最初に結論から言っておくなら、とにかく楽しい映画。見て損はないので、なにか楽しめる映画をと考える全ての人にお勧め。
23人もの個性的なキャラクター、出来事を有機的に繋げあげる力量はとにかく見事。とにかくこういう脚本を書ける才能には感心するしかない。笑いのなかにもホロリ、とさせる部分があるつくりはいつもの通り。
ある意味三谷作品の集大成(と勝手にまとめてしまうのもアレだが)といってもよい映画。作品自体には大満足。ただ集大成、という言葉には微妙な含みも少々。
映画をみていて三谷ワールド的な既視感をしばしば感じたのも事実。これって過去の三谷作品でもあったような…という感じが随所に。役所広司の見栄が引き起こす悲喜交々あたりは「合言葉は勇気」とか「王様のレストラン」あたりを思い出してしまうし、楽しいシーンについても都度「あの」パターンかな、と考える事もしばしば。
楽しいマンネリも悪いことではないし、この事が作品自体の価値を下げるものではないけれど、三谷氏の今後がちょっと心配…
あともう一つ惜しまれるのは公開時期。できればこの作品、正月映画として昨年末までには公開してほしかった。古畑任三郎スペシャルとの絡みとか何か「大人の事情」があったのかもしれないけれど。個人的にこの映画はやはり、大晦日に見たかった…
★★★★
23人もの個性的なキャラクター、出来事を有機的に繋げあげる力量はとにかく見事。とにかくこういう脚本を書ける才能には感心するしかない。笑いのなかにもホロリ、とさせる部分があるつくりはいつもの通り。
ある意味三谷作品の集大成(と勝手にまとめてしまうのもアレだが)といってもよい映画。作品自体には大満足。ただ集大成、という言葉には微妙な含みも少々。
映画をみていて三谷ワールド的な既視感をしばしば感じたのも事実。これって過去の三谷作品でもあったような…という感じが随所に。役所広司の見栄が引き起こす悲喜交々あたりは「合言葉は勇気」とか「王様のレストラン」あたりを思い出してしまうし、楽しいシーンについても都度「あの」パターンかな、と考える事もしばしば。
楽しいマンネリも悪いことではないし、この事が作品自体の価値を下げるものではないけれど、三谷氏の今後がちょっと心配…
あともう一つ惜しまれるのは公開時期。できればこの作品、正月映画として昨年末までには公開してほしかった。古畑任三郎スペシャルとの絡みとか何か「大人の事情」があったのかもしれないけれど。個人的にこの映画はやはり、大晦日に見たかった…
★★★★
私も公開時期については同感です。
「大人の事情」はさておき、新年に入ってから大晦日の映画を見せられるとちょっと萎えちゃいますよね。
うんうん
年末、見たかった
私はDVD購入後、年末に見ますよ(笑)
ホント、年末に見られたらもっと盛り上がったろうに・・・。
代議士が自殺しようとする前に、サインかなにかして、「これ、値打ちが出るよ」と言っていたのが、
年末の古畑ドラマのイチローもつかまる前に同じこと言ってましたね。
まあ、書いた人が同じだからな~
そうなんですよね。あれだけの登場人物が見事に絡んでるのって凄いって思うんですが、展開的には「どっかで観たことあるような…」ていうのが多いですよね。
その結果、私にとっては可もなく不可もなくという感想になりました。
TBありがとうございました
公開時期は本当に残念だと感じました。やはり年末に観たかったですよね
私はあまり深く考えず楽しんでいたけど、確かに過去の作品と重なる部分が多かったですね。
その点が三谷作品の特徴としていい部分と悪い部分があると思います。マンネリ化してきちゃうとつまらなくなるので、今後何らかの工夫が必要かもしれないですね
トラックバックありがとうございました。こちらからも送ります。
見に来ていたのが意外にも年配の方が多く、びっくりしました。わしはじめて三谷作品を見たのですが、
キャストが豪華だったな。
どこかで見たことがあるシーンがあるそうですが、今後はかぶらないようにして欲しいですね。
では~