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社会保障や税金が論点となる選挙には社労士は重宝かも

2025年06月30日 | 社労士
来月に入ると参院選の公示である。
選挙の投票率は低いが、投票する人であっても、何を参考にするかといえば、多くの人がSNSだとか。
YouTubeやTikTokなどの動画、インスタやフェイスブックも動画、動画で候補者や支援者が訴えることを聞いて判断するということである。
SNSなどない時代でも、テレビ・新聞・ラジオのうち、最も騙されやすいのはテレビという研究結果がある。(嘘のインタビューを見る、聞く、読むで試したところ、ラジオは嘘を見破る人がかなり多く、新聞はテレビとラジオの中間だったそうだ)
フェイクニュースも動画が多いので動画というのは人を騙すには適した媒体らしい。

昔昔なら、所得倍増などダイレクトでわかりやすい経済の主張だったようだが、今は社会保障や福祉といった素人には正直分かりづらい、というか実のところさっぱりわかないことが多い。

社会保障や福祉の話をすれば税金がもれなくついてくるが、これまた源泉徴収と年末調整を会社にしてもらう人が多いため、何が何だかよくわからんということになる。

唯一消費税が身近であるが、これとて物を買ったり、サービスを使ったりすればもれなく払わされるだけで、消費税を国に納めているのは別の人間である。それでも消費税廃止!と主張されるとなにやら嬉しい。安い店で買えば消費税はないようなものであるが⋯

年金の第三号問題だの、可処分所得を増やすだのはそもそも用語自体がいまひとつわからないのではないか?なんとなく聞いたことはあるが、どういうもんか言ってみろと言われると言えない類のものではないか。

可処分所得を増やす、手取りを増やす
と言った場合、社会保険料や税金かか減るので、減税といういい方になる。

賃金を上げるとなると、社会保険料と税金は賃金上昇に伴って増える。賃金を上げて、なおかつ社会保険料と税金を下げるというのが有権者にとって一番嬉しいことである。行政サービス(医療や警察、ゴミ関係などいろいろ)が低下するというところまでは考えなければ一番おいしい政策てある。

動画で政策をまくしたてられると雰囲気に呑まれて、酔ってしまう。
書いたものを読むのは読み間違いや受け取り間違いが危ない。

ラジオで聴くか、動画を音声だけで聞くのが良さそうである。

そして、まずは社会保障や税のイロハを学んだほうがよい。どんなに地頭自慢でも知らないことは判断できない。

そう思うと⋯社会保険労務士は案外重宝なのではないか?と思ったのだが⋯

選挙活動をする際、◯◯さんをお願い!!とブルドーザーのような人海作戦で行くのもありだが、年金や健康保険の沿革から始める対話もあってもいいのではないかと思う。

吹いた風はぱったり凪となることもある。
風など吹かないこともある。
櫂や櫓で地道に行くことも必要である。

これからの3週間、出来もしない大ぼらを吹くのは、やりもしない嘘をついて支持を集める(騙す)のは誰か?

ちゃんと見ておかないとね😊


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