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ハクチョウ北へその北は?

2022-03-27 08:40:19 | 旅行
雪国猪苗代湖の北岸で冬を過ごした白鳥の北帰行が続いている。
猪苗代湖の自然を守る会のk氏は飛来した白鳥の観察を続け、今年は寒い日が多く昨年より10日遅いという。
23日から始まった北帰行は3月末迄続く見込みで約3000羽の白鳥が順次飛び立っていく。24日福島民報より。

しかし、その目指す北は今戦争をしている。
中国の故事名言に「戦いで勝は易く、守りで勝は難し」「仁者は人を愛す、人を愛するがゆえに、人のこれを害するを憎む」等。
古来戦争は大義名分をもっている。醜悪な侵略戦争も、「悠久の平和のため」「自由防衛のため」等の名目がつく。
およそ戦争に、正義の戦争と不義の戦争の区別で、正当防衛が認められるように、仕掛けられた戦いを不義の戦いということはできない。
戦争はしょせん殺人の積み重ねである。武力を使わずに目的を達成できればこれにこしたことはない。が武力にまさる手段は少ない。
仁者は博愛主義に満ちた人格であり、どんな悪人をも暖かく包み込む人である。
このような仁者でも、相手が非道の君主であれば、こちらから仕掛ける。人を愛するからこそ、人を苦しめる者を憎むからである。
戦争は人の苦しみを取り除くことで、決して利益が目的ではない。
仁者は争わぬ者、聖者は人を殺さぬ者、しかし、政治の現実は対句で「義者は理に循う、理に循うがゆえに人のこれを乱るを憎む」のである。荀子より。


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