中野系

この銀河系の中心、中野で考えること

好きこそものの

2006年02月10日 | 日常
3月に台湾旅行を計画しているのでネットをいろいろと眺めていたら、ある台湾のオタク青年のサイトに辿り着いた。

生粋の台湾人なのだけれど、"オタク"を自称するだけあってサイトの文章は日本語で綴られている。で、この日本語があまりに見事なので非常に驚く。

文法的にしっかりしているとかそういうレベルでなく、言い回し、リズム。どうみても言語形成期を日本で過ごしたとしか思えない自然な(そしてうまい)文章。日本在住なのかとも思ったけれど、生まれも育ちも台湾、ということらしい。

日記のコーナーが面白く、過去分を含め一気読みしてしまったのだけれど、これによってある程度、彼の外国語習得のプロセスを垣間見ることができた。

子供の頃、街の本屋で見かけ、付録欲しさに「子供の科学」と「小学1年生」を親に買ってもらったのが全ての始まり。そこで始めて日本語というものに触れ、以後1号も欠かさず上記二誌を購読、独学で日本語を学んだということらしい。

更にある時期から日本のマンガ、アニメにとりつかれ、以後オタクの道へ。ここでより柔軟な口語表現を会得した、ということらしい。好きこそものの上手なれ、ということか。

自分がそこそこ英語をこなせるようになったのも、趣味に拠るところが大きい。中学生の頃から聴き続けたビートルズ、辞書を片手に歌詞カードと音の聞き比べた毎日。大人になってからはビーバス&バットヘッド、サウスパーク等々、アメリカのアニメーションにかなり嵌ったものだし(というか今も…)。

語学学校のようなものを否定するつもりはないけれど、もし何か言語をひとつマスターしたいと思っているのであれば、その言語によるドラマ等(もちろん内容が面白そうなもの)を見て学ぶ、というのはひとつの手ではないか、と思います。ぜひ試してみてください。

サウスパークの場合、「悪い言葉」がたくさん出てくるので、その辺問題といえなくもないけど…

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