中野系

この銀河系の中心、中野で考えること

社名の由来

2005年08月29日 | 仕事
この4月に会社を立ち上げた際、当然ながら社名をどうしようということになった。良い案、強い希望、誰かしら持っていると思ったら、さにあらず。誰一人として具体的な名称を出す事ができない。なんともつつましい社員達だ。

仕方ないので社員全員に「宿題」として一人最低3案を提出、最後は投票によって決める事にした。

こんな流れなので、ある意味名前は何でもよかったのだけれど、個人的に少しだけ「こだわり」もあったので、ネーミングに関しては一つだけ条件を設定した。
その条件とは「基本的に会社名は日本語で、漢字、もしくは平仮名で表記する」というもの。

個人的に国粋主義的な嗜好はないのだが、会社名はできれば日本語にしたかった。その理由については、例えば求職サイトのようなところで、業種を「IT系」に絞り、会社一覧を出してみたりすると理解していただけるかと思う。

そこではものの見事にアルファベット、外来語のオンパレード。ライブドアやサイバーエージェントは言うまでもないけれど、IT系の場合、9割以上の会社社名は外来語にてネーミングを行っているといっても、決して誇張ではない感じだ。

要は思想的なものというよりむしろ、「他と一緒はイヤ」といういつもの天邪鬼的な発想でしかないのだけれど、結果としてはなかなか良い名前が見つかったと思っている。

その名前、若手女性社員が「昨日、あるある大辞典で特集していた野菜の名の語感が気に入ったので」と提出したものが投票の結果セレクトされてしまった。天ぷらにすると美味しい少しマイナーな野菜。意味は全くないのだけれど、読みはそのままに、漢字だけ別のものにしたら、いかにも「意味ありげ」な名前になった。

初対面の人に名刺を渡すと、かならず社名の由来を聞かれる。深く考えずにつけた名前だけれど、まずは興味を持ってもらう、という点においてはビジネス的にもOKだったのかな、と思う次第。

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