「保証しませんよ!」というときこそチャレンジのときです!

2015年06月04日 | 日記
数年前の雑誌を読み返していたら、数学者:秋山仁さんのインタビュー記事がありました。

秋山さんって、中高生のころから数学の才能に秀でた神童だったのかと思っていましたが、そうではなかったのですね。ときどきひらめくように数学で一番を取ることもあったそうですが、決して優秀な成績ではなかったようです。

進学相談の際、数学者になりたいと言うと、先生は3分間絶句したあとこう言ったそうです。「5年10年して才能がないといってあきらめるのなら、今からやめたほうがいい。でも本気で生涯を数学に賭ける覚悟があるなら先生は反対しない」

秋山さんは数学者への道を進みますが、イバラの道だったと言います。今まで以上に失望・挫折・屈辱の連続。でも才能のない人間が、かけがえのない自分の道を得るには、努力しかない。屈辱をバネに努力を続けること、これこそ自分の才能だと自負している。

力強い言葉です。

成功した人の後日談、と言ってしまえばそれまでですが、「成功の保証などない」という点では、才能のある人もない人も同じです。成功したから言える、なのかもしれませんが、少なくとも保証のない時点であきらめなかったということです。

小さな小さなチャレンジさえもせず、あきらめることで傷つかないようにしている人。ちょっとしたことで(もちろん本人にとっては地球が引っくり返るような大問題ですよ)なにもかも見限ってしまう人。
そんな人が多いな…と思っていたので、それはもったいないことだということを言いたかったのです
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