今回の内容は、電力会社をターゲットにしたテロおよび電力を利用した殺人。
犯人側については、過激な環境保護団体が黒幕ではないかという感じで展開していきます。
作中で電力会社への抗議運動に対して、
「そういうことをする人たちは、新世代エネルギーエキスポの会場からここへ移動するのに、うちの会社が提供する電力で動いている地下鉄を使うという皮肉に気づいてもいない」
「いま外で騒いでいる人たちが夕べポスターを作ったとき、手もとを照らしていた電球だって、うちの会社の電気がなければつかないということにも気づいていない」
といった台詞がありました。
はは。
報道で色々なものに対する反対運動などを見ることはありますが、同じようなダブスタ臭を感じることが多いですね。
それによる恩恵にどっぷりと浸かっていながら、一方でヒステリックに反対を叫ぶという。
それにしても数年前に書かれたこの小説に、アメリカでも電力問題が騒がれている表現があるということは、日本だけじゃなく結局どこの国も似たような問題を抱えてるということなんでしょうね。
それにしても、やはりディーヴァーは面白いな。
読み出したら、寝食忘れて没入してしまいます。