青リンゴ観察日記

韓国漫画「世紀末青リンゴ学習塾」観察ブログです。
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第八十二話④

2023-03-31 | 第八十二話〜第八十四話

あれから約二日後、つまり月曜がやって来た。

 

ミエはカサブタになった上唇をめくって見る。

[16歳]

[かなり敏感なお年頃]

ミエは鏡の前で、唇をむにゅっとやってみた。

「ん」

「ちゅ・・」

・・・・・。

ミエは一際大きな声で母に「行ってきます!」と言った。

「あんた、今日成績表が出る日だからね?!もう調べはついてんのよ!

「わかってるよっ!!」

 

ミエはプリプリしながら学校へ行った。

まだかなり早い時間なのだが。

ドサッ

しん・・・・

[そして全てにイライラするお年頃]

[その中でもファンミエを一番苛立たせているのは・・]
 
チラッ
 
こんなに早い時間に登校するのには理由があった。
 
キム・チョルが原因ではなくて・・・
 
 
 
 
主な理由はこっちだ。
 
 
 
ミエは自分とペアで週番を言いつけられた相手の机を見た。
 
来ている様子はない。
 
 
ギリッ・・
 
 
ドカッ!
 
「クソーーッ!」
 
 
ミエはイライラしながらも、言いつけ通り当番の仕事を始めた。
 
シャーッ
 
 
 
ミエが一通りの掃除を終えると、皆の登校時間になった。
 
クラスメイトが続々とクラスに入ってくる。
 
 
ガコッ
 
 
ミエはゴミ箱の中身をビニールに入れ、焼却場へと走った。
 
 
イライラしながら。
 
 
ふと、駐輪場の向こうに見覚えのある姿が見えた。
 
 
大あくびをしながら歩くその男こそ、もう一人の週番、ソ・ジス!
 
 
ダダダダダ!!
 
「ちょっと!!早く来てって私言ったよね?!あんたと私が今週の週番なんだってば!!
 
私一人で掃除したんだけど?!」
 
「あ・・」
 
 
凄い剣幕で捲し立てるミエに、ソ・ジスはあっけらかんとこう言った。
 
「そっか。うっかりしてた。ごめん」「はぁ?!」
 
 
ミエは怒りにフツフツと沸きながら、眠そうなソ・ジスの真似をする。
 
「あ〜もっかぁ〜むっかりしてたぁ〜もめん〜」
 
 
「え・・」
 
「こう言えば解決ってわけ?!今日の残りの作業はあんたが全部・・」
 
 
 
すると、視界の端にチョルの姿が映った。
 
ミエはゴミ袋をソ・ジスに渡す。
 
 
「あ・・うん・・」
 
 
ソ・ジスがそう口にした時には、ミエはもうチョルの方へ走り去っていた。
 
ミエはキム・チョルに、一言言ってやらないとおさまらないのだ———・・!
 

 
第八十二話④でした。
 
あ〜絶対忘れてると思ってたよ・・
 
チートラの雪ちゃんのグルワの時もありましたが、ペアやグループの時に自分が損するパターン・・。
 
ミエはハッキリ言えていいな〜と思います。
雪ちゃんや淳だったら「自分がやればいいや」と我慢しちゃうんだろうな〜・・
 
 
 
第八十二話⑤に続きます