ブログ仙岩

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世界一貧しい大統領を視て

2016-04-09 10:13:35 | 問題
昨夜、ウルグアイのムヒカ前大統領インタビューの放映を途中池上さんとの対話のころから見ての感想です。

若い時、幸福を求めて左派のゲリラ活動で逮捕、13年間も拷問の末、理科系自然の本と妻になる人との手紙で生き抜いた。2009年大統領に当選して、110万円の給料の9割を社会福祉基金へ、資産の80%を財団などへ寄付し、個人資産は18万円、今は郊外で農場生活をしている日本より温暖な環境のブラジルの南ウルグアイで。

宮根さんとのインタビューや池上さんとの対話から、貧乏人は無限の欲張り、発展は幸福を阻害する、家族や友と必要最小限を持ちもたらすことで布施の境地であると池上さん。宮根さんは、幸の文字は+-=-+と、これは発展と破壊、失望と希望のように、ゼロに等しく和となりムヒカ氏の自然に通ずると言いたかったのか。

物を買うのは金でなく、得た時間で買っている。日本人は時間が欲しいが一位に対して逆に、時間をどう使うかだと。人を幸せにするのは政治、政治家は金でなく名誉である。若者には、人は有限で生きるために働くのでなく、死ぬために生きると。

アランの幸福論から・・

074自分の仕事やキャリアのためなら、みんなかなり努力する。それなのに、たいていの人は自分の幸せのためには、家でなんの努力もしないのだ。幸せのために努力すること。

073プラトンのおとぎ話に、運命の入った袋から一つ選ぶとき、魂は自分が生きていたとき、お金が欲しかった人の魂はお金の入った袋んの運命を選ぶ。つまり自分が気に入った運命の袋を見つけて、忘却の水を飲んでから、再び人間として生きる・・。

002不安は飲み込まず、吐き出す、など。