青リンゴ観察日記

韓国漫画「世紀末青リンゴ学習塾」観察ブログです。
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第五十四話②

2022-03-22 | 第五十二話〜第五十四話

ファン・ミエとモ・ジンソプは、依然としてピアスを探して街を歩いていた。

「こっち見てみよ」

そして二人にバレないように、後ろからついて行くキム・チョル。

ミエは違和感を感じてはいたものの、確証が掴めずにいた。

後ろを気にしつつ、目の前にあるピアスのことをモ・ジンソプに聞く。

「これはどう?この下にあるやつっぽくない?」「違う」

「それじゃこっちは?」「うーん違うね」

「ん?あれ似てるっぽい」「ほんと?!」

ミエが小走りで駆け寄ると、それに合わせてチョルも走った。

通行人に肩が触れ、謝りながらチョルは二人を追っかける。

「あー違うわ。見間違え〜

いい加減イラついてきたミエが、モ・ジンソプに聞いた。

「・・ねぇ、ちゃんと探してるよね?メンズものって種類あんまないけど・・

「もちろんだよ〜」

ガサッ

すると背後で、はっきりとした気配がした。

バッ!

しかし、誰もいない・・。

姿が見えないのに、確かに気配がする。ミエは若干背筋を凍らせて呟く。

「もしや・・ここで誰か死んだんじゃ・・」「何言うのいきなり」
 

「あっちにもっとお店あるよ」「どれどれ?」

気を取り直して、二人は再び店を見に行った。

気づかれぬよう、静かに見張るキム・チョル・・。

(その姿はやはり不審らしく、通行人は皆ギョッとして振り返って行く・・)

 

「ここは?!」「ないなー」

「それじゃこっちは?」「うーん・・ないね」

「それじゃこっち!こっちはどうだ!」「全然違うよ。これピアスじゃないし」

「それじゃこっちは!?これは!?もー!もうワケわかんなくなってきた!」

「もう街一周したよ〜?!疲れた!足痛い〜!」

「そっか〜」
 
 
泣き叫ぶミエの後ろで、モジンソプは(あーめっちゃ楽しい)と喜んでいた。
 
ニヤニヤが止まらない。
 
胸がスッキリするこの気持ちは一体・・?

「もう無理ー!」「じゃあ一緒に何か食べながら休もう?」

モ・ジンソプはミエを起こしながら、

(こういう疲れたときに合わせて・・)と今までの鞭に対する飴を差し出す。

しかし次の瞬間、再び後ろで気配がした。

パッ

と、同時に振り返るミエ!

バッ

チーン・・

「あーもう一体なんなの?!何?!なに?!なんか本当に怖いんだけど!」

「いや君のせいで俺も怖いよ」
 

挙動不審なミエに引いていたモ・ジンソプだが、ふと気がつくとあの店の前まで戻ってきていた。

モ・ジンソプだけが知っている、二人が探しているピアスがある店だ。

その店に気がついたミエ、そしてジンソプ。

すぐさまミエは走り出した。

「ちょっと行ってくる!」「あ・・待っ・・!」

さてミエはそのピアスを見つけることは出来るのか?!

そしてモ・ジンソプは、それを阻止することが出来るのか・・?!

 


第五十四話②でした。

 

二人の攻防・・w

モジンソプに踊らされるミエちゃん、お疲れ様です・・

そしてチョル、大きな体で尾行大変そうです・・こっちも頑張れ!!

 

第五十四話③に続きます