中野系

この銀河系の中心、中野で考えること

年賀状を見て

2006年01月05日 | 日常
今年、というよりここ数年受け取る年賀状ではすっかり「子供の写真」入りのものが主流になってしまった。少なくとも小さな子供のいる知人からの年賀状は100%、子供の写真がプリントされている(誇張抜きに今年は100%だった)。

間違ってもこんなことはしない奴、と思っていた友達がディズニーランドで嬉しそうに子供を抱いた写真をプリント、送ってくるのを見るにつけ「人は変わるものだ」との思い強くなるばかり。

とにかく経験してみないと何ともいえないけれど、いざ生まれたら人に見せたくなるものなのだろうか。

昔ならこういう行為は「親ばか」と心の中でからかうような部分あったのだけれど、最近では、「よその子」の写真を眺める行為、というのもそう悪いものではないと思えるようになってきた。

さすがに他人の子供の成長を見守るのが楽しい、というと嘘になるけれど、赤ん坊からだんだんと子供へ移る過程を眺めるというのは思いのほか興味深い。徐々にその両親のどちらかと特徴が一致してくるようになるのを見ると、本当に不思議な気分だ。

でも、やはり楽しいのは子供と一緒に写る親の姿。昔は尖っていた友が少し照れた感じで子供と一緒にポーズをとっていたりすると、なんとも言えずおかしい。みんな確実に、人生のとあるステップをこなしているのだ…

それにしてもこれら年賀状を見る限り、少なくとも自分の周りでは圧倒的に女の子ばかり、男の子供を持つ親は2人しかいない。携帯やPCの電磁波の影響で、生まれる子供の性別が(女の子に)偏っている、という話は本当なのだろうか。

あと、もうひとつ興味深いのは、果たして彼らは15年後も同じように子供の写真をプリントしてくるか、ということ。たぶん、気持ち悪いからやめろ、と子供の方から断られてしまうところが大半だと思うのだけれど、果たして結果は如何に。