青リンゴ観察日記

韓国漫画「世紀末青リンゴ学習塾」観察ブログです。
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第八十話③

2023-03-05 | 第七十九話〜第八十一話

「大人しく観てろよ

チョルに体を近づけすぎて怒られたミエ。

けれどさっきのは”自然”さが足りなかったのかもしれない、とミエは思っていた。

自然・・自然に・・

ミエにとっての”自然”は、父親と一緒にソファに座っている時の自分だ。

父のお腹に足を乗せ、ダラダラと自然にふるまっている時の自分・・・。

映画は緊迫感のある場面だったが、ミエもある意味正念場だ。

ミエは”自然”を意識的に、チョルに対して行った。

ドスッ

「あー足だるー」

これを受けてチョルがどういう風に出るか。

結果は・・・

 

 

 

「大人しく観てろって!」

「さっきから何なんだよマジで!」

どうやら、足を乗せるのは違ったらしかった。

では肩を組むのではどうだろう?

自然に・・

「だからってそんな押しのけなくてもさぁ・・肩痛ぁ・・

そう言いながら、ミエはできるだけ”自然”にチョルの肩に手を伸ばした。

しかし如何せん、腕の長さが足りなかった・・。

ペトッ

チョル、大爆発

「おいっ!!!」

 

「ひっ」「お前もう帰れよ!」

「いっいやいやっ!観ます!観ますとも!
 

[すみません、自然ってのがどうも・・]

自然に振る舞うのも失敗したミエ。

それ以上どうすれば良いのかなんて、チヘ先生は教えてくれなかったのであった・・。

 

<自然とはなんぞや>

チョルのブチ切れは続いていた。

「お前これが最後の忠告だぞ!」

「またふざけたらマジで出てってもらうからな?!」

「うわわわ分かった!分かったってばぁ!」

「自分が観たいって言っといて・・」「ひーん・・」

チョルに押された頭を押さえながら、ようやくミエが大人しく座った。

チョルはまだ怖い顔をしていたが、

やがて通常の表情に戻り、それきり画面に集中している。

 

ミエはユンヒ達の言葉をもう一度反芻した。

「私は100%確信してるから!

キム・チョルは絶対にあんたのことが好きだって!」

そう言われて、それを確かめるためにチヘ先生の教えにも従ったのに、

全然結果が出なかった。

ミエはため息をつきながら、心の中でユンヒ達に毒付いた。

ほらね、んなわけないじゃん。あんたたちぶっ飛ばす!!
 
無駄に怒らせちゃったし怒られちゃったし・・

 

 

ミエはなんだか自分が馬鹿になったような、嫌な気分だった。

マイナスな考えがぐるぐる回る。

 

ていうかなんでわざわざ確認してみてんだろ、私も。
 
チョルはいつもイライラして女の子達遠ざけてるけど、一体誰が好きなんだろう?
 
そんで、万が一私のことが好きだったとしても、その次はどうすればいいの?
 
からかうの?それとも・・

ミエは「チョルが自分を好きかどうか」を確認することだけに気を取られて、

その先を全く考えてなかったことに気がついた。

もし本当にそうだとしたら、一体自分はどう振る舞うべきなんだろう・・・・?

 

 


第八十話③でした。

 

ミエ!足なんて乗せて!さらに積極的ー!

と思いましたが、お父さんを参考にしてたんかい

ファン家は仲が良くて癒されます

 

第八十話④に続きます