ブログ仙岩

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春の七草ハコベラの生き方

2014-01-25 09:53:47 | 日記
セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ これぞ七草と左大臣・四辻善成の歌であり、雑草を擬人化して語るトークを先日、0時台稲垣栄洋さんのお話を聞いた。

私も以前、娘たちが飼育していた小鳥に夕方畠のハコベを餌にやると翌朝死んでいた。今まで何ともないから、ハコベが原因と判断したがどうも納得がいかない。ハコベには小鳥を死なせるものが含まれているのか、うさぎなどは喜んでたべるし、春の七草(コハコベ)で食するのにどうしてと?

稲垣さんは雑草は踏みつぶされても生きる丈夫なハコベというイメージがあるが実際は弱い者という。
しかし、からからの乾燥の時期の太平洋側では土がふんわりしていても青く枯れずに生育している。どこに秘密があるのか、それは、一つ目は花の下に枝分かれして成長していくが有限である。次に、茎には下に向かって細かい毛が生えており、根本に水を送り乾燥地でも生育可能という。また、茎は軟らかいが、踏まれても折れない芯がある。花びらは10枚見えるが5枚で二つに根元近くで分かれている。花は上向きでも終わると下向きになり、他の花の受粉の手伝いをしたり、熟すと種に突起がついて土にもぐり、靴底にへばりついて遠くに運ばれて繁殖するという7つの不思議があるという。

また、ハコベには、低地のウシ、イト、エズなど、山間地ではサワ、シラオイなど、高地ではカンチヤマ、シコタンなど多数種あり、ハコベの名の付いていないものもあるというが、小鳥に害を与えるものがハコベに含まれているかは分からない。


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